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子供のけがと応急処置 健康保険適応です。

知っておきたい子供のけがと応急処置

子供のケガは親がどんなに、注意していてもなかなか防げるものではありません。

ほんの少しの不注意から大きな事故をまねき、取り返しのつかない場合があります。

そのような時に一番大切なことは、どのような応急処置をしたかということで、その後の経過や傷あとが大きく変わります。


形成外科専門医は子供ケガに対して適切な治療と長期の経過観察を行っています。


子供のケガで気になることがありましたら、お気軽に受診されてください。

子どものケガの具体的応急処置

子供のケガは親がどんなに、注意していてもなかなか防げるものではありません。

そのためにケガをした時の応急処置を覚えておいてください。

擦り傷の応急処置

土、砂や衣服の繊維などの異物がキズに残っていると、炎症により傷が化膿する原因となることがあります。そのため土や砂が残らないように水道水でよく洗います。

この時、皮膚組織を傷めるため消毒液は使用しなしでください。


また、砂などが残ると皮膚に黒い色がつくこともあります(外傷性刺青)

洗ったら、完全に水分を拭き取り市販されている「傷を乾かさない被覆材」などで覆います。

被覆材がない場合は、清潔なガーゼでも構いません。


また、ガーゼを交換する時に、ガーゼが傷に張り付いている場合は無理に剥がすと出血を起こすことがありますので、水道水を直接かけることで出血させることなくガーゼを取り除くことができます。

「ラップ湿潤療法」について

傷を「乾燥」させるよりは「湿潤」させる方が良いという考えに基づいた方法です。

自宅にある「サランラップ」などのラップを傷に巻き、傷から出る浸出液による傷を治す方法です。


簡単な方法ですが、傷の状態を考えずにやみくもに使い続けられる方が多く、

ラップの下に膿(うみ)が溜まり感染が起こり、かえって傷の治りが悪くなることがあります。

傷や傷あとの専門家である形成外科医としては「ラップ法」はあまりお勧めできません。

できるだけ形成外科での治療をお受けください。

切り傷の応急処置

切り傷の場合に最初にすることは、出血している場所を圧迫することです。

圧迫方法としては、傷の状態にもよりますが、身近にあるタオルやハンカチをそのままか、水で濡らして傷の上に置き、やや強く圧迫します。

ほとんどの場合は10分~15分で止まります。

それでも止まらない場合は、圧迫したまま医療機関を受診されてください。

特殊部位の対応

顔は傷が小さくても出血が多い部分で、また目や鼻や口などの大切は器官があります。

出血の対応は他の部位と同じように、身近にあるタオルやハンカチをそのままか、水で濡らしてから傷の上に置いて圧迫します。

しかし、まぶたの傷の場合 まぶたを強く圧迫過ぎると血圧が挙ることがあり、また、口の周りの場合は呼吸ができにくくなることもあります。

出血の部位を確認しながら圧迫を行ってください。

指先の出血も圧迫して止血します。しかし、なかなか止まらないこともあります。

このような時によく行われることは、指の根元をゴムや紐で強く縛って止血する方法です。

しかし、強く締めすぎると出血は止まりまが、指先に血液が行かなくなり先の組織に障害が生じることがあります。

先ずは、傷の部分だけをしっかり圧迫してください。それでも出血が止まらない場合は医療機関を受診されてください。

刺し傷の応急処置

消毒した針やピンセットで刺さった物を抜き、傷の周りを押し少量の血をだします。

水で傷をあたら後、清潔はガーゼなどで保護してください。

物が深く刺さってそれを取り除くと多量の出血の可能性がある場合は、無理には抜かずにそのままにして医療機関を受診されてください。

ガラスやさびた釘が深く刺さってしまった時

大きいガラスの破片の場合は抜かずにそのまま医療機関を受診してください。

細かいガラスの破片の場合、衣服や髪の毛についた破片はそっと払いのけ、

皮膚の破片はそのままにして医療機関を受診してください。


さびた釘は抜き、血を絞り出し水で洗った後清潔ばタオルやガーゼをあて医療機関を受診してください。

釘が抜けない場合は無理して抜かないでください。

傷口がジクジクして治らないときは、化膿してる可能性が高いので医療機関を受診してください。


医療機関で治療を受けられる場合は、次のことを把握しておいてください。



  1. いつ?

  2. どんな場所で?

  3. どのようにして?

  4. どのような物(ガラス・とげ・釘)が刺さっていたか?

  5. ひどい出血だったか?

動物や虫に咬まれた場合

傷口の場所を確かめて、清潔なタオルやガーゼなどで傷の上から圧迫してください。

皮膚がちぎれた場合は、水に濡らしたガーゼに包み、ビニール袋に入れ、これを氷水に浸して医療機関に持参してください。決して直接氷水には入れないでください。。

蜂、蛇、ムカデなどに咬まれた場合は、咬んだものを覚えておかれると治療がスムーズ行います。

ヤケド(熱傷)

ヤケドをしたら直ちに、水道水で冷します。

ただ顔をヤケドをした場合は、水につけた清潔なタオルで冷してください。

異常に痛がる、治りが悪い、水ぶくれが大きい場合は、医療機関を受診してください。


ヤケドをした時に洋服が皮膚にくっついてしまうことがありますが、無理に脱がしたりしないで、そのまま洋服の上から水をかけることが大切です。


水疱ができた場合は無理にはがしてしまわないでください。

むやみに剥がすと患部が乾燥し痛みが強くなったり、傷の治りが遅くなります。

針で水疱の中の水だけを出すのは問題ありません。


ヤケドをしたのに痛くない場合、ヤケドが深く知覚神経まで傷つけてしまったことになります。

この場合は要注意で、特に子供さんが痛がらなかったら注意してください。


民間療法の味噌・油・アロエ・灰等を塗るようなことは絶対にしないでください。かえってヤケドの傷を深め、醜く傷あとになることがあります。必ず専門医に診てもらいましょう。

1度熱傷(赤くなる程度のやけど)

日焼けと同じ状態で、赤くなってヒリヒリしますが、特に心配する必要なく自然に治ります。

しかし、全身の20%以上の範囲は重症ですので、濡らしたシーツなどで包むようにして医療機関を受診してください。

2度熱傷

2度熱傷では水ぶくれができます。大人の場合20%以上、子供は10%、例えば片足以上、片手以上、体、背中全体などになると重症で専門的な治療が必要です。

3度熱傷

3度熱傷は皮膚が白くなったり、黒こげなっている状態です。

早急に医療機関を受診してください。

低温やけど

低温やけどは、見た目以上に皮膚の深くまでやけどが進行している場合があるため、患部を冷やし医療機関を受診してください。

軽い凍傷

冷蔵庫に手を入れて、手が赤くなり軽い凍傷になった場合、最初は脇の下などに挟み暖めてください。その後、40度のお湯で暖めてください。

冷たい金属に指や舌がくっついてしまった場合は、あわてずぬるま湯をかけてください。

鼻血と頭部外傷

鼻 血

鼻血が出たら直ぐに詰め物をして、止血します。

半座位で、下を見て血を外に出すような体位をとることが必要です。

鼻をぶつけた場合に鼻血がたくさん出た場合は骨折の可能性があります。

鼻が曲がっていないかを確かめて、医療機関を受診されてください。


鼻血が出ると上を向き、首の後ろたたくと良いと言われますが、実際は上を向くことにより鼻血を飲み込んでしまうことがあります。

そのことで吐き気が起こり、かえって気分が悪くなってしまいます。鼻血の多くは、鼻の前方から出ることが多く、直ぐに詰め物をするという手段が有効です。

詰め物をはずすときにまた出血することがありますので、無理には外さず、容易に外れるまで詰め物を水で濡らしてから外してください。


鼻血が止まらなければ、耳鼻咽喉科を受診してください。

頭部外傷

転落や転倒などで頭を強く打つ事故がありますが、受傷直後は全く無症状でも、しばらくして障害が出てくることがあります。

特に頭蓋内出血を起こしている場合受傷直後は無症状です。


頭をひどく痛がる

顔色も青ざめ、ぐったりしている場合

意識がない

嘔吐・けいれんがある場合

耳や鼻から出血がある場合


上記のような症状の場合は必ず、CT検査などが出来る脳神経外科を有する専門医療機関を受診してください。