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粉瘤(アテローム)治療のすべて。形成外科専門医が教える後悔しない知識
「皮膚の下にしこりがある」「急に腫れて痛くなった」……そんな粉瘤の悩みを抱えている方へ。 粉瘤は単なる脂肪の塊ではなく、皮膚の下にできた「袋」に老廃物が溜まっていく病気です。再発を防ぎ、傷跡をきれいに治すには、最初の治療が肝心です。
正しい知識を持って治療に臨んでいただくために、形成外科専門医の視点から、後悔しないためのポイントを解説します。
1. 痛みや腫れがある時の「正しい初期対応」
粉瘤が急に赤く腫れ、痛みが出た状態を「炎症性粉瘤」と呼びます。この段階で無理に自分で中身を押し出そうとするのは、最も避けるべき行為です。袋が皮下で破裂し、炎症が広がると、将来的に残る傷跡が大きく、深くなってしまうからです。
強い痛みがある場合は、まず「切開排膿(膿を出す処置)」を行い、炎症を鎮めることが先決です。ただし、膿を出しただけでは袋が残っているため、必ず再発します。炎症が落ち着いた後に、改めて根治手術(袋の摘出)を行うという二段構えの治療が、確実に治す方法です。
2. 専門医が「標準摘出」にこだわる理由
粉瘤の手術には、小さな穴を開けて中身を絞り出す「くりぬき法」もありますが、当院では確実な「切開法)」を行っています。
その理由は、「再発率の低さ」と「最終的な傷跡の目立ちにくさ」にあります。 くりぬき法は傷が小さく済むメリットがある反面、袋の破片がわずかでも残ると再発のリスクが高まります。再発を繰り返すと周囲の組織が硬くなり(瘢痕化)、次の手術が難しくなるだけでなく、傷跡も汚くなってしまいます。
形成外科専門医は、皮膚のシワ(皮溝)に沿ってミリ単位で切開ラインを設計し、袋を丸ごと丁寧に剥離します。
これにより、術後数ヶ月経てば、わかりにくい傷跡にすることができます。
3. 「これって粉瘤?」見分けるための基礎知識
粉瘤の最大の特徴は、しこりの中心に「開口部(黒い点)」が見られることや、中身から独特の「チーズのような臭い」がすることです。しかし、中には脂肪腫(脂肪の塊)や石灰化上皮腫など、見た目だけでは区別がつきにくいものもあります。
特に注意が必要なのは、稀に粉瘤の壁から悪性腫瘍(がん)が発生するケースや、最初から悪性腫瘍をしこりと勘違いしているケースです。当院では安全を第一に考え、摘出した組織はすべて「病理検査」へ提出し、顕微鏡レベルで診断を確定させています。「たかがしこり」と放置せず、専門医による正確な診断を受けることが、将来の安心に繋がります。
4. 手術を検討されている方へ
「手術は怖い」「仕事を休めない」と不安に思う方も多いでしょう。 粉瘤の手術は、基本的に「日帰り」で完了します。局所麻酔を用いるため、手術中の痛みはほとんどありません。当院では、翌日からシャワーを浴びていただけるような処置を行い、日常生活への影響を最小限に抑えています。
後悔しない治療のために
粉瘤治療のゴールは、単に袋を取ることではありません。「可能なかぎり傷跡を目立ちにくくする」、そして「再発」の心配がないようようにすることです。
しこりが小さいうちに処置をすれば、それだけ傷跡も小さく済みます。「これくらいで受診してもいいのかな?」と迷う必要はありません。新潟市内で粉瘤にお悩みの方は、形成外科専門医である当院へお気軽にご相談ください。
粉瘤治療のご案内
「そのしこり、粉瘤(アテローム)かもしれません」 当院では形成外科専門医がしこりの性質を正しく診断し、再発リスクを最小限に抑えつつ、傷跡をきれいに治すための最適な術式をご提案します。
「以前、他院で処置したけれど再発してしまった」というご相談も多くいただいております。無理な勧誘はございませんので、まずは気軽にご相談ください。
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再発のリスクや傷跡の仕上がりに不安を感じていませんか? 数多くの症例に向き合ってきた形成外科専門医が、くりぬき法と標準摘出の違いから、術後の経過、痛み対策までを徹底解説。新潟で後悔しないための粉瘤治療のすべてを、こちらの記事に凝縮しました。
【粉瘤(ふんりゅう)治療ガイド】再発させない、きれいに治すための専門記事まとめ
クリニックからのお知らせ
当院で行っている粉瘤手術の具体的な流れや費用(保険診療)、リスクについては、ホームページの「粉瘤(アテローム)摘出手術」ページにて詳しくご確認いただけます。形成外科専門医が、再発予防と仕上がりの美しさを両立した治療をご提案します。
▶ 粉瘤(アテローム)摘出手術について詳しくはこちら(公式サイトへ)





