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気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
脱毛の痛みは「輪ゴムで弾く程度」?痛みを最小限に抑える冷却システムの仕組み
医療脱毛を検討されている方が、最も不安に感じていること。それは間違いなく「痛み」ではないでしょうか。
よく「輪ゴムでパチンと弾く程度」と表現されます。実はこれ、1999年に私が初めて自分の体にレーザーを当てたときに感じた、率直な印象そのものでもあります。
しかし、痛みには当然「個人差」がありますし、部位によっても感じ方は違います。1999年の開院から25年、数多くの症例を診てきた経験から、現在の技術がいかに痛みをコントロールしているか、医学的な視点でお話しします。
痛みを最小限に抑える冷却システムの仕組み
1. 25年前と今の「痛みの対策」の決定的な違い
私が初めてレーザーを体験した当時は、まだ冷却装置が備わっていない機器も珍しくありませんでした。そのため、熱による痛みや肌への負担を抑えるのが難しい時代もありました。
しかし、現在は違います。当院が導入している最新機器「ジェントルマックスプロ」には、DCD(ダイナミッククーリングデバイス)という非常に優れた冷却システムが搭載されています。
2. 「DCD冷却システム」が肌を守る仕組み
DCDは、レーザーが照射される「わずか0.0何秒か前」に、マイナス26度の冷気(冷却気体)を肌にシュッと吹き付ける装置です。
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冷たさで感覚を和らげる: 一瞬で肌の表面を冷やすことで、その直後に来るレーザーの熱を感じにくくさせます。
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「冷やしながら」照射する: 常に冷気でガードしながら照射するため、熱による痛みや火傷のリスクを最小限に抑えられます。
「熱い!」と感じるよりも先に、冷気の刺激が肌に届くため、実際の痛みは25年前の機器に比べて格段に軽減されています。
3. 麻酔クリームの「意外なリスク」を知っていますか?
痛みが不安な方から「麻酔クリームは使わないのですか?」と聞かれることがあります。確かに痛みは和らぎますが、皮膚の専門家としてお伝えしたいリスクがあります。
麻酔クリームに含まれる成分によって、予期せぬ「皮膚炎(かぶれ)」が起きてしまうケースがあるのです。 皮膚炎が起きてしまうと、お肌の健康を優先するため、その日のレーザー照射は中止せざるを得ません。
そのため当院では、肌トラブルのリスクを最小限にするため、安易に麻酔に頼るのではなく、高性能な冷却システム(DCD)を最大限に活用し、冷やしながら安全に照射するスタイルを基本としています。
4. 医療機関だからできる、一人ひとりに合わせた調整
痛みは、その日の体調やお肌の乾燥具合によっても変わります。 当院では、機械の性能に頼り切るのではなく、以下のような配慮を大切にしています。
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声掛けとタイミング: 照射のたびに声を掛け、患者様の反応を見ながら進めます。
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照射設定の微調整: 25年の経験を活かし、痛みが強い部位は出力を細かく調整します。
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万が一の即応: 形成外科専門医として、照射後の肌の状態を医学的に判断し、必要であればその場ですぐに適切なケアを行います。
医師としての「実体験」に基づいた安心を
1999年に初めて自分の体でレーザーを試したとき、私は「なるほど、これが痛みか」と身をもって知りました。その時の経験があるからこそ、患者様が抱く不安を他人事とは思えません。
「自分や自分の家族にも安心して勧められる治療であること」 これは開院以来、私がずっと大切にしている基準です。
「輪ゴムで弾く程度」という言葉に、過度に身構える必要はありません。今の進化した冷却システムと、私たちが25年かけて培ってきたノウハウで、痛みは十分にコントロール可能です。
もし痛みが不安で迷っていらっしゃるなら、まずはカウンセリングでその不安をそのままお聞かせください。
あなたの肌質や毛質を見極め、無理のないペースで進められるよう、医師として最適なプランをご提案します。





