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気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
吸引器で治る?手術が必要?陥没乳頭のセルフチェックと正しい治し方
市販の吸引器で悩んでいませんか?
「陥没乳頭をなんとかしたい」と思ったとき、多くの方が最初に手に取るのが、インターネット等で購入できる市販の吸引器(吸入器)ではないでしょうか。
「まずは自分でなんとかしたい」というお気持ちはとてもよく分かります。しかし、実は陥没乳頭には、吸引器などのセルフケアで改善が見込めるケースと、手術による根本的な治療が必要なケースがはっきりと分かれています。
今回はその「境界線」と正しい判断方法について分かりやすく解説します。
まずは自分で確認:陥没乳頭の「Grade(グレード)」
医学的には、陥没の程度を大きく4つの段階(Grade)に分けて判断します。まずはご自身がどの状態に近いか、無理のない範囲で確認してみてください。
・Grade 1: 乳頭に刺激を与えると簡単に引き出すことができ、その状態が一定時間続く。
・Grade 2: 乳頭に刺激を与えると簡単に引き出すことができるが、すぐ元の状態に戻ってしまう。
・Grade 3: ピンセットなどを使用して乳頭を引き出すことは可能だが、すぐ元に戻る。
・Grade 4: いかなる方法を用いても乳頭を引き出すことができない。
セルフケア(吸引器)で改善が期待できるのは?
市販の吸引器で改善する可能性があるのは、主に「Grade 1(軽度)」の方です。
1日数回、短時間の吸引を繰り返すことで、徐々に乳頭が外に出やすくなることがあります。ただし、以下の点には注意が必要です。
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無理は禁物:早く治したいからと強い圧力をかけすぎると、繊細な皮膚を傷つけたり、炎症を起こしたりすることがあります。
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清潔を保つ:吸引器自体を常に清潔にしておかないと、細菌感染の原因になります。
もし、数ヶ月続けても変化が見られない場合は、それ以上のセルフケアは皮膚への負担になる可能性があるため、一度専門医にご相談ください。
手術による治療を検討すべきケース
Grade 2・3・4(中等度〜重度)の方は、残念ながらセルフケアだけで根本的に改善することは難しいのが現状です。
乳頭が内側に引き込まれている原因(乳管の短さや周囲の組織の硬さ)を、外からの力だけで変えるのには限界があるからです。
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乳腺炎を繰り返している
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どんなに頑張っても乳頭が出てこない
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将来の授乳に強い不安がある
このような場合は、形成外科専門医による手術が適応となります。
当院では、将来の授乳に配慮し、乳管を温存する丁寧な手術を行っています。
「一度プロに診てもらう」という安心感
「病院に行くほどのことなのかな?」と迷われるかもしれません。しかし、自己流のケアで悩んでいる時間は、実はとてももったいないものです。
診察では、専門医が客観的にGradeを判定し、「あなたの場合は吸引器でいけるのか、手術が必要なのか」をはっきりお伝えします。
「手術が必要だと思っていたけれど、実は正しいケアの方法を知るだけでよかった」と安心される患者様も少なくありません。
逆に、手術が必要な場合でも、保険診療での対応が可能かどうかを含め、具体的な解決策を提示できます。
新潟で一人で悩まずにご相談ください
陥没乳頭の正しい治し方は、人それぞれ異なります。
一番大切なのは、ご自身の状態に合っていない無理なケアで、大切な体を傷つけないことです。
新潟市内の身近なクリニックで、専門医による正しい診断を受けられることを、まずは知っておいてください。
陥没乳頭の治療を検討中の方へ
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