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アイプチでまぶたが老ける? 医師が教える「皮膚の肥厚」とアイプチ引退どき
「アイプチをしないと外に出られない」 「でも、最近まぶたの調子が悪い……」 そんな葛藤を抱えていませんか?
アイプチやアイテープなどの二重形成コスメは、手軽に理想の顔になれる魔法のアイテムです。
私はアイプチという文化を否定しません。それで自分に自信が持てるなら、それはとても素晴らしいことです。
しかし、長年アイプチを愛用してきた方々が、なぜ「アイプチを卒業」し、手術を決意するのか。そこには、「皮膚の限界」という切実な理由がありました。
1. アイプチ卒業生の心理:「もう限界」と感じる瞬間
毎日欠かさずアイプチをしていると、ある日突然「やめたい」と思う瞬間が訪れます。当院に来院される患者様からよく伺うのは、以下のようなエピソードです。
「朝の20分」という重荷
調子が良い日は一発で決まるけれど、むくんでいる日は何度やり直しても上手くいかない。学校や仕事に行く前の貴重な時間に、鏡の前で格闘するストレス。これが毎日一生続くのかと考えたとき、多くの方が卒業を意識します。
「バレているかも」という不安
ふとした瞬間に下を向いたとき、友達の視線が自分のまぶたにいっている気がする。テカリや食い込みの不自然さを気にして、会話に集中できなくなってしまう。そんな心理的な不自由さから解放されたいという願いです。
2. 医師が教える、アイプチ長期使用の「4つのリスク」
アイプチを否定はしませんが、医師として「皮膚へのダメージ」だけは無視できません。まぶたの皮膚は、ゆで卵の薄皮ほどしかありません。そこに毎日接着剤を塗り、夜に剥がすという行為は、想像以上に負担がかかっています。
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① 皮膚の炎症(赤み・かゆみ): 接着剤の成分により「接触性皮膚炎」が起きます。隠すために使い続けると炎症が慢性化します。
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② 皮膚の肥厚(ひこう): 刺激から守ろうとして皮膚が分厚く、硬くなります。こうなると、より強いノリを使わないと二重にならなくなる悪循環に陥ります。
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③ 皮膚の伸び(たるみ): 毎日皮膚を引っ張ることで、20代でも40代のようなシワやたるみが発生します。一度伸びきった皮膚は、スキンケアでは元に戻りません。
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④ 術後の腫れへの影響: 炎症や肥厚がある状態で埋没法を行うと、健康なまぶたの人に比べて、術後の腫れが強く出たり、長引いたりする傾向があります。
3. あなたのまぶたはどっち?【10秒セルフチェック】
「自分はまだアイプチで大丈夫」と思っている方も、一度ご自身のまぶたの状態を判定してみてください。その「うっすらとした線」には、実は2つの種類があります。
① 二重のクセ(手術で綺麗になりやすい!)
アイプチをオフした後、目を見開いた時に「いつも決まった場所」に一本の線が入りますか? もしそうなら、それは二重のラインが定着し始めている証拠。埋没法でも非常にスムーズに、理想の形が作れる「勝ち戦」の状態です。
② 皮膚のたるみ・シワ(早めのケアが必要!)
線が何本もバラバラに入っていたり、まぶたの表面がカサカサして「折り紙の折り目」のようになっていませんか? 残念ながら、それはクセではなく、ダメージによる皮膚の伸び(老化)です。この場合、アイプチを続けるほど状況は悪化してしまいます。
4. 「アイプチ継続」か「手術」かの最終判断基準
セルフチェックの結果をふまえ、以下の「限界のサイン」が出ていないか確認しましょう。
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アイプチ向きの人(まだ続けても大丈夫な人):
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ひと塗りで理想のラインができる
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皮膚に赤みやカサつきが全くない
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オフした後も、綺麗な二重のクセが1本残っている
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手術を検討すべき人:
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何度も塗り直さないとラインが決まらない
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まぶたの皮膚が硬くなってきた、または伸びて重なってきた
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朝、アイプチをしても昼過ぎには取れてしまう
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炎症を隠すために、さらに厚くアイプチを塗っている
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もし一つでも当てはまるなら、それはまぶたが出している「引退の合図」です。これ以上ダメージが蓄積する前に、プロの手を借りる時期かもしれません。
5. 埋没法で手に入る、本当の意味での「自由」
二重埋没法は、メスを使わずに医療用の細い糸で留めるよく行われている手術時間です。手術時間も短時間です。
アイプチを卒業した方が口を揃えて言うのは、「もっと早くやればよかった」という言葉です。
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朝、目が覚めた瞬間から二重である喜び
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海やプール、温泉を心から楽しめる自信
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アイシャドウが綺麗に発色する楽しさ
これらは、アイプチを続けている限りずっと付きまとう『まぶたの心配』から、解放されるいうことです。また、手術によって毎日の摩擦から解放されることは、将来のまぶたの老化を食い止める「究極のアンチエイジング」にもなります。
結びに:まぶたを大切にするために
アイプチは、あなたが「可愛くなりたい」と努力してきた証です。でも、その努力があなたのまぶたを傷つけてしまっているとしたら、それはとても悲しいことです。
皮膚の伸びや厚みが進んでしまう前に、一度まぶたの『健康診断』をしてみませんか?
私たち医師が今の状態をしっかり確認し、専用の器具を使って、あなたに一番似合う二重の線をその場で再現してみせます。
次は、鏡を見るのが楽しみになる毎日を、私たちがサポートします。




