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二重埋没法のダウンタイム完全ガイド|術後1日〜1か月の経過と「この腫れは普通?」への答え
二重埋没法のダウンタイムはどれくらい?
二重埋没法は「切らない手術」ですが、腫れや内出血がまったく出ないわけではありません。
多くの患者さんからいただく質問第一位が「どれくらい腫れますか?」というものです。
結論としては、
・腫れのピークは1〜3日
・人前に出ても気になりにくいのは1〜2週間
・自然になじむのは2〜4週間
・完全に落ち着くのは1〜3か月
というイメージで考えておくと、不安が少なくなります。
個人差はあるものの、一時的に不安になる時期が必ずあることを知っておくことが、後悔を防ぐ最大のポイントです。
術後1日〜1か月のリアルな経過
● 1日目 ─ 腫れのピーク。誰でも受けなければよかったと思うかもしれません。
術直後は麻酔の影響と炎症反応があり、多くの方が「泣いた後のような目」になります。
特に一重だった方や幅を広くした方は、どうしても腫れが強く見えます。
ほとんどの患者さんがこの段階で「受けなければよかった」と感じますが、これは正常な反応です。
● 2〜3日目 ─ まだ腫れているが、ピークは過ぎる
内出血がある人は、この時期に色が濃く見えることがあります。
逆に、まったく出ない方もいます。
腫れは徐々に引いていきますが、まだ「不自然な二重」と感じやすい時期です。
● 4〜7日目 ─ メイクでカバーしやすくなる
この頃になると「なんとなく普通に見える状態」になることが多いです。
ただし、左右差が気になることもよくあります。
左右差は、腫れ方の違い、皮膚の厚み、目の癖などで一時的に見えるもので、
1〜3か月する自然に揃うことが多いので心配しすぎないでください。
● 1〜2週間 ─ 他人にはほぼ分からない
友人や職場の人に気づかれにくい時期です。
鏡を見たときのわずかな左右差が気になりやすいですが、これはt普通の経過です。
● 3〜4週間 ─ ラインが落ち着き、自然な二重になる
まぶたのむくみが落ち着くにつれて、
「最初より幅がちょうど良くなった」
「心配していたほど不自然ではなかった」
と感じる患者さんが多い時期です。
● 1か月〜3か月 ─ 完成に近づく
皮膚のなじみが整い、二重ラインが安定します。
幅も自然に落ち着いてくるため、術後の後悔がこの頃には減っていきます。
ダウンタイムで起こりやすい心の揺れとその理由
● ① 「失敗したかも」と感じるのは正常です
どんなにうまくいった埋没法でも、術後1〜3日の腫れは避けられません。
腫れ方には個人差があるため、SNSであまり腫れていない瞼とh核すると不安になる方も多いです。
しかし、これは医学的にごく普通の反応で、腫れが引くと印象は大きく変わります。
● ② 左右差が気になる理由
左右差は、
・腫れ方の差
・皮膚の厚みの違い
・元々の眼の開き方の差
・眉の上がり方の癖
など複数の原因が重なって見えます。
特に10代〜20代の学生さんは、鏡をよく見るため、わずかな差でも気になりやすい傾向があります。
左右差は3か月単位で落ち着いていくため、術後すぐの判断は早すぎます。
● ③ 幅広の二重は「一時的に眠たく見える」
パッチリした目を希望して幅を広くすると、腫れが引くまでの間は瞼がな腫れて眠たそうに見えることがあります。
これはむくみによる一時的な現象で、徐々に収まります。
腫れやすい人・腫れにくい人の違い
次の特徴があると腫れやすい傾向があります。
・皮膚が厚い
・脂肪が多い
・蒙古ひだが強い
・幅を広めにした
逆に腫れにくい人は、
・もともと薄い皮膚
・奥二重〜二重がある
・幅を控えめにした
などです。
ただし「腫れた=失敗」ではありません。
腫れやすい人でも、最終的な仕上がりには差は出ません。
こんな症状があれば早めに相談を
基本的には自宅ケアで問題ありませんが、次の場合は受診をおすすめします。
・強い痛みが続く
・急に腫れが強くなった
・糸が出てきた、結び目が触れる
・片目だけラインが消えた
・視界に影響がある
しんぱいな方は、早めにご相談ください。
学生さんがダウンタイムで後悔しないために
● 予定は「余裕を持って」
卒業式・入学式・部活・バイトを控える学生さんは特に、最低でも2〜3週間の余裕を持つと安心です。
● SNSや友達と比較しすぎない
SNSに投稿されるのは、腫れが少なかった人の成功例が多いです。
自分の経過と比較すると「自分だけ腫れている」と感じやすいですが、実際の手術ではあなたの経過の方が一般的です。
● 不安なときは遠慮せず相談する
「この腫れは普通?」
「左右差が気になる」
そんなときは、何度でも相談して大丈夫です。
気になることを我慢すると、かえって不安が大きくなります。
まとめ ― ダウンタイムを知っておくと後悔は減ります
二重埋没法のダウンタイム中は、まぶたが腫れるのが普通です。
術後に不安になる時期は誰にでもありますが、時間とともに必ず落ち着きます。
大切なのは、
・腫れのピークを知る
・左右差が“正常な経過”だと理解する
・比較しすぎない
・不安は相談する
これだけで、ダウンタイム中の安心感が大きく変わります。
あなたが二重の仕上がりに前向きに満足できるよう、医師としても丁寧にサポートできればと思います。
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