二重の手術を考えている方はアイプチやめた方が良いです。


毎朝アイプチに時間をかけていませんか。しかし、アイプチは長年使用していると瞼の皮膚に炎症や、色素沈着がおきまた、しわも多くなります。
実際に手術するときに、綺麗な二重ができにくくなる場合があります。

二重まぶた手術は毎朝の面倒なアイプチから解放され、皮膚のトラブル(炎症)で悩まなくてよくなります。

二重まぶたの手術は、美容外科で最も多い手術で、一見簡単そうに思われていますが、繊細に調整などしなくてはならず、感覚的に経験が必要となるため難しい手術だと言えます。

インターネットのホームページには、簡単、クイック、腫れないなどと書かれているために、入学や就職直前に受けられる方も多いです。しかし、実際は手術後の腫れや左右差などが生じます。
「腫れない手術法」とうたったホームページもありますが、まぶたは本来腫れやすい部分ですので、絶対に腫れないという保証はありません。

大切はイベントがある方は、十分な時間的な余裕を持って受けられてください。

1.日本人の61%は一重まぶたです。

まぶたには一重まぶたと二重まぶたとがありますが、その割合は人種により異なります。日本人のまぶたは60%が一重で、欧米人に比べて目が出て脂肪が多いため、全体的に厚っぽくみえます。そのため「ねむたそうな目」とか「細い目」などと言われています。
一方、欧米人はほとんどが二重まぶたで、それも幅が広く切れ込みが深くぱっちりしているため、一重まぶたの多い日本人にはとても魅力的です。

2.二重まぶたには遺伝性があります

二重まぶたには遺伝性があり、両親のどちらかが二重まぶたであれば、やがて二重まぶたに変わる確率は高いと言われています。しかし実際はその遺伝子が働きだすまでにはかなりの時間がかかりますので、自然に二重になるのを待てない方は、手術を受けることになります。

3.二重まぶたの幅と形

日本人の二重まぶたの幅は、まつげのところから5~8mmといわれ、手術の時もこれを基準に考えられています。しかし、これはあくまでも平均ですので、8mm以上でも問題ありませんが、極端に広い二重まぶたは見た目が眠たそうに見え、さらに機械的眼瞼下垂(まぶたが上がりにくくなること)を生じることもありますので、あまりお薦めは出来ません。

まぶたの形としては、末広がり型と並行型とがあります。末広がり型はすっきりとして自然な形、平行型は幅広い二重となります。

4.手術を受けるための3つの心がまえ

4-1.二重まぶたを希望する理由をしっかり持ってください。

毎朝の面倒くさいアイプチから解放されたい
目を大きく見せることで綺麗にみられたい
ご自分の顔を好きなり、自信をもちたい
など、自分にとってしっかりとした目的をもって手術を受けられてください。


4-2.友人からの意見は考えないでください。

手術を受けられた方の中には、本人はその結果に満足されたのに、しばらくして元に戻してほしいと受診されることがあります。
理由は友人に「なぜ手術を受けたのか、前の一重まぶたの方が良かった」と否定的なことを言われ、そのことが悩みとなり元に戻したくなったそうです。

二重手術は自分のために受けるのであって、決して友達のために受けるのではないことを十分に認識してください。


4-3.手術を受けたことに自信を持ってください。

手術を受けたことに自信を持ってください。
毎日、鏡を見るのが楽しくなったと言っていただきたいと思います。
お化粧やおしゃれを楽しんでください。

5.オリジナル法,クイック法の表現にはこだわらないでください。

オリジナル法やクイック法の表現にこだわらないでください。
雑誌の広告やホームページではオリジナル法とかクイック法とかの言葉が目に付きます。

現在行なわれている二重まぶたの手術法は、数人の有名な美容外科医の先生方が考えだされた方法をそのまま行なっているか、多少変更して行なわれている場合がほとんどです。

これらの手術法は専門書や医学雑誌に詳しく記載されていて、それを参考にして行われています。

私自身もこれらの手術を参考にして、患者さんの目の形に合わせて少しずつ工夫をしながら現在に至っています。

また、クイック法という言葉もよく目にします。
当然、早いと言う意味ですが、「早い=手術が上手」という意味にも捉えられます。
患者さんとしては早く手術を終わってもらいたという気持は分かりますが、それが手術結果に比例するわけではありません。

私の場合は、手術室に入ってからしばらくは二重まぶたのデザインに時間をかけます。
このデザインが手術の結果の50%決定します。
また、手術直後には患者さんと一緒に確認して、左右差が目立つ場合はその場でやり直しをする事もあります。

私はこれらの手順を丁寧に納得いくまで行っています。

オリジナル法やクイック法はとても魅力的な言葉ですが、手術は結果が全てであることは忘れないでください。

6.診察は患者さんと医師が信頼関係を築き上げるためのスタートです。

具体的な診察の流れをお話します。

6-1.患者さんのご希望を聞きます。この時、ご自分の希望をはっきりと伝えていただきます。
これが手術の結果を一番左右します。

どのような形の二重まぶたを希望されているか?
どれほどの変化を望まれているか?
どれぐらいの期間仕事を休めるか?
人に会わないでいられるか?

アイプチやアイテープの使用の有無と使用期間は?

注:アイプチを長年使用している方の中には、まぶたの皮膚に炎症が起きていて、手術に支障が生じる場合があります。手術を受けられる時は、2~3日前からは使用しないでください


6-2.ご希望の二重まぶたを鏡で見ていただきながらシミュレーションしていきます。

ご希望の二重まぶたを鏡で見ていただきながら専用の器具を用いてシミュレーションしていきます。この時、ご納得頂いたらそのラインで手術を計画します。


6-3.手術は診察当日には行いません。

手術は診察当日には行っておりません。
当日に十分な説明もなくすぐに手術を行うクリニックもありますが、1回の診察では十分に自分の希望を伝えられない方や、私の説明にも納得できない事があるからです。
手術ですので、いくら考えても考えすぎる事はありません。
少しでも疑問やわからない事があれば、当日手術を勧められても断り、しばらく考えてみることが必要です。

7.一番行われている埋没法による二重手術

一重まぶたを二重まぶたにする手術は重瞼術(じゅうけんじゅつ)といわれます。
その代表的な手術方法が「埋没法」です。

埋没法 

もっとも多く行なわれている方法です。医療用の糸でまぶたの皮膚と瞼板といわれる硬い組織を留めて、目を開いたときヒダができることで二重まぶたを作る方法です。この方法は糸で留めるという単純なものなので、切開法のようにまぶたにダメージを与えることなく、手術後の修正も比較的容易に出来ます。
しかし、糸で留めるだけなのでどうしても、糸が緩むことがあり、朝起きたら二重の幅が浅くなっている場合があります。
一般的な止め方としては、1点止め、2点止め、3点止めと糸の数を増やしていく方法ですが、単純に止めるだけですので、糸が外れる可能性が高くなります。


一般的に行われている3点止め法

当クリニックで行っている手術方法

当クリニックでは2本の糸を用いて下図のように四角の形に糸を通した埋没法を行っています。
この方法は、1点止めや2点止めといった単純な固定法より緩みにくく強固な固定が得られます。

手術手順

表面麻酔の目薬を点眼した後、まぶたの裏側の結膜と表側の皮膚に局所麻酔を行います。局所麻酔は針を刺さなければなりませんので、多少の痛みはありますが、これで手術中の痛みは無くなります。
広告ではよく無痛手術の言葉が見られますが、これは、手術中は全く痛くないということだと思われてください。

予定して二重線上の3点に1mmほどの切開を加えます。二重用の糸を2本用いて 下図のように糸を通して結紮します。その後、患者さんに一度座っていただき、二重の形を確認します。この時左右差がある場合はその場で修正します。

図:
当クリニックで行っている2本の糸を用いた固定法

手術後は30分ほどまぶたを冷やします。また、まぶたの裏側がごろごろしますが、目薬を点眼することで3〜4時間程でおさまります。

8.手術後のアフターケアー

手術後の腫れが気になる方はサングラスをお持ち下さい。自宅でもしばらく冷やされることをお薦めします。
洗顔は当日より、化粧は翌日より可能です。1週間後に一度診察に来ていただきますが、腫れの状態や幅の確認のためばかりでなく、周囲の人からの発言で悩んでいないかもお聞きしています。

9.術後の問題点

二重まぶたの手術はいくら簡単、クイックと言われても、手術には変わりはありませんので、問題もいくつかあります。これらの全てが起こるわけではありませんが、知っているかいないかで、対応の方法が違ってきます。

9-1.まぶたの腫れにつて

 まぶたは泣いただけでも腫れる箇所ですので、手術を受ければ当然腫れます。また、麻酔薬を注射したり針で糸を通すことで、皮下の血管を損傷して内出血を起こす場合もあります。腫れの程度は、翌朝が一番強くなります。これは寝ている間に目のポンプ作用が少なくなり、それが腫れを強くするためです。腫れの程度は個人差がかなりあり、3~4日で気にならなくなる方や、2週間悩まれた方もおられます。
よく手術翌日から出勤やデートができるという広告もありますが、目が腫れても仕事はできますし、人には会えるという意味です。腫れが完全に無くなるまでには1か月程かかりますが、気になるのは1週間程ですので、何か御予定がありましたら、その場合は余裕をもって行動されると良いかと思います。

9-2.二重の線の消失、ゆるみ

毎日数千回のまばたきや擦ったりする刺激によって糸がはずれ、二重の線が消失することがあります。1か月で起きる方もいらっしゃいますし、一度も起こってない方もいらっしゃいます。また、コンタクトレンズを使用している方はその消失率が高いと言われています。残念ながら、手術の性格上避けられません

9-3.二重の幅の変化

 手術3か月ほどで、最初のころの幅が狭くなってきます。これは二重の線が皮膚に馴染み緩んだためです。したがって、希望されるよりやや広めの幅をお薦めしています。また、年齢とともに皮膚のたるみが伴い、まぶたの幅や形が変化してきますので、いつまでも最初の形を保つことはできません。
二重の幅の左右差 目の形は、多少左右差があります。手術はこの左右差のあるまぶたを基にして行なわれますので、出来上がった二重にもその差があらわれてきます。しかし、生まれつき二重の方も多少の左右差があり、これが自然さを出していますので、無理やり左右同じにすることはかえって不自然となります。

9-4.縫合糸の露出、アレルギーにつて

縫合糸にアレルギー反応を起こしてまぶたの縫合部がしこりのように膨らんできたり、糸が露出してくる場合があります。腫れてる場合は薬や処置でおさまりますが、糸が露出した時は抜糸します。
当クリニックの埋没法は2本の糸を組み合わせて行っていますので1本の糸を取り除いても二重の形に変化は起こりにくいです。

11.二重まぶたの手術を行う医師とは

現在は、二重まぶたの手術は、外科医であれば誰でもできるように思われがちですが、実際はかなりの経験とセンスが必要です。予定通りの結果になれば問題はないのですが、一旦問題が生じるとその修正には形成外科の技術が必要となります。
二重瞼の治療を希望される場合は 担当医師が形成外科専門医であるかを確かめることも必要です。

12.当クリニック治療の特徴と治療費

✅経験豊富な形成外科専門医が行います。
✅カウンセリング、手術同じ医師が行います。
✅じっくり時間をかけ納得していただいてから手術を行います。
✅料金片方/66,000円 両目/110,000円(税込み)
✅未成年の方は保護者の承諾書が必要です。

13.まとめ

アイプチは長年使用すると瞼の皮膚に炎症が生じ色素沈着やしわが起きてきます。

二重まぶた手術は毎朝の面倒くさいアイプチから解放してくれます。

二重まぶたの手術は、美容外科で最も多い手術ですが、一見簡単そうに思われますが、難しくかなりの経験が必要です。

当クリニックでは二重手術に経験豊富なを形成外科専門医による治療を行っています。

 


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眼瞼下垂治療
*クリニック院内
保険が適応できるものはできるだけ保険で治療を行います((形成外科・皮膚科)。
保険であっても、美容(見た目)を配慮した治療を行います。
形成外科医としてケガ、傷あと、まぶたのトラブル(眼瞼下垂・逆さまつ毛)、皮膚腫瘍の治療は専門的治療を行っています。
また、子供の外見的な形態異常、ケガ、傷あとの治療には特に力を入れています。
当院の診療には保険診療と自由診療がございます。美容治療はすべて自由診療となっております。

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