ブログBlog
気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
ワキガで受診したら手術になる?手術の適応と治療の考え方
ブログでワキガについて書くようになってから、ワキガの相談で受診される患者さんが増えてきました。
実際に診察してみると、ワキガの程度はさまざまです。
においが比較的軽い方もいれば、長い間においに悩み、学校や仕事など日常生活に影響している方もいます。
そのため、ワキガが気になって受診したからといって、すぐに手術になるわけではありません。
診察では、においの程度だけでなく、ご本人がどの程度困っているのか、日常生活にどのような影響があるのかなどを確認し、治療の必要性や手術の適応を判断します。
ワキガの相談が増えて感じること
最近は、インターネットなどでワキガについて調べてから受診される方が増えています。
「自分はワキガではないか」「家族からにおいを指摘された」「手術を受けた方がよいのではないか」と考えて来院される方もいます。
においの悩みを一人で抱え込まず、医療機関で相談することは大切です。
一方、診察してみると、必ずしもすぐに手術が必要な方ばかりではありません。
症状が比較的軽く、日常生活への影響も大きくない場合には、手術を行わず経過を見ることもあります。
大切なのは、「ワキガかもしれない」と感じても、すぐに手術が必要とは限らないということです。
ワキガ手術は希望すれば受けられる?
ワキガ手術は、希望すれば誰でも受けられるわけではありません。
特に保険診療で手術を行う場合には、診察で腋臭症の状態を確認し、保険診療による手術の適応があるかを医師が判断します。
手術を希望されていても、症状の程度などを確認した結果、すぐに手術を勧めないこともあります。
一方、においの悩みが続いており、診察で手術の適応があると判断した場合には、手術について詳しく説明します。
「保険が使えるから手術をする」のではなく、まず、手術の適応があるかどうかを診察で確認することが大切です。
診察ではにおいの程度だけで判断しません
ワキガの診療では、においの程度だけを見て治療方法を決めるわけではありません。
本人がどの程度困っているのか、学校や職場など日常生活に影響しているのか、どのような治療を希望しているのかなども確認します。
においの程度と悩みの大きさは、必ずしも一致しません。
症状が軽くても強く悩んでいる方がいる一方、ある程度においがあっても、それほど気にしていない方もいます。
患者さんの悩みを理解することと、手術を行うことは同じではありません。
診察では、症状と悩みの両方を確認したうえで、治療が必要かどうか、どのような方法が適しているのかを考えます。
手術以外の方法を考えることもあります
ワキガの治療は、手術だけではありません。
症状が比較的軽い場合には、まず日常生活での対策や制汗剤などから考えることがあります。
また、症状やご本人の希望によっては、ボトックス注射を検討することもあります。ワキを清潔に保ちやすくする目的で、医療脱毛を選択する方もいます。
こうした方法で悩みが軽くなれば、手術を選択しない場合もあります。
それでもにおいの悩みが続き、手術の適応があってご本人も希望される場合には、手術を検討します。
最初から「手術をする・しない」の二択で考える必要はありません。
ワキガ手術には負担や合併症もあります
ワキガ手術は、においの原因となるアポクリン汗腺を取り除く治療です。
一方で、切開を伴うため、術後には一定期間の固定や安静が必要になります。
また、出血や血腫、皮膚のトラブル、傷あと、ひきつれなどが生じる可能性もあります。
そのため、手術によって期待できる効果だけでなく、術後の生活や合併症についても理解したうえで判断することが大切です。
当院では、こうした点についても診察時に説明しています。
実際に、手術のリスクや術後の生活について説明を聞いたうえで、手術を受けないことにする方もいます。
手術を受けないという判断も、選択肢の一つです。
手術をしないという選択肢もあります
ワキガで受診したからといって、必ず何らかの治療を受けなければならないわけではありません。
診察の結果、症状が軽ければ、すぐに治療を行わず経過を見ることもあります。
また、手術を希望しない場合には、手術以外の方法を検討することもできます。
一方、においによる悩みが続き、手術の適応があってご本人も希望される場合には、手術が選択肢になります。
大切なのは、手術をすること自体ではなく、ご本人の症状や悩みに合った方法を選ぶことです。
まずは手術の適応があるかを確認することから
「ワキガかもしれないけれど、受診したら手術を勧められるのではないか」と心配される方もいると思います。
しかし、診察を受けることと、手術を受けることは別です。
実際に診察してみなければ、ワキガの程度や手術の適応があるかどうかは分かりません。
また、手術以外の方法で対応できる場合や、治療を急がなくてもよい場合もあります。
まずは現在の状態を確認し、そのうえで治療が必要なのか、どのような方法が適しているのかを考えることが大切です。
まとめ
ワキガの相談で受診される方は増えていますが、すべての方に手術の適応があるわけではありません。
診察では、においの程度だけでなく、ご本人の悩みや日常生活への影響なども確認し、治療の必要性や手術の適応を判断します。
症状によっては、日常生活での対策や制汗剤、ボトックス注射などを検討することもあります。また、ワキを清潔に保ちやすくする目的で、医療脱毛を選択する方もいます。
それでもにおいの悩みが続き、手術の適応があってご本人も希望される場合には、手術を検討します。
「ワキガかもしれない」「手術が必要なのか分からない」という段階でも、まずは診察で現在の状態を確認し、治療が必要かどうかを考えることが大切です。
関連ブログ
→ワキガはすぐ手術が必要?手術以外の治療と手術を考えるタイミング
→ ワキガ手術は保険適用になる?自由診療との違いと条件を医師が解説





