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老人性イボ・脂漏性角化症
老人性イボ・脂漏性角化症
老人性イボ (老人性疣贅(ゆうぜい))は脂漏性角化症を言われ、中年以降の顔・頭・体幹に出来る淡褐色〜黒色のもので、しみが徐々に隆起してイボ状になっている事が多く、時にかゆみを伴います。一見悪性に見えますが、良性腫瘍です。
ただ、黒くなると見た目が老けて見えますので、見た目からも治療をお勧めします。
老人性イボ 脂漏性角化症 の治療法には外科的切除と炭酸ガスレーザー治療とがあります。
外科的治療では傷跡が目立ちやすく、多数の場合は治療回数も多くなります。
炭酸ガスレーザー治療では傷跡も目立ちにく、一度にたくさん除去することができます。
頬にあるたくさんの 老人性いぼ ( 脂漏性角化症)
同じ脂漏性角化症でもイボの様な形があります。
注:一般に「イボ」と呼ばれるものは、尋常性疣贅と言われ、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の小さな傷から侵入して皮膚細胞に感染することで生じるものです。老人性イボ(脂漏性角化症)はウイルス感染によるものではありませんので、他の人に感染することはありません。
原因
皮膚の老化や紫外線が原因と言われています。
20代頃からみられることもありますが、40代以降で徐々に出現し増えていきます。
手足、顔、頭部など紫外線に曝される部分によく見られます。
また、時に前胸部や体幹にもみっれますが、この場合は紫外線だけでなく遺伝子変異や体質も関係していると言われています。
老人性イボ ・脂漏性角化症の悪性化
老人性イボ ・脂漏性角化症は徐々に黒く大きくなり、悪性腫瘍を心配されることがありますが、癌化はしないと言われています。
Leser-Trelat(レゼルトレラ)徴候
全身に急に老人性イボ(脂漏性角化症)が増え、かゆみを伴う時にあります。
消化器がんやリンパ腫などの悪性腫瘍の徴候である「Leser-Trelat徴候」の皮膚症状として現れることがあります。
詳しい検査が必要となります。
当院の 老人性イボ ・ 脂漏性角化症 治療の特徴
- 日本形成外科専門医で皮膚腫瘍外科指導医が診察・治療・ケアまで一貫して行います。
- ダーモスコープという拡大鏡を用いて腫瘍の状態を詳細に観察します。
表面の状態を観察して良性ないしは悪性の判断をすることができます。 - 極細の針を用いた痛みの少ない局所麻酔を行います。
- 手術後の傷あとを目立ちにくくするために、最新の炭酸ガスレーザーを用いて除去します。
- 傷あとのフォローを積極的に行っています。
- レーザー治療は健康保険外診療ですが、患者さんの負担がかからない明確で適正な価格で行っています。
老人性イボ・ 脂漏性角化症 に対する炭酸ガスレーザー治療
老人性イボ 脂漏性角化症は、ほくろなどの腫瘍を異なり、その底が皮膚の浅い層にあり深い層に浸潤していることはありません。
手術で取り除く場合は、正常組織を含めて皮膚全体を完全に取り除くため、傷跡が目立ちやすくなります。
一方、炭酸ガスレーザーは皮膚を浅く削ることができるて、皮膚浅い層にある老人性イボ 脂漏性角化症 の組織のみ取り除くことができ、傷跡も目立ちにくくなります。当院では、傷あとを最小限に抑えるために最新のハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザーによる治療を行なっております。
ハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザーとは、1台で「スキャナー機能」と「 ラクショナル機能」の2つの機能を併せ持つ炭酸ガスレーザーです。
スキャナー機能
ほくろの範囲・形状や深さを細かく設定できるため、ホクロ組織のみを正確かつ繊細に除去することができます。フ ラクショナル機能
炭酸ガスレーザー光(波長10,600nm)を様々な形状と深度で細かく点状照射する事ができ、ダウンタイムを抑え、効果的な治療を安全に行うことができます。従来の炭酸ガスレーザーの照射径は0.5mmの点での照射で、照射後の傷あとに凹凸が残るとことが有りました。本炭酸ガスレーザー機器では1-4mmの面での照射が可能となり、従来の機器より平坦でなりより目立ちにくい傷あとになります。
炭酸ガスレーザーとは
炭酸ガスレーザーは水分に吸収されると一瞬にして熱エネルギーに転換されるという性質があります。
このレーザーをホクロに照射すると、細胞に含まれる水分がレーザーのエネルギーを吸収し、蒸散(蒸発)作用を起こして一瞬でほくろ組織を除去します。また、周辺の血管も同時に焼かれるため、出血がほとんどみられません。
炭酸ガスレーザーは小さく浅いほくろ、隆起したほくろ、縫合が困難な部位(頭部・鼻部・眉毛部・瞼の縁など)にあるほくろに適している治療法です。
ハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザー治療時に拡大鏡を使用
治療の時には、拡大鏡を使用することによりほくろと正常皮膚との境界を明確にして、必要以上に正常皮膚を傷つけないようにしてレーザー照射を行います。
また、深部を確認して老人性イボ 脂漏性角化症 の細胞が残らないように注意深く照射していきます。
老人性イボ・ 脂漏性角化症 の部位別治療の特徴
老人性イボ・脂漏性角化症はその部位ごとに特徴があるため、それぞれにそれに合わせたレーザー照射方法を行います。
1)頬
頬などには、少し隆起した褐色~肌色の脂漏性角化症がよく出来ます。特に、褐色の場合は年齢以上に見られため、整容面を含めた治療を希望される方ら多いです。
治療はこれまで手術がメインでしたが、傷あとがかなり目立っていました。
脂漏性角化症は浅い病変ですので、傷あとを目立ちにくくできる炭酸ガスレーザー治療が尾薦めです。
2)頭髪内・眉毛内・コメカミ部・生え際
頭髪内の脂漏性角化症は、クシを入れたときには引っかかって傷付けることが多いため除去を希望される方が多いです。
この部分の脂漏性角化症を手術で取り除く場合は、生じた傷あとには毛は生えませんのである程度のハゲ(瘢痕性禿頭)になります。
炭酸ガスレーザー治療では、脂漏性角化症が組織の浅い層にあるため、毛根を残して取り除くことができるので、毛ガ生えてくる場合が多いです。
一時的に治療部位のケガ一旦焼けることがありますが、すぐに生えてきますし、レーザー治療後の赤みや色素沈着傷は頭髪で隠れるためも気になり難いです。
また、眉毛内・コメカミ部・生え際も治療後しばらくすると毛は生えてきます。
実際の治療では、手術と異なり剃毛の必要はなく、出血もほとんどなく、翌日より洗髪が可能です。
特に、高齢者の場合は、毛が薄くなっていると老人性イボ 脂漏性角化症 が目立つので、炭酸ガスレーザー治療をお薦めします。
3)眼瞼周囲
体幹部
通常、脂漏性角化症は老化に伴い、紫外線に暴露する顔面、頚部、前腕、手背(手の甲)などの露出部位にできやすいですが、若い方で腹部~両側胸部に多数できることもあります。
これらは老化に伴う脂漏性角化症とは異なり、体質と関係があると考えられています。
その中で、半年程度の短期間に急速にたくさんの脂漏性角化症ができる「Leser-Trelat(レッサ-トレラ)徴候」というのがあります。
これは内臓悪性腫瘍(特に消化器系悪性腫瘍)が原因で起きることがありますので検査が必要です。
ゆっくりと数が増えている場合は問題ありません。
4)大きい場合
老人性イボ・脂漏性角化症はたとえ大きくても、また発症から年々経っていても、細胞は皮膚の深くまで浸潤しているわけでありませんので、炭酸ガスレーザーの適応となります。
時に、大きい場合はある程度の深さまで削っても色素が残る場合はありますが、無理して深くまで削らなくても治療後数ヶ月で自然に吸収されることが多いです。
もし、6ヶ月経過しても消退しない場合は再照射を行うこともあります。
老人性イボ ・ 脂漏性角化症 の診療の流れ
予約
予約制ですので、まずはご予約ください。
外来診察
待合室にて問診表をお渡ししますのでお書きください。
予約制ですので、比較的他の患者さんと一緒になることは少ないです。
診察から説明が終わるまでは約15分です。
診察時にダーモスコープという拡大鏡を用い 老人性イボ 脂漏性角化症 の状態を詳細に観察し、レーザー治療か手術かを決めていきます。
レーザー治療の場合は当日の治療が可能です。
治療費の確認
レーザー治療の場合は保険診療外となりますので治療費について最終確認を行います。
このあとに追加で料金が発生することはありませんのでご安心ください。
治療
- 除去する 老人性イボ ・脂漏性角化症 を確認します。
- 局所麻酔
小さい場合は氷で冷やして除去しますが、大きい場合は極細の針を用いた局所麻酔を行って除去します。麻酔が効いてきたら、最新式のスキャナー機能付き炭酸ガスレーザーを照射して脂漏性角化症を除去します。
病理検査を希望される場合は、局所麻酔後に表層の一部を切除し病理検査に提出します。
照射直後
3.照射後には傷を治す軟膏を塗布して肌色のテープを貼ります。
テープを貼られるのを嫌われる方もおられますが、傷を守るためですので、1~2日はご使用ください。
4.レーザー照射後の痛みを心配される方は、治療直後に痛み止めをお勧めします。
再診
2週間後に診察の来られてください。傷の状態を確認します。
傷専用のクリームの使用を開始していただきます。
ご心配ごとがございましたらお尋ねください。
治療後の問題点
- 赤みや色素沈着:炭酸ガスレーザーの照射後しばらくは赤みや色素沈着が生じますが、2~4か月程で消失します。
その間は傷専用クリームをおすすめします。
色素沈着に美白剤を過度に使用される方がおられますが、かえって色素沈着が長引くことがありますので、保湿クリームと日焼け止めで対応されてください。 - 傷跡:傷跡が全くなくなる訳ではありませが、老申請イボ 脂漏性角化症 に比べてははるかに目立たなくなります。
また、顔は傷あとが目立ちにくい部分ですので、時間と共にこの傷あとも気にならなくなりますが、傷専用のクリームを使することでかなり目立ちにくくなります。 - 再発:再発の可能性はありますが、もし再発した場合は早めにレーザー治療を受けられる事をお薦めします。
- 生活上の注意
脂漏性角化症は紫外線による皮膚細胞の異常増殖とメラノサイトの活性化によるメラニン産生亢進が主体と考えられていますので、予防のために日焼け止めによる遮光を積極的に行ってください。
費用一覧
費用一覧
診療名 | 料金 |
---|---|
3mmまで | 5,500円(税込) |
5mmまで | 11,000円(税込) |
8mmまで | 16,500円(税込) |
10mmまで | 22,000円(税込) |
10mm以上 | 診察時にお知らせします。 |
軟膏代 | 550円(税込) |
テープ代 | 1袋 55円(税込) |
初診料 | 2,750円(税込) |
再診料 | 550円(税込) |
多数の場合は上記金額よりお安くなることがあります。診察後にお知らせします。
よくある質問
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- 脂漏性角化症は若い人にもできますか?
- 脂漏性角化症は若い人にもできることがあります。
若い人にできる脂漏性角化症は、遺伝の影響が大きいと考えらていて、首や胸そして背中にできやすいです。
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- 脂漏性角化症は癌になることがありますか?
- 悪性化してがんになることはありません。
しかし、脂漏性角化症だと思っていたものが、もともと悪性腫瘍であり悪性黒色腫(メラノーマ)、基底細胞がんや日光角化症といった皮膚の癌であることがありますので、専門医の診察をお薦めします。
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- 診察当日に治療が受けられますか?
- レーザー治療ですので当時治療が可能です。
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- 治療費が幾らなのか不安なので、おおよその治療費を知りたいのですが?
- 初診時に具体的な治療費をお知らせしますので、それを確認したされてから治療を考えられて下さい。
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- 健康保険は適応になりますか?
- レーザー治療は保険適応外になります。
治療費は診察時に大さを測ったのちにお知らせします。
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- 脂漏性角化症はどうやって取りますか?
- 手術やレーザー治療がお薦めです。特に炭酸ガスレーザーは肌へのダメージが小さく、出血もほとんどないために当クリニックでは積極的に行っています(ヤグレーザー治療もありますが、照射後の出血が気になる患者さんが多いです)。
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- 診察〜治療にどのくらい時間がかかりますか?
- 診察に約15分、治療は1個約2-3分とお考えください。
治療後は普通に生活できますので、仕事を休んだりする必要はありません。
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- 脂漏性角化症は自分で取れますか?
- 脂漏性角化症は自然に取れて無くなることはありません。
市販薬やセルフケアで切り取る機器はありませんので、自分で治療することはできません。
液体窒素や外科的切除などありますが、炭酸ガスレーザー治療が傷跡や治療期間などを考えると一番良い方法かと思います
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- 脂漏性角化症の塗り薬はありますか?
- 市販薬による塗り薬はありませんし、飲み薬もありません。
炭酸ガスレーザー治療が傷跡や治療期間の関係から良い方法と思います。
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- 翌日から仕事はできますか?
- 治療後の腫れや出血はほとんどありませんので、翌日からのお仕事には問題ありません。
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- 何個までとれますか?
- ご希望の個数の治療が可能です。ただ、多数の治療を希望される方で傷あとがご心配な場合は、1~2個治療を受けられその結果を確認されてから、残りの治療を受けられることをお薦めします。
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- 治療後はどれくらい通院したらいいですか?
- 診察当日にレーザー治療を受けられた方は、約2週間後に再診をお願いしております。その後は、4か月から6か月後に傷あとが気になりましたら受診していただいております。
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- 目の近くですが、レーザー治療はできますか?
- 目の近くは炭酸ガスレーザーで治療後の傷あとが目立ちにくいため、積極的にレーザー治療を行っています。
この場合は、目を保護する特殊は器具を用いて安全に治療を行います。
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- 治療は痛いですか?
- 局所麻酔を用いて行いますので、治療中の痛みはありません。
局所麻酔は極細針を用いて冷やしながら行いできる限り痛みを軽減いたします。
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- 麻酔はしますか?
- レーザーで皮膚を削りますから、麻酔なしでは痛くて治療ができません。
麻酔は脂漏性角化症部分のみに行いますので、顔が動かなくなったりなどということはありません。安心して受けてください。
局所麻酔はできる限り痛みを軽減するために、極細針を用いて冷やしながら行います。
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- 出血はしませんか?
- 小さいものではありませんが、大きい場合や高血圧の方の場合は時に出血することがあります。出血した場合は止血機器を使用します。
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- 治療後に入浴・お化粧はできますか?
- お顔の場合は当日から可能ですが、体の場合は1週間程お控えいただきます。洗顔は当日から可能です。
お化粧は、レーザー照射部位以外であれば当日より可能です。レーザー照射部位は2週間後の検診で問題なければ、その後より可能となります。
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- 治療後に飲酒することは出来ますか?
- レーザー治療では原則出血はありませんので、飲酒しても問題はありません。
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- 治療後に運動することは出来ますか?
- レーザー治療では出血はありませんので、運度しても問題はありません。
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- 治療後に注意することはありますか?
- レーザー治療後は、傷に10日間ほど軟膏を塗布して、その後は傷を乾かさないように保湿ケアを行うことが重要です。
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- レーザー治療後の赤みはどれくらいで取れますか?
- 治療後の赤みには個人差があります。特に、お肌の白いは長く赤みが続くことが多いようです。
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- 炭酸ガスレーザ―治療部位に色素沈着が起きることはありますか?
- レーザー治療は短時間で負担の少ない治療ですが、肌を損傷する治療には変わりはありません。
私たち日本人は、皮膚に損傷を受けるとその傷あと(レーザー照射部位も)が一時的にシミになることがあります(炎症後色素沈着)。時間とともに薄くなりますが、紫外線で濃くなることもありますので、紫外線対策は必要です。
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- 治療の傷あとは消えますか?
- レーザー治療で傷あとが全く残らないということはありませんが、目立ちにくくすることは可能です。
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- 脂漏性角化症の予防方法がありますか?
- 紫外線による皮膚にダメージが原因の一つと考えらえていますので、毎日の日焼け予防が重要と思います。外出時には日焼け止めクリームを欠かさずご使用ください。
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- 支払いは、クレジットカードが使えますか?
- JCB, VISA, Master Card, American expressが使用できます。