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ワキガは遺伝する?家族に多い理由
ワキガは遺伝するのではないかと心配される方は多く、実際に親御さんが悩んだ経験から、お子さんについて早めに相談されるケースも少なくありません。
ワキガは体質と関係しており、遺伝的な要素があると考えられています。
ただし、遺伝するからといって必ず同じ程度の症状が出るわけではなく、対応の仕方には注意が必要です。
ワキガと遺伝の関係
アポクリン汗腺の体質
ワキガは、アポクリン汗腺の働きが関係しています。
この汗腺の発達の程度には個人差があり、体質として受け継がれることがあります。
そのため、親御さんのどちらかがワキガ体質である場合、お子さんにも同じ傾向が見られることがあります。
必ず遺伝するわけではない
一方で、親御さんがワキガだからといって、必ず子どもさんも同じように悩むとは限りません。
においの強さや気になり方には個人差があり、生活環境や汗の量なども影響します。
同じ体質であっても、日常生活でほとんど気にならない場合もあります。
思春期から目立つ理由
汗腺の働きが活発になる
ワキガのにおいは、思春期以降に目立つことが多いです。
これは、アポクリン汗腺が第2次性徴の時期から活発に働くようになるためです。
小さい頃は気にならなかったのに、中学生や高校生になってからにおいが気になるようになったというケースもよく見られます。
親御さんが気にして受診されるケース
子どもより親が心配している
実際の診療では、親御さんが心配してお子さんを連れて来院されるケースがあります。
特に、ご自身がワキガで悩んだ経験がある場合、お子さんには同じ思いをさせたくないというお気持ちが強くなります。
そのため、においが軽度の段階でも、早めに治療を希望されることがあります。
子ども本人は気にしていないことも多い
一方で、診察してみると、お子さん本人はあまり気にしていないことも少なくありません。
周囲から指摘されたこともなく、日常生活に支障がないケースも多く見られます。
このような場合、親御さんの不安と、お子さんの感じ方に差があることがよくあります。
治療を考えるタイミング
本人の意識が重要
ワキガの治療では、においの程度だけでなく、本人がどの程度気にしているかが重要です。
日常生活で困っている
人との距離が気になる
学校生活や仕事に影響がある
といった状況であれば、治療を検討する意味があります。
親の希望だけで決めないことが大切
親御さんの気持ちはとても理解できますが、本人が気にしていない段階で無理に治療を進めることは慎重に考える必要があります。
特に手術は身体への負担もあるため、十分な理解と納得が必要です。
当院での考え方
当院では、お子さんの腋臭症について相談を受けた場合、まず現在の状態を確認し、においの程度や生活への影響を評価します。
そのうえで、すぐに治療をすすめるのではなく、本人が気になるようになった時点で再度相談するという方針をご提案することもあります。
必要に応じて、生活上の対策やデオドラントの使用についても説明しています。
まとめ
ワキガは体質と関係があり、遺伝的な要素があると考えられています。
しかし、必ず同じように症状が出るわけではなく、においの強さや気になり方には個人差があります。
特にお子さんの場合は、親御さんの不安だけで判断するのではなく、お子さん本人の意識や生活への影響を大切にすることが重要です。
気になる場合は、まず診察で状態を確認し、適切な対応を考えていくことをおすすめします。
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