原稿の依頼が来ました。


2011-02-01 19:14:52

時々、雑誌の原稿依頼がきます。

それも忙しい時に   でも、ありがたいのですが。

実際の治療を知ってもらえるとても良い機会と思っています。

昨年の秋に来た「シミ」についての原稿依頼です。

まだ、冬の季節 1年では秋が一番治療される方が多いのですが、

本当は、寒い時期にされて、夏の対策をされるのが良いですが?!

健康そうに見える日焼けした肌の時代は終わりました。

紫外線は老化の原因です。

年を取るにつれてシミやしわが生じ、また次第に肌のハリと潤いが失われていきます。これは通常老化と言われ、これまでは当然のことと考えられていました。しかし、最近は光老化と言う考えが生まれました。

光老化とは、紫外線が皮膚細胞にダメージをあたえる事で老化が進行するという考えです。実は老化の80%がこの光老化で、自然の老化はわずか20%であると言われ、明確に区別して考えられるようになりました。

さて、私たちが受けている日光は、暑いと感じる赤外線・まぶしいと感じる可視光線と紫外線からなっています。このうち紫外線はほかの光と異なり、暑くもまぶしくもないために光を浴びていることに気づきません。そのため気づかないうちにたくさんの紫外線を浴びています。

この紫外線は、A波・B波・C波の3つに分けられ、それぞれ肌に及ぼす影響が異なります。

紫外線A波は肌の奥深くまで届き、肌のコラーゲン線維を切ったり、分解する酵素を活発にしたりして、シワやたるみを引き起こします。また、A波は雲や窓ガラスを通り抜けるので、晴れた日以外でも、室内でも肌に影響を与えます。

紫外線B波は波長が短く、炎症や日焼けなどを引き起こします。また、わずか数分浴びただけでも肌表面の細胞を傷つけメラニン生成が盛んとなり、将来的にはシミの原因となります。

紫外線C波はA波やB波より非常に強力で有害ですが、そのほとんどがオゾン層で吸収され現在のところは問題にはなっていません。しかし、今後フロンガスによるオゾン層の破壊が進むと、紫外線C波の量は増え、その影響は深刻な問題となっていくと言われています。

シミの原因であるメラニンは悪者ではありません

シミの原因であるメラニンは一般には悪者のように言われていますが、とても重要は働きをしています。

紫外線を浴びた皮膚にはメラニンが生成されますが、このメラニンはその後の紫外線を吸収することで、紫外線が皮膚の奥へ入らないようにする言わば「黒いカーテン」のような役割をしています。このカーテンにより紫外線から肌のダメージを守ってくれます。

通常、このメラニンは、肌のターンオーバーによって角質細胞と一緒にはがれ落ち、次第に肌の色も元に戻りますが、長期間、多量の紫外線を浴び続けると、肌が元の状態に戻らず、これが「シミ」となって残ります。

皮膚に現れる光老化の症状としては、

1)ざらざらとした皮膚

2)くすみ

3)シミ

4)しわ

5)たるみ

6)赤ら顔

7)毛穴の開き

8)日光角化症

などがあり、時に黒色腫といわれる皮膚癌を引き起こす場合もあります。

光老化は予防出来ます。

老化の80%が光老化であることを考えると、老化の80%は予防できる事になります。予防としては、紫外線からお肌を守る事です。しかし、正確に紫外線対策が行なわれているわけではありません。

強い日差しを避けるために日傘をさしたり、帽子をかぶって外出することは重要です。しかし、上からの紫外線は効果的にカットできますが、地面に当たって反射する紫外線は充分には防御出来ません。そこで日光を直接身体に浴びない服装が重要となります。木綿、ポリエステルなどの線維密度が細かい素材の長袖シャツは、紫外線カットの目的に適しています。また、色の濃いシャツの方が、色の薄いシャツよりもより効果的に紫外線をカットしますが、紫外線を吸収してくれる反面、温度があがり暑く感じます。

また、日焼け止めも重要です。日焼け止めには「SPF値」と「PA値」と書かれています。「SPF値」とは紫外線Bをカットする力を示し、2~50までの数値で示されています。何も塗らないで紫外線にあった場合に赤くなってひりひりする状態が始まる時間を何倍に延ばすことができるかという値で、「SPF2」とは約2倍に伸ばすことができるという意味です。また、「PA値」とは紫外線A波をカットする力を示します。+(やや効果あり) ++(効果あり) +++(非常に効果あり)と示されています。

このように日焼け止めには「SPF値」と「PA値」を使用する目的に合わせ選ばなければなりませんが、当然迷ってしまいます。参考として

散歩・買い物程度では「SPF10~20」と「PA+」

屋外での軽いスポーツなどでは「SPF20~30」と「PA++」

炎天下でおスポーツ、レジャーなのでは「SPF30~」と「PA+++」

といわれています。しかしUVカットの数値は皮膚1cmあたり2mgの量を塗って測定した場合の値ですが、実際に普段使用する量は少ないといわれていますので、日焼け止め効果が100%発揮されているわけではありません。表示されている数値にかかわらず、2~時間ごとに厚く塗り直すのが一番効果的です。

Q&A

1)「先週海水浴に行ったのでシミなった。ほんと?うそ?」

生まれてから現在までに浴びてきた紫外線の量がシミとなって現れます。急に紫外線に浴びたから突然シミができるわけではありません。

10代までに一生の6割の紫外線を浴びるといわれています。昔は流行った夏休みの「クロンボ大会」は光老化促進大会みたいなものでした。

一方、子供のころから紫外線対策を行なっていると、何時までもきれいな肌で過ごせます。ちなみに、紫外線の強い南半球のオーストラリアでは、小さいときから日焼け止めクリームと帽子は義務づけられています。

2)「骨が弱くなるので少しは日に当たらなければならないのでしょうか?」

紫外線によりビタミンDが活性化されて、これが骨を作るときに必要されることは事実です。しかし、それは日照時間の短い地方での話で、日本では外出するたびに少しですが紫外線を浴び、そのわずかな紫外線でビタミンDは活性化されます。したがって多くの紫外線を浴びる必要はありません。

3)「曇りの日にも日焼けするのですか?」

紫外線は雲を通り抜けるので、曇りの日でも日焼きすることがあります。また

紫外線は赤外線や可視光線の光と異なり、暑くもまぶしくもないために浴びていることに気が付かず、多くの量を浴びせしまいます。曇りの日にも紫外線対策をお忘れなく。

4)「部屋の中では大丈夫ですか?」

紫外線の6分の1はガラスを通って部屋の中にも入ってきます。したがって、部屋の中にいるからといって日焼けしないわけではありません。また自動車や電車のどの乗りものに乗っていても紫外線の影響は受けています。

5)「ビタミンCを取ってシミが薄くなりますか。」

「ビタミンCを毎日摂っているのにしみが薄くならない」とよく言われます。ビタミンCはシミができるのに必要な「チロシナーゼ酵素」を抑制することでシミを薄くすると言われています。しかし、口から摂ったビタミンCは全身のいたるところで必要とされるため、皮膚に到達されるころにはかなり少なくなり、シミを薄くするほどの量ではなくなっています。それならば多量のビタミンCを摂取すればよいのではと思われますが、ある一定量以上は全く吸収されずそのまま排泄されています。

しかし、ビタミンCを摂る効果はあります。ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線に対する抵抗力をつけるのに役立ちます。紫外線により発生した活性酸素を取り除き皮膚を守ってくれる働きがあります。

つまり、ビタミンCはすでに出来てしまったシミにはあまり効果はありませんが、予防的には効果があります。紫外線に当たる機会が多い時期には積極的摂取するとシミの予防に効果があります

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