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粉瘤(ふんりゅう)は赤く腫れる前に、お早めにご相談ください
■ 粉瘤(ふんりゅう)とは?
皮膚の下に袋状の構造ができ、角質や皮脂がたまってふくらんでくる良性のできものです。
多くの場合、痛みもかゆみもなく、長い間気づかれずに放置されていることもあります。
■ 実は「感染してから来院される方」がとても多いんです
当院では、粉瘤(ふんりゅう)が赤く腫れて痛みを伴うようになってから受診される方が非常に多くいらっしゃいます。
中には、「ニキビだと思って様子を見ていた」「繰り返し腫れるけど、いつも自然に治るから放置していた」という声もあります。
ですが、そうした粉瘤がある日突然大きく腫れて、強い痛みや熱を持ち、膿が出てくるような状態になることがあります。
このように炎症や感染を起こした粉瘤を、「感染性粉瘤(かんせんせいふんりゅう)」といいます。
感染がひどくなると、痛みが強くなり夜寝れなくなります。抗生剤の効果はあまりありません。
感染性粉瘤では、袋の内部に膿がたまり、皮膚の表面が赤く熱を帯びて痛みを伴う状態になっています。
重度になると発熱やリンパ節の腫れを伴うこともあり、日常生活に支障が出るほど強い不快感を伴うケースもあります。
この段階では、通常行うような粉瘤全体の摘出手術はできません。
というのも、膿や炎症によって組織が壊れており、袋の形が崩れてしまっているため、きれいに取りきることが難しいからです。
そのため、まずは「切開・排膿(せっかい・はいのう)」といって、腫れている部分に小さく切れ目を入れ、内部の膿を出す処置を行います。
この処置によって炎症を抑えることはできますが、一時的な応急処置にすぎません。
その後、炎症がしっかり引くまで(通常2〜4週間、長いと1ヶ月以上)待つ必要があります。
そのうえで、ようやくあらためて粉瘤を摘出する手術を行うという流れになります。
つまり、感染してしまうと
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処置が2段階になる(切開+後日の摘出手術)
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傷跡が大きくなる可能性がある
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通院回数が増える
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仕事や予定にも影響が出る
といった時間的・身体的な負担が増えてしまうのです。
■ 感染していなければ、日帰り摘出が可能です!
感染前の粉瘤であれば、
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傷が小さく済む
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痛みや腫れが最小限
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傷跡も目立ちにくい
という利点があり、日帰りでの手術が可能です。
放置しても命に関わるものではありませんが、「手術を受けるタイミング」はとても大切です。
■ こんな症状に心当たりがあれば、早めの受診を
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皮膚の下にしこりのようなものがある
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定期的に腫れたり、赤くなったりする
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長年気になっているけど特に痛くないから放置している
こうした症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
感染してしまう前に摘出することで、治療もスムーズに進みます。