ブログBlog
気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
逆さまつげセルフチェック|自分で確認できる7つのポイントを形成外科専門医が解説
「まつげが目に当たって痛い。」
「目がゴロゴロして涙が止まらない。」
「何度まつげを抜いても、また同じ症状を繰り返す。」
このような症状があると、「逆さまつげかもしれない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
逆さまつげ(睫毛内反・眼瞼内反・睫毛乱生)は、まつげが眼球に当たることで角膜や結膜を刺激し、痛みや異物感、涙目、充血などを引き起こす病気です。
ただし、目がゴロゴロするからといって、すべてが逆さまつげとは限りません。ドライアイや結膜炎など、ほかの病気でも同じような症状が現れることがあります。
セルフチェックは受診を考える目安としてお考えください。
自分でできる逆さまつげセルフチェック
次の項目に当てはまるものはありますか。
1.まつげが目に当たっているように感じる
「まつげが刺さっている感じがする」「まばたきをするとチクチクする」という症状は、逆さまつげでよくみられます。
鏡で見ると、まつげが白目や黒目の方向へ向いていることがあります。
2.目がゴロゴロする
異物が入っていないのに、まばたきをするたびにゴロゴロする場合は、まつげが角膜に触れている可能性があります。
実際の診療でも、「砂が入ったような感じが続く」という相談をよく受けます。
3.涙が止まらない
まつげが角膜を刺激すると、目を守ろうとして涙が多く出ることがあります。
「風に当たると涙が出る」「外へ出ると涙が止まらない」という方は注意が必要です。
4.いつも同じ目だけ充血する
逆さまつげは片側だけに起こることもあります。
「左目だけいつも赤い」「同じ目ばかり充血する」という場合は、一度診察を受けることをおすすめします。
5.光がまぶしく感じる
角膜に傷がつくと、光をまぶしく感じることがあります。
以前より屋外や車の運転でまぶしさを感じるようになった場合は、角膜への影響が出ている可能性があります。
6.まつげを抜くと楽になるが、すぐに戻る
眼球に当たっているまつげを抜くと、一時的に痛みやゴロゴロ感が軽くなることがあります。
しかし、まつげは再び生えてくるため、根本的な治療にはなりません。
当院にも、「眼科で何度もまつげを抜いてもらっています」「自分で抜き続けています」という方が来院されます。まぶたの向きが原因であれば、まつげを抜くだけでは同じ症状を繰り返します。
7.症状を何か月も繰り返している
市販の目薬を使ったり、まつげを抜いたりしても改善と再発を繰り返す場合は、一度原因を調べることが大切です。
逆さまつげ以外の病気が隠れている可能性もあります。
当てはまる項目があったら
一つでも当てはまったからといって、逆さまつげと診断できるわけではありません。
反対に、項目が少なくても、角膜に傷がついていることがあります。
セルフチェックは、あくまでも受診の目安と考えてください。
放置するとどうなることがありますか
逆さまつげによる刺激が続くと、角膜に細かい傷ができることがあります。
その状態を放置すると、
・角膜びらん
・慢性結膜炎
・視力への影響
などにつながることがあります。
実際の診療でも、「何年もまつげを抜き続けていました」という患者さんが受診されることがあります。
症状が軽いうちは我慢してしまう方も少なくありませんが、繰り返す場合は一度原因を調べることをおすすめします。
セルフチェックだけで手術が必要とは決まりません
逆さまつげだからといって、必ず手術が必要になるわけではありません。
数本のまつげだけが当たっている場合は、抜去だけで様子を見ることもあります。
一方、まぶたの向きに原因があり、角膜への刺激を繰り返している場合には、手術による治療を検討した方がよいこともあります。
大切なのは、「逆さまつげ」という病名だけではなく、その方のまぶたや角膜の状態を正しく診断することです。
まとめ
「逆さまつげかもしれない」と思っていても、実際にはドライアイや結膜炎など別の病気のこともあります。
自己判断でまつげを抜き続けるのではなく、一度診察を受けて原因を確認することをおすすめします。





