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糸リフトが向く人/向かない人|たるみの原因が「たるみ」か「ボリューム不足」かで結果が変わる理由
「切る手術までは考えていないけれど、口元のもたつきやフェイスラインは何とかしたい」
こう感じたときに選択肢に上がるのが、糸リフト(スレッドリフト)です。
私は糸リフトを長年行ってきましたが、最近は糸や挿入器具(針・カニューレ)が改良され、以前に比べて腫れや内出血が出にくくなるよう工夫しやすくなっています(体質や部位による個人差はあります)。
この記事では、糸リフトが向く人/向きにくい人を分ける最大のポイントである「たるみの原因」を、できるだけわかりやすく整理します。
糸リフト(スレッドリフト)が向く人/向かない人は「たるみの原因」で決まる
年齢は目安の一つですが、それだけで決める必要はありません。なぜなら、同じ年齢でも、たるみの原因が違えば、合う治療が変わるからです。
糸リフトは、頬やフェイスラインの位置を整える治療です。イメージとしては、鏡の前で頬を軽く持ち上げたときのすっきり感に近い変化を、糸でつくります。
そのため、「下がり」が原因のときは相性が良く、逆に「ボリューム不足」や「皮膚の余り」が主体のときは、糸だけでは希望通りになりにくいことがあります。
たるみの原因は2つ+1つ(下がり/ボリューム不足/皮膚の余り)
顔の変化は、主に次の3要素が組み合わさって起こります。
1)下がり(組織の位置が落ちる)
頬の脂肪や皮膚が重力で下がり、フェイスラインがぼやけたり、口元がもたついて見えたりします。影が増えることで、ほうれい線やマリオネットラインが深く見えることもあります。
2)ボリューム不足(こけ・くぼみ)
頬がこけたり、こめかみがくぼんだりして、溝が目立つタイプです。この場合、引き上げるより「足す」治療(ヒアルロン酸注入など)が適することがあります。
3)皮膚の余り(伸び)
皮膚そのものが余ってくると、糸で引き上げても余りが残りやすく、希望通りの変化になりにくいことがあります。
糸リフトが得意なのは、1)の「下がり」を整えることです。ここを押さえるだけで、治療選びの失敗が減ります。
糸リフトが向く人(フェイスライン・口元のもたつき・マリオネットライン)
次のような悩みが中心の方は、糸リフトの相談価値があります。
・フェイスラインがぼやけてきた
・口元のもたつきが気になる
・マリオネットラインが目立ってきた
・ほうれい線が「線というより影っぽい」
・写真で輪郭が四角く見えることが増えた
これらは「頬の位置が少し下がった」ことが関係しているケースが多く、糸で位置を整えると輪郭がすっきり見えることがあります。
特に「口元のもたつき」と「フェイスライン」は、糸リフトの変化が出やすい部位です。
「糸リフトの施術の流れや術後の注意点は、ホームページでご確認いただけます。」
20代・30代でも糸リフトが増えている理由(輪郭をシャープにしたい)
最近は20〜30代でも糸リフトを受ける方が増えています。理由は「強いたるみ」ではなく、輪郭をもう少しシャープにしたい、フェイスラインを整えたい、写真映りをすっきりさせたい、といった希望が多いからです。
若い年代は皮膚の余りが少ないことが多く、糸の入れ方や本数が合えば自然に整いやすい一方で、、変化は控えめ自然”になりやすい傾向があります。
大きく若返るというより、「なんとなくすっきり」「疲れて見えにくい」といった方向です。
また、糸の刺激によって肌のハリ感が出たと感じる方もいます(いわゆる、リバイタライジング効果)。ただし、全員に同じ変化が出るわけではなく、肌質や体質で個人差があります。
40代・50代は糸リフトの満足度が上がりやすい
40代以降は、頬の位置が少しずつ下がり、口元のたるみやフェイスラインのゆるみを自覚しやすくなります。頬が下がってきたのが原因なら、糸リフトで変化が出やすいタイプです。
例えば、次のような変化を感じ始めた方は相談に向いています。
・マスクを外したときに輪郭がぼやけた
・夕方になると口元が重たく見える
・鏡で見ると、フェイスラインが丸くなった気がする
・ほうれい線が「溝」ではなく「影」として濃くなった
この年代で大切なのは、強く引き上げすぎないことです。引き上げすぎると不自然に見えることがあるため、「自然に見える範囲」と「希望する変化」のちょうど良いところを一緒に決めます。
糸リフトが向かない人(ほうれい線が残る/こけが強い/皮膚の余りが多い)
次のようなケースでは、糸だけでは希望通りになりにくいことがあります。
・ほうれい線が深い溝として残る(持ち上げても溝が浅くならない)
・頬がこけていて、引き上げると余計に痩せて見える
・こめかみ・頬の下がくぼんでいる
・皮膚の余りが多く、たるみが強い
この場合、糸で引き上げるより、ボリュームを補う治療(ヒアルロン酸等)や、皮膚の余りを扱える治療(切開リフト等)が適していることがあります。
大事なのは「糸がダメ」ではなく、「糸で解決する問題かどうか」を見極めることです。
60代・70代でも糸リフトはできる?向くケース・難しいケース
60代以降は、下がりに加えて「ボリューム不足」「皮膚の余り」が増える傾向があります。そのため、糸だけで大きく変えようとすると、引きつれ感や凹凸が目立ちやすかったり、期待したほどの変化が出にくかったりすることがあります。
ただし、60〜70代以上でも糸リフトが合う方はいます。
・手術は避けたいが、口元のたるみを少し改善したい
・大きく変えるのではなく、自然に整える程度でよい
・イベント前にすっきり見せたい
・ダウンタイムは短くしたい
このような場合、引き上げすぎない範囲で必要な本数を入れると、自然な変化に満足される方もいます。
また、ヒアルロン酸注入などを組み合わせて、より自然に見える方法をご提案します。
糸リフト向きかセルフチェック(鏡で確認する方法)
糸リフトが合いそうかどうか、家で簡単に確かめる方法があります。鏡の前で次を試してみてください。
・頬の外側(耳の前あたり)に指を当てる
・上に少し持ち上げる
・そのとき口元のもたつき・フェイスラインが軽く見えるか
この動きで「輪郭が整って見える」なら、たるみ(下がり)が関係しているかもしれません。糸リフトを一度相談してみる価値があります。
逆に、持ち上げても溝があまり変わらない場合は、くぼみ(ボリューム不足)が原因のことがあります。その場合は、糸だけにこだわらず、ヒアルロン酸など別の治療も一緒に考えます。
最近の糸リフトはダウンタイムがどう変わった?(腫れ・内出血・つっぱり感)
糸や挿入器具の改良、手技の工夫により、以前に比べて腫れや内出血を少なくなりました。しかし、ダウンタイムがゼロになるわけではありません。
施術後に起こることがある変化として、腫れ・内出血(1週間前後)、つっぱり感(1〜2週間程度)、なじむまで(2週間〜1か月程度)などがあります。体質や本数、部位で変わるため、心配な方は予定に余裕を持って相談するのがおすすめです。
まとめ:迷ったら「たるみ」か「ボリューム不足」かを診察で確認する
糸リフトが向く人/向きにくい人を分ける最大のポイントは、年齢ではなく「たるみの原因」です。
下がりが中心なら糸リフトが合いやすく、ボリューム不足や皮膚の余りが中心なら、他の治療や併用のほうが自然になることがあります。
糸リフトは、従来のフェイスリフト手術に比べて切開がなく、比較的取り入れやすい治療の一つです。ただし「簡単だから誰でもOK」という治療ではありません。向いている方に、無理のない範囲で、自然なゴールを設定する。ここが結果を分けます。




