何か難しそうな略語 EBM
EBMとは Evidence-Based Medicine の略語です。
日本語に訳すと 証拠に基ずいた医療 となります。
分かりやすく言うと
ある病気に対して治療を行う場合、その治療法はその適応および効果が認められていることを科学的に立証しておかなければならない。
いわゆる 治験で十分効果が得られたら、他の患者さんにも使ってもいいでうよ
と言うことです。
すみません 「治験」という変な言葉を使ってしまいました。
医薬品や医療機器を製造して販売するには 薬事法上の承認(お上の許可のことです)を得るために ボランティアの患者さんに一的期間その病気に効果がある医薬品や医慮機器を用いた治療 すなわち臨床試験を行う必要があります。
これが治験です。
その結果の善し悪しで 申請したりしなかたりします。
申請し承認が得られれば 一般の患者さんの治療の用いられます。
これが 証拠に基ずいた医療 Evidence-Based Medicineとなります。
では、美容外科は
美しい 美人 綺麗 かわいい 醜い かわいくない
など 極めて個人的な感情あるいは精神的苦痛を扱うために、先程のEBMに基づく治療として成り立たないことがあります。
たとえば シワのに対する光治療器
この患者さんは大変満足された こちらの患者さんは全く満足されなかった
などなど
患者さんの満足度に焦点が当てられます。
したがって 、その結果をEvidence-Based Medicine に基づいているのか??
聞かれると返答に困ることがあります。でも、患者さんは良かったと言っていますので???!!!
ある学会で私が発表した治療法にたいして 有名な教授が「それにEBMがありますか?}と質問されました。
アンケート調査では十分に良い結果が出ているのですが、アンケートに科学的根拠があるのか??と言うことです。
さすがに 答えにこまった経験があります。
おわかりのように、美容外科治療の結果が あくまでの患者さんの満足度 これがすべてです。
Evidence-Based Medicine そんなの関係ない!!!!! と時々思っています。