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ワキガ(腋臭症)は何歳から始まる?思春期に多い理由
ワキガはいつ頃から始まるのか、気にされる方は多くいらっしゃいます。
特にお子さんについて、においが気になり始めた時期と成長との関係を心配される親御さんも少なくありません。
ワキガのにおいは思春期頃から目立つことが多く、体の成長と密接に関係しています。
ワキガが思春期に始まる理由
アポクリン汗腺の働き
ワキガの原因となるのは、アポクリン汗腺から分泌される汗です。
この汗腺は生まれたときから存在していますが、思春期になるまではほとんど活動していません。
思春期に入るとホルモンの影響で働きが活発になり、わきのにおいが目立つようになります。
第二次性徴との関係
思春期は、いわゆる第二次性徴の時期にあたります。
体つきの変化や発汗の増加などとともに、においの変化も起こります。
そのため、小学生までは気にならなかったのに、中学生になってから急ににおいが気になるようになったというケースは珍しくありません。
男女で時期に差がある理由
女子は早く始まる傾向
一般的に、女子が男子よりも思春期の開始が早い傾向があります。
実際の診療でも、小学校高学年、特に6年生頃から相談されるケースが見られます。
これは体の成熟が早く、ホルモンの変化も早く起こるためです。
男子はやや遅れて始まる
男子は女子よりも思春期の開始が遅く、中学生になってからにおいが気になり始めることが多くなります。
特に中学2年生頃から受診されるケースが多く、体の成長に伴って症状がはっきりしてくることがあります。
親御さんが気づくきっかけ
衣類の変化
白いシャツのわき部分が黄ばむなど、衣類の変化から気づくことがあります。
においの変化
汗をかいたときや運動後に、わきのにおいが気になるようになることがあります。
本人よりも周囲が気づく
においは本人では分かりにくいため、親御さんや周囲の方が先に気づくこともあります。
早めに治療した方がよいのか
すぐに治療が必要とは限らない
思春期ににおいが出始めたからといって、すぐに治療が必要になるわけではありません。
においの強さや日常生活への影響を見ながら判断することが大切です。
本人の意識が重要
ワキガの治療では、本人がどの程度気にしているかが重要です。
周囲が気にしていても、本人が困っていない場合は、すぐに治療を進める必要はないこともあります。
思春期の対策
日常生活でできること
わきの清潔を保つことが基本です。
汗をかいたら拭く、通気性の良い衣類を選ぶなどの工夫が有効です。
デオドラントの活用
軽度の場合は、制汗剤やデオドラントで十分にコントロールできることもあります。
医療機関を受診する目安
次のような場合は、受診を検討するとよいでしょう。
においが日常生活で気になる
周囲から指摘された
本人が強く悩んでいる
診察では、においの程度や汗の状態を確認し、必要に応じて治療の選択肢を検討します。
まとめ
ワキガは思春期から目立つことが多く、体の成長と深く関係しています。
女子では小学校高学年頃から、男子では中学生頃から気になり始めるケースが多く見られます。
ただし、においの強さや気になり方には個人差があり、すべてのケースで治療が必要になるわけではありません。
本人の意識や生活への影響を踏まえて、適切なタイミングで対応することが大切です。
気になる場合は、一度診察を受けて確認することをおすすめします。
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