ブログBlog
気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
医療脱毛とエステ脱毛の違い―“出力と安全性”の本当の差
検索すると「医療脱毛」と「エステ脱毛(光脱毛/IPL)」が並び、価格や回数だけで比べたくなります。実は、使う機器の種類や出力、施術者の資格、安全管理、効果の出方まで、大きく違います。
形成美容外科医として日々ヒゲのレーザー照射を行い、自分でも施術を受けてきた立場から、結論ははっきりしています。
男性ヒゲは毛が太く密度も高いため、医療の管理下で扱うべき領域です。機器の性能と医師の判断が、仕上がりと安全性を大きく左右します。
本記事では「出力」と「安全性」の観点から迷いやすい点を整理し、医療脱毛とエステ脱毛の違いを具体的に説明します。
出力と効果――レーザーと光(IPL)の決定的差
医療脱毛(レーザー)
医療用レーザー(アレキサンドライト/ダイオード/YAGなど)は単一波長で毛根のメラニンを狙い撃ちします。高出力で毛を作る組織に十分な熱ダメージを与えられるため、回数あたりの効果が大きいのが特徴です。ヒゲは熱がこもりやすい部位ですが、十分な冷却と適切な出力管理により、やけどのリスクを抑えつつ、回数も現実的な範囲に収まります。
エステ脱毛(光/IPL)
エステで使われるIPLは、広い帯域のフラッシュ光で広く浅く作用します。安全重視で出力が抑えられるぶん、硬く深いヒゲには効きが弱くなり、施術回数は多くなりがちです。
広告は上手ですが、通ってみると意外と長くかかることが多いです。
施術者と判断――“誰が、どう見て、どう打つか”
医療脱毛では、一般に医師管理のもと看護師が施術する体制が多い一方、当院は男性医師である院長が全例を直接照射しています。
-
男性ヒゲは均一に減りません。口角・あご下・首の外側の毛が残りがちです。
-
出力を上げれば早く減るわけではありません。出力・照射順・冷却を組み合わせ、痛みを抑えつつ効果を出します。
-
その場で反応(発赤・毛の立ち上がり・ヒゲ密度)を確認した場合は、出力を調整します。ここに医師の経験が必要です。
エステでは医療資格が不要で、男性ヒゲ特有の反応をみて必要に合わせて処置をすることはできません。
トラブル時の対応――すぐに対応できるが安心の分かれ目
脱毛行為では副反応(赤み、毛嚢炎、軽いやけど)が起きることがありますが、その処置の対応が重要です。
-
医療脱毛(当院):医師が診断し、抗炎症薬・抗菌薬などをその場で処方します。また、その結果をもとに、次回以降の出力・間隔・当て方を変更していきます。
-
エステ脱毛:医薬品の処方や医療的診断はできません。そのため医療機関の紹介しかできません。そのため、治療が遅くなります。
ヒゲは痛みや反応が強く出やすい部位があります。その場合にすぐに治療することが、その後の施術の継続につながります。
料金の見え方――通常の医療機関は年契・回数コースが主流、当院は完全都度払い
医療脱毛でも年間契約・回数コースがほとんどです。1回あたりが安く見える反面、通えなくなったときのロスや、希望日の予約が取れないなどためにと契約期間に終わることができないこともあります。
当院は通常の医療機関との違い
-
完全「都度払い」:来られるタイミングだけ受けてOK。中断・再開が自由で、転勤・繁忙期にも適応できます。
-
毎回の肌の状態を確認して、その日の出力を決めて居います。
-
不要なコース勧誘なし:必要なときに必要な回数だけですので、結果に満足されたらその時で終わられても構いません。
エステは年間契約の先払いが主流で、予約が取りにくい・倒産リスクなどエス側の事情に左右されます。
結果よりも収益が先行するため、注意がj必要です。
医療脱毛とエステ脱毛の本質的な違い
-
医療脱毛:医師の管理下で医療機器を用いる医療行為です。診療録、感染対策、緊急時対応など医療のルールに沿って運用します。
-
エステ脱毛:医療行為としては認められないため、出力の上限やトラブル対応に制限が設けられています。
名前は似ていいますが、誰がどう管理し、どの基準で運用するかは全然違います。
比較表(ヒゲ脱毛に関して)
| 観点 | 医療脱毛(一般的) | エステ脱毛(光/IPL) | 当院(医療レーザー) |
|---|---|---|---|
| 原理 | 単一波長レーザーで毛根を狙い撃ち | 広帯域の光で広く浅く作用 | 同左(医療レーザーを使用) |
| 出力 | 高出力/回数あたりの効果が大きい | 低出力/ヒゲは回数増 | 高出力+症例ごとに微調整 |
| 施術者 | 医師管理下(看護師施術が多い) | 資格不要(医療行為不可) | 男性医師(院長)が全例直接照射 |
| トラブル対応 | 医師が診断・処方可 | 受診案内のみ(処方不可) | 当日完結(診断→処方→再設計) |
| 契約形態 | 年契・回数コース主流 | 年契・先払いが多い | 完全都度払い |
| 総額の見え方 | 効果は高いが契約依存 | 表面上は安く見えるが長期化 | 無駄を抑制 |
よくある誤解と見抜き方
-
「痛くない=いい機械」ではない:痛みは反応の強さと比例します。当院では冷却・順番・声かけで痛みを管理しつつ、効果を落とさない設計を重視します。
-
「5回で完了」はヒゲでは稀:まずは5〜8回で薄くなり、10〜20回以上で満足されています。
-
「白髪にも効く」は誤解:レーザーは黒い毛に反応します。早めに始めるほど得
-
「安さ優先」で長期化:回数×効果で見ると、医療で計画的に進めるほうが総額は安くなります。
当院が男性ヒゲと向き合う治療方針
-
男性医師が全例直接照射:男性ヒゲの痛み・反応・仕上がりのこだわりは、同じ男だからこそ分かる部分がある。
-
完全都度払い:契約ではなく結果で納得していただく。忙しい方・転勤族でも継続可。
-
安全第一:冷却・出力・重ね方・間隔の組み合わせで回数を減らしつつ安全性を確保。トラブルは当日完結。
まとめ――“出力×判断×体制”で選ぶ
男性ヒゲは、脱毛の中でも最も難易度が高い部位です。だからこそ、当院では高出力レーザーを医師が見極めて、安全かつ効果的に照射します。
当院は、世の主流(年契・看護師施術)とは異なり、完全都度払いと男性医師の直接照射という方針で、通いやすさと確実性を同時に満たす方針です。
「ヒゲ剃りの手間を本気で減らしたい」「清潔感を上げたい」「契約の縛りなく自分のペースで進めたい」
――そんな方こそ、一度カウンセリングにお越しください。




