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気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
「これって逆さまつげ?」と思ったら。まず自分でチェックしてみましょう
目がゴロゴロする、涙が止まらない、まつげが刺さるような感覚があ。
こうした症状が続くと「逆さまつげかもしれない」と不安になりますよね。
逆さまつげ(睫毛内反・眼瞼内反・睫毛乱生)は、まつげが本来とは逆方向に向いて生えることで、
角膜や結膜を刺激して不快感や痛みを引き起こす病気です。
ここでは、自宅でもできる逆さまつげセルフチェックをまとめました。
当てはまる項目が多いほど、逆さまつげの可能性が高くなります。
自分でできる逆さまつげセルフチェック
1. まつげが目に当たっているように感じる
「まつげが中に入っている気がする」「刺さる感じがする」という場合は、
まつげの向きが内側(眼球側)に傾いているサインです。
2. ゴロゴロ感や異物感が続く
まばたきをするたびにこすれる感じがあるのは典型的な症状です。
徐々に角膜が傷つき、痛みにつながることもあります。
3. 涙が勝手に出てくる
まつげが角膜に触れると、反射的に涙が増えます。
「涙が止まらない」「外に出ると涙があふれる」という方は要注意です。
4. 片目だけ充血しやすい
逆さまつげは片側だけ起きるケースも多く、
「いつも同じほうの目だけ赤い」という患者さんもよく見られます。
5. 光がまぶしく感じる(羞明)
角膜に負担がかかると光をまぶしく感じやすくなります。
外出時や運転時に不快感が強くなる方は注意が必要です。
6. 朝起きたときに特に症状が強い
寝ている間もまつげが角膜に触れているため、
朝に痛みやゴロゴロ感が強くなるケースが多くあります。
7. まつげを抜くと楽になるが、すぐに戻る
自己処理で「抜けば楽になる」人は少なくありませんが、
根本的にまぶたの向きが原因の場合は再発をくり返します。
受診をおすすめする目安
次のような場合は、一度眼科または形成外科で診察を受けたほうが安心です。
- ゴロゴロ感・涙目・充血が2週間以上続いている
- 片目だけいつも赤い、涙が多い
- 外出や運転がつらいほどまぶしい
- コンタクトが急に合わなくなった
- まつげを抜いてもすぐ戻り、症状をくり返す
放置すると角膜が傷ついてしまうことも
逆さまつげによる角膜への刺激が続くと、
- 角膜びらん(表面の傷)
- 慢性の結膜炎
- 視力の低下
につながることがあります。
特に高齢の方・コンタクト使用者・ドライアイのある方は負担が大きくなりやすいため、
早めの診察がおすすめです。
新潟で逆さまつげに悩んでいる方へ
やまもと形成外科クリニックでは、形成外科専門医がまぶたの状態を丁寧に確認し、
必要に応じて提携眼科と連携しながら治療を行っています。
「これって逆さまつげ?」と感じたら、
まずは一度まぶたとまつげの向きをチェックしてみて、
気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。




