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「まぶたの手術前に気をつけたい『ドライアイ』のお話」
眼瞼下垂の手術を行う際に、特に注意して確認するのが「ドライアイの有無」です。
ドライアイの症状がある場合、手術後に目の乾きが悪化したり、見え方に違和感が出たりすることがあるため、事前のチェックがとても大切です。
ドライアイとは?
ドライアイは、「涙の量が少ない」「涙の質が悪い」「涙が目にとどまらない」などの理由で、目の表面が乾燥してしまう状態を指します。
正式には、
「涙液および角結膜上皮における慢性疾患であり、眼の不快感や視機能異常を伴う」
と定義されており、見えにくさや不快感を伴うことが多くあります。
ドライアイの原因とタイプ
ドライアイには、大きく分けて2つのタイプがあります:
- 量的異常(涙の分泌不足)
加齢や疾患により、涙の分泌量そのものが減ってしまうタイプ。 - 質的異常(涙の性質や保持力の異常)
涙の成分バランスの乱れや、目の表面の異常により、涙がすぐに蒸発したり流れてしまう状態。
ドライアイの主な症状
- 目が疲れやすい
- ゴロゴロする・異物感がある
- 見えにくい・かすむ
- 目が赤い・しみる
- 朝起きたときにまぶたが開けにくい
- コンタクトが合わなくなる
- 最近視力が落ちた気がする
など ドライアイは単なる乾きだけでなく、視力の低下や目の不快感につながることがあります。
涙の役割について
「涙」は目にとってとても重要な存在です。
涙は、血液の液体成分から作られ、1日の分泌量は約2~3ml。目の表面を潤しながら、鼻の奥へと排出されていきます。
涙の役割は以下のとおりです:
- 目の表面を乾燥から守り、潤いを与える
- 角膜に酸素や栄養を届ける
- 異物や細菌から目を守る
- 涙の膜が光の乱反射を抑え、クリアな視界を保つ
つまり、涙は快適な視力と目の健康に不可欠です。
眼瞼下垂手術とドライアイの関係
眼瞼下垂手術を受けると、「目が開きやすくなる」ことによって、涙の蒸発量が一時的に増加し、ドライアイ症状が出やすくなることがあります。
また、手術直後はまばたきのバランスが崩れたり、感覚の違和感で自然なまばたきが減ることも、目の乾きを感じる要因になります。
当院では、術前後に提携眼科を受診していただき、ドライアイの有無を状態を確認していきます。
ドライアイのある方でも手術は可能です
ドライアイがある方でも、眼瞼下垂の手術は可能です。
ただし、術後のケアがとても重要になります。目の乾きを予防するために、提携眼科と連携していますので、安心してご相談ください。
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