耳の変形が軽度の場合は、生後1か月までは保存的治療で改善します。

耳は顔の側面に位置し動きがないために、その形は軽視される傾向にあります。
国により形に対する考えはいろいろですが、耳の変形は形成外科医が日常診療する先天性異常の中でも比較的頻度の高い疾患です。

耳の変形の種類

副 耳      

生まれた時から耳の前や頬にイボのように突起しているものです。さまざまな大きさのものがあります。

立ち耳        

耳が後方に倒れないで側方に張り出し、耳介の内側の張り出しがほとんどないものをいいます。
外国では立ち耳に対しては積極的に治療が行われています。

耳垂裂(じすいれつ) 

耳たぶが裂けている状態を言います。

スタール耳

耳介の上部外側がとがった状態の耳です。外国では悪魔の耳とよばれて嫌われています。

コップ耳

耳全体がコップのように丸まっている耳の形をいいます。

折れ耳          

立ち耳とは反対に耳が前に折れて、垂れ下がったものをいいます。
指で容易に起こすことができ、形はほとんどが正常です。

埋没耳          

耳の上半分が側頭部の皮膚に埋没した状態をいいます。
耳を手で引っ張れば耳全体が現れますが、手を離すと元の状態に戻ってしまいます。

小耳症       

耳がわずかに小さいものから、全く欠いているものまで、その程度は様々です。
時に聴力障害を伴う場合があります。

耳前瘻孔(じぜんろうこう)

耳の前の小さな穴が開いている状態を言います。
細菌で感染して痛みや化膿が出たり、臭い匂いが発生したりすることもあります。

治療方法

治療法

治療はテープや装具を用いて行う保存的方法と外科的方法とがあります。

立ち耳、折れ耳や埋没耳は生後1ヶ月以内に保存的治療を開始するとかなり改善します。

副耳、耳垂裂、小耳症は手術となります。
副耳や耳垂裂は切除したり縫い合わせたりするだけですが、小耳症は本人の肋骨の一部を用いて欠けている耳を作ります。

注意事項

  • 診察・検査・手術費用すべて健康保険の適応となります。
  • 乳幼児の場合は、乳幼児医療費助成適用になる事があります。

費用一覧

費用一覧

診療名 料金
耳の変形治療 要相談