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ボディピアス(へそ・舌・唇・乳頭)は病院で|部位別の注意点と持参ピアスの目安
ボディピアスは「開けるだけ」で終わるものではありません。部位ごとに腫れやすさ、引っかかりやすさ、皮膚や粘膜の厚みが大きく異なり、感染、金属アレルギー、埋入(埋もれ)、強い腫れ、位置ずれなどのトラブルが起こることがあります。
自己処置や友人同士での穴あけで悪化し、結局治療が長引いてしまうケースも少なくありません。
当院では形成外科専門医が診察し、部位や皮膚・粘膜の状態を確認したうえで、局所麻酔と専用針を用いて医療ピアッシングを行います。穴あけだけでなく、万一のトラブル時も同じ医療機関で継続して診察・処置ができることが、医療で行う大きなメリットです。
この記事では、へそ、口まわり(唇・ラブレット)、舌、乳頭について、部位別の注意点と当日持参するピアスの目安をまとめます。
施術内容・費用・予約方法は、ピアス・ボディピアスの案内ページをご覧ください。
施術前に知っておきたい共通ポイント
ボディピアスで大切なのは、当日の体調と「部位に合ったピアス」の準備です。
当日の施術が難しいことがある例
・発熱や体調不良がある
・予定部位に湿疹、かぶれ、化膿、傷がある
・強いケロイド体質が疑われる(過去にケロイド治療歴がある等)
・持参ピアスの形状や長さが安全に適さない(短すぎる、形状不適切、素材不明など)
ご持参いただくピアスについて
当院ではボディ用ピアスの販売は行っていません。原則として事前にご購入のうえご持参ください。素材は、インプラントグレードのチタンなど低刺激のものが安心です。素材不明、メッキ、樹脂などはトラブルの原因になりやすいため避けてください。可能なら新品(未使用)をご用意ください。
へそピアスの注意点と持参ピアスの目安
へそピアスは衣類やベルトで擦れやすく、体幹の動きで引っ張られやすい部位です。位置が数ミリ違うだけで見え方が変わるため、マーキングと体勢(立位・座位)を確認しながら位置決めを行います。施術後しばらくは、きついズボンや腹部を圧迫する服装、腹筋を強く使う運動は腫れや痛みが増える原因になります。
持参ピアス(目安)
・形状:カーブドバーベル(へそ用)
・太さ:14G(1.6mm)を選ぶ方が多いです
・長さ:腫れを見込んでやや長め(短いものは圧迫で埋入しやすくなります)
・飾り:最初はシンプルな形状がおすすめです(重い飾りは治癒の妨げになりやすい)
施術方法(当日の流れ)
1)ご希望の位置を確認し、マーキングします(立位・座位で見え方を確認することがあります)。
2)消毒後、局所麻酔を行います。
3)ピアスガンは使用せず、専用針でホールを作成し、ピアスを装着します。
4)必要に応じて止血し、軟膏を塗布してガーゼで保護します。
5)洗い方、生活上の注意、受診の目安を説明します。
術後の注意点
術後は、清潔を保ちつつ「擦れ・引っかけ・圧迫」を避けることが重要です。
・入浴時は流水でやさしく洗い流し、こすらないようにしてください
・衣類(きついズボン、ベルト、ハイウエスト等)で擦れやすいので注意してください
・腹部を強く使う運動、うつ伏せでの圧迫は痛みや腫れが増えることがあります
・触りすぎる、回しすぎる、早期に外すのはトラブルの原因になります
・タオルや衣類の着脱で引っかけないよう注意してください
起こりうるトラブル
・腫れが強く出る/痛みが長引く
・出血が長引く
・感染(赤みの拡大、熱感、膿、発熱)
・ピアスの圧迫による食い込み/埋もれそうになる(埋入)
・衣類などで引っかけて裂ける、位置がずれる
・しこり、肉芽(にくげ)の形成(じくじくする、盛り上がる)
・金属アレルギー(かゆみ、かぶれ、赤みが続く)
早めに受診した方がよい症状
・赤みや腫れが広がる、熱感が強い、痛みが増す
・膿が出る、発熱がある、体調が悪い
・出血が止まりにくい/繰り返す
・ピアスが食い込んでいる、埋もれそう/埋もれた
・強く引っかけて裂けた、位置がずれた、強い痛みが続く
・じくじくが続く、盛り上がり(肉芽)が大きくなってきた
口まわり(唇・ラブレット)ピアスの注意点と持参ピアスの目安
唇は腫れが出やすく、食事や会話で動きが多い部位です。腫れを見越さない短いピアスは、圧迫や埋入の原因になります。口の中は細菌が多いため、術後のケアが重要です。施術後しばらくは、辛いもの・熱いもの・アルコールは刺激になりやすいので控えると安心です。
持参ピアス(目安)
・形状:ラブレットスタッド(口まわり用)
・太さ:16G(1.2mm)または14G(1.6mm)
・長さ:腫れを見込んで少し長め(短いものは埋もれやすい)
・材質:低刺激素材(チタンなど)
施術方法(当日の流れ)
1)ご希望の位置を確認し、マーキングします。
2)消毒後、局所麻酔を行います。
3)ピアスガンは使用せず、専用針でホールを作成し、ピアスを装着します。
4)必要に応じて止血し、術後の洗浄方法・食事の注意点・受診の目安を説明します。
口まわりピアスの術後の注意点
術後は、食事の工夫(やわらかいもの、刺激物・熱いものを避ける)と口腔内の清潔(食後のうがい、歯みがき)を意識してください。腫れている時期に無理に触る、何度も回す、早期に外すのはトラブルの原因になります。口唇は動きが多い部位のため、当面は強く引っ張る動作や、ピアスをいじる癖に注意してください。
起こりやすいトラブル
・腫れが強く出る
・ピアス(特に裏側のプレート)が粘膜に食い込む/埋もれそうになる(埋入)
・出血が長引く/痛みが増す
・感染(熱感、膿、口臭の悪化など)
・歯や歯ぐきへの擦れ(口内炎、歯肉の荒れ)
早めに受診した方がよい症状
・腫れが増して口が閉じにくい、話しにくい、食事がつらい
・強い痛み、熱感、膿、発熱がある
・出血が止まりにくい/悪化している
・ピアスが埋もれそう/埋もれた(裏側が見えない、食い込んでいる)
・しびれが強い、感覚がおかしい状態が続
舌ピアスの注意点と持参ピアスの目安
舌はボディピアスの中でも腫れが出やすい部位です。短いバーベルやキャッチ(ボール)が小さいものは、舌の裏側に埋もれてしまうことがあります。安全に行うため、サイズは必ず腫れを見込んで選んでください。
持参ピアス(ファースト用)の目安
・形状:ストレートバーベル(リング不可)
・太さ:14G(1.6mm)
・長さ:16mm以上(目安16〜19mm。15mm前後は埋まりやすいことがあります)
・キャッチ(ボール):直径5〜6mm(舌の裏側は6mm程度推奨。フラット形状でも可)
・材質:インプラントグレードのチタン推奨(素材不明、メッキ、樹脂は避けてください)
施術方法(当日の流れ)
1)舌の状態(腫れ、口内炎、炎症の有無)を確認し、穴あけ位置をマーキングします。
2)消毒後、局所麻酔を行います。
3)専用針でホールを作成し、ストレートバーベルを装着します(リングは使用しません)。
4)止血を確認し、術後の過ごし方(食事・うがい・受診の目安)を説明します。
術後の注意点
術後は、食事の工夫(やわらかいもの、刺激物を避ける)と口腔内の清潔(食後のうがい等)を意識してください。腫れている時期に無理に触る、何度も回す、早期に外すのはトラブルの原因になります。
起こりやすいトラブル
・腫れが強く出る
・ボールやバーベルが舌の裏側に埋もれる(埋入)
・出血が長引く/痛みが増す
・感染(熱感、膿、口臭の悪化など)
早めに受診した方がよい症状
・腫れが増して飲み込みにくい、話しにくい
・呼吸が苦しい、息がしづらい
・強い痛み、熱感、膿、発熱がある
・ピアスが埋もれそう/埋もれた
乳頭ピアスの注意点と持参ピアスの目安
乳頭は衣類で擦れやすく、引っかけによる痛みや出血が起きやすい部位です。治癒にも時間がかかることが多く、安定するまでに根気が必要です。施術後は、締め付けの強い下着や摩擦が強い素材は避け、清潔と保護を意識してください。
持参ピアス(目安)
・形状:ストレートバーベル
・太さ:14G(1.6mm)を選ぶ方が多いです
・長さ:腫れを見込んでやや長め(短いと圧迫で痛みが出やすい)
・材質:低刺激素材(チタンなど)
施術方法(当日の流れ)
1)左右差や向きも含めてご希望を確認し、位置をマーキングします。
2)消毒後、局所麻酔を行います。
3)ピアスガンは使用せず、専用針でホールを作成し、ピアスを装着します。
4)止血を確認し、必要に応じて保護(ガーゼ等)を行います。
5)洗い方、下着・衣類の選び方、受診の目安を説明します。
術後の注意点
術後は、清潔を保ちつつ「擦れ・圧迫・引っかけ」を避けることが重要です。
・当面は締め付けの強い下着、摩擦の強い素材は避けてください
・衣類の着脱、タオル、寝返りなどで引っかけないよう注意してください
・触りすぎる、回しすぎる、早期に外すのはトラブルの原因になります
・入浴時は流水でやさしく洗い流し、こすらないようにしてください
・強い運動や胸部への圧迫があるスポーツは、痛みや腫れが落ち着くまで控えると安心です
起こりうるトラブル
・腫れが強く出る/痛みが長引く
・出血が長引く
・感染(赤みの拡大、熱感、膿、発熱)
・ピアスの食い込み/埋もれそうになる(圧迫や腫れによる)
・引っかけによる裂傷(裂ける、出血が強い)
・しこり、肉芽(にくげ)の形成(じくじくする、盛り上がる)
・金属アレルギー(かゆみ、かぶれ、赤みが続く)
早めに受診した方がよい症状
・赤みや腫れが広がる、熱感が強い、痛みが増す
・膿が出る、発熱がある、体調が悪い
・出血が止まりにくい/繰り返す
・ピアスが食い込んでいる、埋もれそう/埋もれた
・強く引っかけて裂けた、形が変わった、強い痛みが続く
・しこりや盛り上がりが急に大きくなった、じくじくが続く
術後ケアと、早めに受診すべき症状
ケアの基本は、清潔、触りすぎない、早く外さない、の3つです。入浴時は流水でやさしく洗い流し、こすらないようにしてください。過度な消毒薬の使用は、かぶれ(接触皮膚炎)を起こすことがあるため、必要な場合のみ医師の指示に従ってください。
早めに受診した方がよい症状
・赤みや腫れが広がる、痛みが増してくる、熱感が強い
・膿が続く、出血が止まりにくい、発熱がある
・ピアスが埋もれそう/埋もれた
・舌の腫れで飲み込みや呼吸がつらい
まとめ|ボディピアスは「部位に合った準備」が安全につながります
ボディピアスは、部位によって腫れ方も注意点も違います。特に舌はサイズ選びが重要で、へそ・乳頭・口まわりも生活上の注意がはっきり分かれます。最初の準備(形状・長さ・素材)を整えることで、トラブルの確率を下げ、安定までの道のりを短くできます。




