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副乳(ふくにゅう)
「ダイエットや筋トレをしても、脇の下の膨らみだけがどうしても改善しない」
「生理周期に合わせて、脇の下に硬いしこりや熱感を感じることがある」
脇の下に生じるこうした「限局的な厚み」や「組織の張り」は、単なる皮下脂肪の蓄積ではなく、乳腺組織が残存した「副乳(ふくにゅう)」の可能性が高いと考えられます。
副乳は決して珍しいものではありませんが、「どこに相談すればいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」と不安で、一人で悩んでいる方が多いのも事実です。
今回は、形成外科専門医の視点から、副乳の正体と保険診療で受けられる手術について詳しく解説します。
1. 副乳(ふくにゅう)の正体とは?
副乳とは、本来の胸(正乳)以外の場所に残ってしまった「乳腺組織の一部」のことです。
人間は胎児のとき、脇の下から足の付け根にかけて左右一対の「ミルクライン(乳腺堤)」という線が存在します。通常、成長とともに胸以外の乳腺は退化して消えていきますが、日本人の約5%(20人に1人)は、この乳腺が脇などに残ってしまうことがあります。これが副乳です。
最も多い発生場所は「脇の下」ですが、人によっては胸の下やお腹にできることもあります。
2. 男女別・副乳のよくあるお悩み
副乳は女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも存在し、それぞれ異なる悩みの原因となります。
【女性の場合】
女性の副乳はホルモンバランスの影響を強く受けます。
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生理周期による変化: 生理前になると脇が張る、チクチク痛む。
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妊娠・出産による変化: 妊娠中に脇が急激に膨らみ、授乳期にパンパンに張って痛みが強くなる(副乳で母乳が作られる「副乳うっ滞」が起きることもあります)。
【男性の場合】
男性の場合、筋肉や脂肪の影響で目立ち始めることがあります。
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肥満による強調: 体脂肪が増えることで、元々あった乳腺組織が押し上げられ、脇の膨らみが目立つ。
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筋トレによる違和感: 大胸筋をハードに鍛えても、脇の近くにだけ『どうしても落ちない脂肪のような膨らみ』が残ることがあります。これは筋肉の発達によって、その下にあった副乳(乳腺組織)が押し上げられ、目立ってしまっている状態です。
3. 「ただの脂肪」と「副乳」を見分けるポイント
以下の特徴に当てはまる場合は、副乳である可能性が高いと言えます。
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触るとコリコリとした「しこり」がある
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生理周期や体調によって、膨らみの大きさが変わる
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中心に小さなポツッとした突起(乳頭)がある
注意: 副乳も「乳腺」である以上、非常に稀ですが「副乳乳がん」のリスクがゼロではありません。「急に大きくなった」「石のように硬いしこりがある」といった場合は、自己判断せず必ず医療機関を受診してください。
4.当院における治療の特徴
- 日本形成外科専門医で皮膚腫瘍外科指導医である院長が診察・治療・ケアまで一貫して行います。
- 極細の針を用いた痛みの少ない局所麻酔を行っています。
- 手術後の傷あとを目立ちにくくするために、比較的小さな切開で摘出を行うように工夫をしています。
- 細い糸を使用し、細かく丁寧に縫合することで、手術後の傷あとを目立ちにくくします。
- 傷あとのフォローを積極的に行っています。
- 治療費は原則健康保険で行い、患者さんの負担を軽減しています。
5.診療の流れ
予約
予約制ですので、お電話でご予約ください。
外来診察
健康保険での治療が受けられますので、保険証を必ずお持ちください。
待合室にて問診表をお渡ししますのでお書きください。
予約制ですので、比較的他の患者さんと一緒になることは少ないです。
診察から説明が終わるまでは約15分です。
診察後手術を希望されれば、当日に手術の予約が可能です。
ただ、日程が決められない患者さんの場合は、当日血液検査を受けていただきますと、後日お電話でご希望の手術日の予約が可能です。
手術の手順
- 切開のデザイン
- 局所麻酔
極細の針を用いた痛みの少ない局所麻酔を行っています。 - 手術後の傷あとを目立ちにくくするために、比較的小さな切開を行います。
- 副乳 を摘出します。
- 細い糸を使用し、細かく丁寧に縫合することで、手術後の傷あとを目立ちにくくします。
- 傷に軟膏を塗りガーゼをテープで固定します。
- 摘出した組織は病理検査に提出します。
- 手術時間は30分ほどです。
- 翌日の診察時間を予約してお帰りください。
- 当日はシャワーや入浴飲酒はお控えください。出血の原因となります
- 術後の痛みは痛み止めでコントロールできる範囲です。
「再診」
- 翌日に診察の来られてください。傷の状態を確認します。
- 1週間後に糸を取り、1週間テーピングを行います。
- 2週間後にテープを取り、傷専用のクリーム(保険外)を開始していただきます。
この時、病理結果をお知らせします。
ご心配ごとがございましたらお尋ねください。
手術後のリスクと当院の対応
手術には細心の注意を払っておりますが、外科的処置である以上、以下のリスクを伴う可能性があります。当院ではこれらの問題に対し、形成外科専門医の視点から迅速かつ適切なアフターフォローを行っています。
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皮下出血・血腫(けっしゅ) 手術部位に血が溜まり、腫れや内出血が生じることがあります。
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対応: 術後の止血を徹底し、翌日の診察で状態を厳密に確認します。
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局所感染 傷口から細菌が入り、赤みや痛み、膿が出ることがあります。
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対応: 清潔な手術環境を整えるのはもちろん、術後の適切な処置と必要に応じた抗生剤の処方で対応します。
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再発のリスク 乳腺組織を可能な限り摘出しますが、目に見えないほど微細な組織が残存した場合、稀に再び膨らみを感じることがあります。
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傷あとの経過(肥厚性瘢痕など) 体質や動きの多い部位である特性上、傷あとが一時的に赤く盛り上がることがあります。
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対応: 当院では術後2週間後から「傷専用クリーム」によるケアを開始するなど、傷あとを最小限にするための積極的なフォローを行っています。
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感覚の違和感(しびれ・鈍麻) 手術の範囲によっては、脇周辺の皮膚の感覚が一時的に鈍くなることがあります。
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対応: 神経の回復過程で起こる一時的な症状であり、数ヶ月かけて徐々に改善していきます。
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脇のしこりは「乳がん」の可能性もある?
脇の下にしこりを感じると、「もしかして乳がんでは?」と強い不安を感じる方が多くいらっしゃいます。実は、副乳と乳がんには無視できない関係があります。
1. 「副乳乳がん」というリスク
副乳は、本来の胸と同じ「乳腺組織」でできています。そのため、非常に稀ではありますが、通常の胸と同じように「乳がん」が発生することがあります。 これを「副乳乳がん」と呼びます。 脇のしこりが単なる副乳だと思って放置していたら、実はその中の乳腺が悪性化していた、というケースもゼロではありません。
2. 摘出組織はすべて「病理検査」へ
当院では、副乳の摘出手術を行った際、取り出した組織をそのままにすることはありません。必ず「病理検査(顕微鏡による詳細な検査)」に提出します。
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病理検査とは: 専門の医師が顕微鏡で組織の細胞を隅々まで確認し、がん細胞などの異常がないかを確定診断する検査です。
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検査を行う理由: 「見た目では良性の副乳に見えても、念のために悪性の可能性を100%排除する」ためです。
手術で物理的な膨らみを取り除くだけでなく、この病理検査の結果をもって「医学的にも良性であり、心配ないものである」という最終的な安心を確認することが、医療機関として非常に重要だと考えています。
3. 「安心のための手術」という選択
「ただの副乳なら我慢すればいい」と考える方もいらっしゃいますが、将来的な病気のリスクを不安に思いながら過ごすよりも、摘出してしっかりと検査を行うことは、心身の健康にとって大きなメリットがあります。
脇に気になるしこりがある場合は、まずは形成外科で適切な検査と治療を受けることをお勧めします。
6. まとめ:一人で悩まず、まずは専門医へ
「副乳は病気ではありませんが、生まれつき残ってしまった乳腺組織です。もし、痛みや見た目のコンプレックスで日常的に悩まれているのであれば、それは立派な治療の対象です。
手術で乳腺そのものを取り除くことで、長年抱えてきた違和感や痛みからスッキリと解放されることができます。
「保険で治療できるなら早く相談すればよかった」という患者様の声も多くいただいております。
新潟市内で脇の膨らみや違和感にお悩みの方は、ぜひ一度当院のカウンセリングへお越しください。
費用一覧
お知らせ
ホームページの内容は随時更新されることがあります。
修正作業を行っていますが、古い情報や誤った記載が残っている場合もありますので、ご了承ください。
また、治療費については、健康保険の場合は診療報酬の変更により変動することがあります。
費用一覧
| 診療名 | 料金 | |
|---|---|---|
| 健康保険適応 | 皮膚腫瘍 (保険適応) | 8,000円〜25,000円程 |
| 血液検査(保険適応) | 3,000円程 | |
お知らせ:治療費については、健康保険の場合は診療報酬の変更により変動することがあります。
よくある質問
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- 仕事にはいつから復帰できますか?
- デスクワークであれば、翌日から可能です。
脇を動かす動作を最小限にすれば、事務作業などに支障はありません。
ただし、重い荷物を運ぶ、腕を高く上げ続けるといった動作が必要な仕事(重労働や介護など)は、術後1週間程度控えていただくのが安心です。
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- お風呂やシャワーの制限はありますか?
- シャワーは翌日から可能です。浴槽での入浴は「抜糸後」からとなります。 手術当日は安静にしていただきますが、翌日から防水処置をした状態でシャワーを浴びることができます。抜糸は通常、術後1週間〜2週間程度で行いますので、それ以降は普段通りゆっくりとお湯に浸かっていただけます。
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- 趣味のスポーツやゴルフはいつから再開できますか?
- 軽い散歩などは翌日からOKですが、ゴルフや激しい運動は2週間後が目安です。
特にゴルフなどのスイング動作は脇を大きく動かし、傷跡に負担がかかりやすいため、抜糸が終わって傷が安定する術後2週間を再開の目安としてお伝えしています。
無理をして傷口が開いたり、内出血が長引いたりすることを防ぐためにも、焦らず回復を待つことが美しく治す近道です。
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- 術後の痛みはどのくらい続きますか?
- Q強い痛みは数日で落ち着きます。 痛み止めを内服してコントロールできる範囲の痛みです。
1週間ほど経つと、痛みよりも「突っ張る感じ」が主になりますが、これも時間とともに馴染んでいきます。
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- 授乳に影響はありますか?
- 本来の乳房からの授乳には、全く影響ありませんのでご安心ください。
副乳の乳腺を取り除いても、胸にある本来の乳腺組織には触れません。むしろ、副乳を残したまま授乳期を迎えると、脇の下までパンパンに張って激しい痛みを感じるケース(副乳うっ滞)が多いです。
将来的な妊娠・授乳を考え 早めに摘出を希望される方も多くいらっしゃいます。
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- 手術の跡は本当に消えますか?
- Q完全に消えるわけではありませんが、最終的には「脇のシワ」のように見えます。
形成外科医として、傷跡が最も目立ちにくい脇のシワに沿って最小限の切開を行います。髪の毛よりも細い「極細の糸」で丁寧に縫合するため、数ヶ月から半年ほどで赤みが引き、最終的には一本の白い細い線のようになります。
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- 他院で「ただの脂肪」と言われたのですが、診てもらえますか?
- はい、ぜひ一度ご相談ください。 「ハミ肉だから痩せれば治る」と言われ、ダイエットをしても解決せずに当院へ来られる方は非常に多いです。触診を行うことで、それが皮下脂肪なのか、乳腺組織(副乳)なのかを診断いたします。
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- 術後に脇の感覚が鈍くなることはありますか?
- 一時的に違和感が出ることはありますが、徐々に回復します。
手術の範囲によっては、数週間から数ヶ月ほど脇の皮膚の感覚が少し鈍く感じることがあります。これは神経が回復する過程で起こる一時的な症状ですので、時間とともに元に戻ります。
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- 男性が受診するのは勇気がいりますが、大丈夫でしょうか?
- 全く問題ありません。当院には多くの男性患者様が来院されています。
「Tシャツを着た時のシルエットを整えたい」「筋トレをしてもここだけ凹まない」といったご相談で来られる男性は増えています。
プライバシーに配慮した診察を行っておりますので、お気軽にお越しください。





