
診療案内Menu
いつまでも若くて綺麗でありたい女性を全力でサポートいたします。
陥没乳頭一部保険適用

乳頭が乳輪の中に引っ込んで出てこない 陥没乳頭
陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)
陥没乳頭とは、乳首がへこんでいる、真ん中がくぼんでいる、または平坦で突起が見られない状態のことを指します。
医学的には「内反乳頭」とも呼ばれ、授乳トラブルや乳腺炎のリスクがあるため注意が必要です。
陥没乳頭の原因
陥没乳頭は、生まれつき乳管が短い、または発育不全などの先天的な要因が多くを占めます。しかし、繰り返す乳腺炎や乳管炎、乳房のサイズが大きいことによる圧迫も後天的な原因として考えられます。
発生頻度と分類
発症頻度は全女性の2~10%とされ、思春期以降、乳房の成長とともに明らかになります。程度には個人差があり、指でつまむと乳首が出る軽度のタイプから、完全に乳頭が埋もれている重度のタイプまでさまざまです。片側または両側に見られる場合があります。
陥没乳頭が引き起こすリスク
中度~重度の陥没乳頭は授乳ができないだけでなく、乳頭のくぼみに皮脂や汚れがたまりやすく、細菌感染による乳腺炎の原因になります。乳腺炎は放置すると激しい痛みや発熱を伴い、日常生活に支障をきたすことも。早期の治療が重要です。
治療を受けられる方の特徴
乳頭が陥没していることで、周囲が汚れやすく、嫌な匂いが発生したり、乳頭周囲炎を繰り返していた方が多いです。また、出産後の授乳で苦労したり、乳腺炎を経験した方も治療を検討することがあります。
近年では、整容的な改善を目的として治療を希望される方が増加しています。これは、女性が乳房や乳頭の形状に対して敏感になり、形成外科や美容外科に関する情報が広く普及してきたことが背景にあります。また、結婚年齢の上昇に伴い、形態的なコンプレックスが強まる傾向も影響しています。
当院の 陥没乳頭 治療の特徴
・形成外科専門医が一貫して対応:診察から治療、術後のケアまで、専門医が責任を持って行います。
・痛みを最小限に抑えた局所麻酔:極細の針を使用して、患者様の負担を軽減します。
・目立ちにくい傷あと:細い糸を使用し、繊細かつ丁寧な縫合を施します。
・保険適用可能:未婚の女性や妊娠・出産を希望されている方に保険が適用されます。
・短時間で完了:手術時間は片側約30分で、入院の必要がありません。
陥没乳頭 の分類
陥没乳頭は以下のように分類されます:
・Grade 1: 乳頭に刺激を与えると簡単に引き出すことができ、その状態が一定時間続く。
・Grade 2: 乳頭に刺激を与えると簡単に引き出すことができるが、すぐ元の状態に戻ってしまう。
・Grade 3: ピンセットなどを使用して乳頭を引き出すことは可能だが、すぐ元に戻る。
・Grade 4: いかなる方法を用いても乳頭を引き出すことができない。
Grade 2、Grade 3、Grade 4は治療対象となります。適切な治療を受けることで、機能的および整容的な改善が期待できます。
治療の流れ
予約
ご予約はお電話で承っております。
保険診療の対応ですが、予約制となっておりますので、待ち時間が短縮され、他の患者様と顔を合わせる機会が少ない環境を提供しています。
診察
診察では、患部を確認し、陥没乳頭のGradeを判定したうえで、適切な治療法、通院頻度、手術後のケアについて丁寧にご説明します。
不明点があれば遠慮なくご質問ください。
- Grade 1の場合: 保存的治療が適応されます。吸入器(吸引機)を1日数回使用することで乳頭を引き出し、改善を目指します。
- Grade 2・Grade 3・Grade 4の場合: 手術治療が適応となります。
手術をご希望の場合:
- 血圧測定や感染症検査を行い、手術日程を決定します。
- 治療前には注意事項について詳細な説明を行います。
当院は患者様に安心して治療を受けていただける環境を提供しています。
手術方法
乳管を温存する場合
- 局所麻酔:極細の針を使用するなど、痛みの軽減を目指した局所麻酔を行います。
- 牽引:乳頭の先端の上下に2本の糸を通し、陥没している乳頭を引き出します。
- 切開:乳頭中央に切開を加え、上下に展開します。
- 剥離:拡大鏡を用いながら、乳頭が自然に突出を保つまで原因となる瘢痕組織や索状物を剥離していきます。
この操作で重要な事は、将来、妊娠・授乳希望の患者さんの場合は乳管を温存しなければならないことです。
しかし、非常に重症で乳管そのものが萎縮していると、手術により乳頭が出てきても授乳できない場合もあります。 - 縫合:十分に止血した後、縫合します。
- 乳頭の牽引:手術後の陥没を予防するために、乳頭周囲に丸いプロテクターを置き、その上に渡した爪楊枝の上に牽引している糸を結びつけて吊り下げます。
牽引は2週間ほど行い、抜糸と同時に取り除きます。 - 手術時間:片方30分程です。
- 安静:手術後は30分程度、安静にしていただきます。
麻酔の効果がなくなると多少痛みを感じる場合がありますので、ご心配の方には 手術直後に痛み止めを服用していただきます。 - プロテクターの装着:抜糸後は着衣による乳頭の圧迫を避けるために、乳頭の大きさに合わせたリング状のプロテクターを3か月間装着していただきます。
乳管を温存しない場合
- 局所麻酔~切開までは同じです。
- 剥離:瘢痕組織と乳管組織をすべて横に切って乳頭が突出させ、縫合します。
- 牽引やプロテクターの装着は必要ありません。
- 美容目的となるために保険適応とはなりません。
手術後のケア
- 手術当日はシャワーや入浴はお控えください。
- 翌日に受診していただき、患部をチェックします。
- 翌日よりシャワー可能です。
- 2週間後に抜糸を行います。
術後の問題点
- 出血:乳頭は出血しやすい部位ですので、十分に止血しますが、血液が溜まり血腫を生じることがあります。術後2~3日後におきやすいので通院していただき患部を確認します。
- 手術後の腫れ:手術後の腫れは、2~3週間続くことがあります。
- 感染:時に感染を起こすことがありますので、抗生剤を処方します。
- 皮膚の中を縫合した糸の露出:抜糸を行います。
中に残った糸が時に遺物反応を起こし炎症が続くことがあります。そのために治療期間が長くなることもあります。
このような場合はすぐに受診されてください。再発:再発することがあります。その予防のために乳頭の大きさに合わせてリング状のプロテクターを3か月間程装着していただきます。 - 皮膚科壊死:grede3・4と程度が強い場合は、乳頭を無理矢理引きださなければなりませんが、それに伴い血管が引き延ばされ乳頭の血流が少なくなり皮膚にダメージが起きることがあります。
- 傷跡:乳頭は粘膜ですので、残りますがほとんど気にならない程度です。
- 授乳不可の可能性:陥没乳頭の程度が強い場合は、乳管の発育不全があったり、血管と同じように乳管が強く引き延ばされると授乳ができないこともあります。
- 知覚鈍麻:手術後しばらくは感触が少し鈍くなりますが、徐々に戻ってきます。
左右差:術後に突出した乳頭には左右差があります。また、乳輪に比べて大きい場合あります。この場合の乳頭を縮小する方法(乳頭縮小術)もありますが、自由診療となります。https://yamamoto-clinic.jp/menu/papillary-hyperplasia-nyuutou-hidaisyou/ - 再発:重度の陥没乳頭は、元に戻ることがあります。そのため当クリニックでは術後より再発予防のプロテクターの装着をお願いしています。
マッサージで乳頭が突出する患者さんへ
乳輪を中心に向かって揉み上げるように乳頭を押し出して乳頭を突出させることができ、その状態がしばらく維持できる場合は、市販されている搾乳器を用いた保存的治療で改善することが有ります。
1日数回 10〜15分間 乳頭に搾乳器を当て陰圧をかけることを繰り返します。
しかし、マッサージで乳頭が全く引き出さない場合やすでに乳腺炎を繰り返している場合で保存的方法で改善しない時は、手術の適応となります。
14歳〜15歳の患者さんへ
乳房の発達途上にあると思われる14歳〜15歳位の患者さんに対しては、手術後の乳房の発達による陥没の再発の恐れがありますので、乳房が発達し終わるまで手術は控えられた方が良いです。
妊娠中の患者さんへ
手術は胎児に影響しない7ヶ月以降に可能と言われていますが、産科の主治医との密な連携が必要です。また、術後に乳管の狭窄などにより乳腺炎を起こしやすいため、授乳期間が終わった時期に受けられることが勧められれています。
以上により 当クリニックでは妊娠中の手術は行っておりません。
美容目的で治療を受けられる患者さんへ
授乳の必要がなく、美容目的で治療を受けられる場合は保険適応にはなりません。
手術後の大きい乳頭を気にされる方
これはもともとの大きさですが、気になる方も多いです。
この場合、どうしても小さくされたい場合は乳頭縮小術をオススメします。
費用一覧
治療費については、健康保険の場合は診療報酬の変更により変動することがあります。
お知らせ
ホームページの内容は随時更新されることがあります。
修正作業を行っていますが、古い情報や誤った記載が残っている場合もありますので、ご了承ください。
費用一覧
治療医(値段) | ||
---|---|---|
保険適応 | 片側 | 24,000円程(保険料3割負担の場合) |
血液検査費 | 3,000円程(保険料3割負担の場合) | |
保険外診療 (自由診療) |
片側 | 132,000円(税込) |
両側 | 220,000円(税込) | |
血液検査費 | 16,500円(税込) | |
初診料 | 2,750円(税込) | |
消毒料(1回) | 1,320円(税込) | |
再診料(診察のみ) | 550円(税込) |
陥没乳頭は40歳未満で今後授乳の予定がある方は、健康保険が適用となります。
それ以降の年齢の方や美容目的の場合は保険外診療となります。
保険外診療の場合は、治療費(値段)に麻酔料・お薬代は含まれています。
よくある質問
-
- 陥没乳頭手術後の入浴・シャワー・飲酒はいつから可能ですか?
- 入浴・シャワーについて
手術当日でも、洗顔は問題ありません。ただし、強くこすらないように注意しましょう。
シャワーは手術の翌日から可能です。それまでは、濡らさないように注意してください。
入浴(湯船に浸かる):医師の指示に従う
湯船に浸かる入浴は、患部の状態によって時期が異なります。必ず担当医の指示に従ってください。
飲酒について
手術の翌日からは軽い飲酒であれば問題ありません。ただし、飲みすぎは厳禁です。アルコールの過剰摂取は、傷の治りを遅くしたり、腫れや内出血を悪化させることがあります。
-
- 陥没乳頭は治療しなくても大丈夫?放置のリスクはありますか?
- 陥没乳頭特に若い女性に多く見られる乳頭の疾患です。「見た目の問題だけなら放置してもいいのでは?」と思われがちですが、実は健康や機能面でも様々なリスクを伴います。
・授乳が困難になる可能性
陥没乳頭の大きな問題のひとつは、将来的に授乳が難しくなる可能性があることです。乳頭が内側に引っ込んでいるため、赤ちゃんがうまく吸い付けず、母乳育児に支障をきたすことがあります。
・不衛生になりやすく、乳腺炎の原因にも
また、へこんでいる部分に皮脂や汚れがたまりやすく、不衛生な状態になりやすいのも注意点です。雑菌が繁殖しやすくなることで、乳腺炎などの感染症を引き起こすリスクも高まります。
以上の理由から、出産前までに治療することが推奨されています。状態や症状によっては、保険適用での治療も可能ですので、気になる方は早めに相談ください。
-
- 陥没乳頭の原因はなんでしょうか?
- ・ 乳腺の発達に対して乳管の成長が追いつかない
陥没乳頭が起こる主な理由として考えられているのが、乳腺と乳管の発育バランスの乱れです。
乳腺は母乳をつくる器官、乳管はその母乳を乳頭まで運ぶ通り道ですが、乳腺がしっかり発達しているのに対し、乳管の成長が不十分
その結果、乳管が乳頭を内側に引き込んでしまう
このようなメカニズムによって、乳頭が外に出ず、内側に陥没する状態になると考えられています。
・乳房の大きさとの関連性
実は、乳房が小さい人よりも、乳腺が発達している人の方が陥没乳頭になりやすい傾向があります。
これは先ほどの乳腺・乳管のアンバランスとも関連していると考えられます。
・遺伝ではないが、母娘で似るケースも
「母親も陥没乳頭だったけれど、自分もそうかも…」と思う方もいるかもしれません。
確かに、母親が陥没乳頭の場合、娘さんも同じような傾向を示すことがあります。ただし、これは直接的な遺伝ではなく、乳房や体質などの体の特徴が似ているためと考えられています。
-
- 軽度の陥没乳頭は吸引器で治せますか?
- 軽度の陥没乳頭の場合、専用の吸引器を使用することで、ある程度乳頭を引き出す効果が期待できます。継続的に使用することで、乳頭が自然に外に出やすくなるケースもあります。
しかし、一時的に乳頭が出たとしても、しばらくすると元に戻ってしまうことがあります。そのような場合は、根本的な改善を目的とした手術が適応となることもあります。
また、吸引器を使って無理に乳頭を引き出そうとすると、乳頭に過度な力が加わり、皮膚や組織にダメージを与える可能性もあるため、自己流での強引な使用は控えてください。
-
- 陥没乳頭の「真性」と「仮性」を自分で見分ける方法はありますか?
- 陥没乳頭には「真性」と「仮性」の2種類があり、それぞれ状態や対処法が異なります。
真性の陥没乳頭の特徴
・指で刺激を与えても乳頭が外に出てこない
・乳頭の先端にくびれが見られない
・中央部分がくぼんでいる状態が持続している
このような状態が見られる場合は、真性の陥没乳頭である可能性が高く、吸引器などでは改善が難しいため、手術が必要です。
仮性の陥没乳頭の特徴
・軽くつまんだり、刺激を与えるとすぐに乳頭が出てくる
・しっかりとしたくびれが形成される
・一度出てくると、すぐにくぼまない
仮性の場合は、専用の吸引器などを使うことで改善が見込めることもあり、セルフケアの対象となることが多いです。
ただし、自己判断に頼りすぎず、不安がある場合は早めに相談ください。
-
- 刺激で乳頭が出てくる場合でも治療は必要ですか?
- 普段はへこんでいるものの、刺激を与えると乳頭が外に出てくる場合、それは「軽度の陥没乳頭(仮性)」である可能性が高いです。このタイプは、授乳が可能なケースも多く、日常生活に大きな支障がないこともあります。
しかし、乳頭が陥没していることで、授乳中に乳腺が詰まりやすくなり、乳腺炎を引き起こすリスクが高まることがあります。特に出産や授乳を考えている方にとっては、事前に医師の診察を受け、適切な対処をしておくことが安心につながります。
軽度の場合でも、吸引器などのセルフケアで改善できる可能性があるため、治療の必要性については早めに医師と相談するのがおすすめです。
-
- 妊娠中の陥没乳頭のケアはいつから始めると良いですか?
- 陥没乳頭にお悩みの方は、妊娠前からのケアがとても大切で、妊娠中には手術は受けられないため、手術を検討する場合は妊娠前に行う必要があるからです。
出産後の授乳に備えて、早めに乳頭の状態を確認しておくことが大切です。特に、真性の陥没乳頭は授乳トラブル(赤ちゃんがうまく吸いつけない、乳腺炎になりやすい等)の原因になることがあります。
妊娠中に行えるケアとしては、専用の吸引器を使ったマッサージや、助産師・医師による指導のもとでの乳頭ケアがあります。ただし、自己判断での強引な処置は避け、安全な方法を選ぶようにしましょう。
妊娠を予定している方、あるいはすでに妊娠中の方は、できるだけ早い段階で医師に相談し、適切な対処法を知っておくことが安心につながります。
-
- 陥没乳頭手術は保険適用となりますか?
- 陥没乳頭の手術が健康保険の適用対象となるかどうかは、患者の年齢や症状、目的によって異なります。
保険が適用されるケース
・40歳未満で、今後授乳の予定がある方
・過去に乳腺炎を繰り返した経験がある方
・医師の診断により「真性の陥没乳頭で授乳が困難」と判断された場合
保険が適用されないケース
・40歳以上で、授乳の予定がない方
・美容目的で乳頭の形状を整えたい場合
-
- 保険適応で陥没乳頭の手術を受ける場合の本人負担分はどの程度ですか?
- 保険適用時の自己負担額の目安(3割負担)
片側のみの手術で、以下の費用が発生します:
・初診料
・術前検査(血液検査、画像診断など)
・手術料
・麻酔料
・処方料(術後の内服薬など)
これらをすべて含めた自己負担額は、おおよそ25,000円前後が目安となります。
-
- 手術には入院が必要ですか?
- 陥没乳頭の手術は通常、入院の必要はなく、外来での日帰り手術として行われます。
術後は、翌日と2〜3日後に手術部位の経過確認のため再受診が必要です。
その後は経過に応じて、医師から次回受診日を案内されます。
抜糸は通常、術後10日頃を予定しています(傷の状態によって前後することもあります)。
ポイント
・術後の腫れや痛みは比較的軽度なことが多いですが、無理をせず安静を心がけましょう。
・日常生活への復帰も早く、学校や仕事への影響が少ないのが特徴です。
-
- 陥没乳頭の手術は初診当日に受けられますか?
- 初診時にそのまま手術を受けることはできません。
まずは診察を受け、手術の適応があるかを医師が判断します。
適応があると判断された場合、術前検査を実施します。
検査結果をもとに、医師と相談して後日、手術日を決定します。
このように、安全に手術を行うためには事前の準備が欠かせません。そのため、スケジュールにはある程度の余裕を持っておくことをおすすめします。
-
- 陥没乳頭の手術にかかる時間はどのくらいですか?
- 陥没乳頭の手術を検討している方にとって、「手術時間はどのくらいかかるのか?」は気になるポイントのひとつです。
手術の所要時間の目安
片側の手術:およそ30分
両側の場合は、その倍程度の時間がかかります(約60分前後)
局所麻酔で行われることが多いため、入院の必要もなく日帰り手術が可能です。
-
- 手術中や手術後に痛みがありますか?
- 陥没乳頭の手術を受けるにあたり、「痛みはあるのか?」という不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
・手術中の痛みについて
手術は局所麻酔で行われるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。麻酔がしっかり効いている状態で施術されるので、安心して治療を受けることができます。
・術後の痛みについて
手術後は、2〜3日ほど鈍い痛み(鈍痛)を感じることがあります。これは体の自然な反応であり、多くの場合は処方される痛み止め(鎮痛薬)を服用することで軽減されます。
痛みが強い場合や長引く場合は、我慢せずに医師にご相談ください。
-
- 傷跡は残りますか?
- 乳頭部は傷跡が目立ちにくい部位であるため、傷跡で悩まれる方は少ないと言えます。
・傷跡が目立ちにくい理由
乳頭部は皮膚が薄く、色が比較的均一なため、手術の際にできた小さな傷跡が目立ちにくいのが特徴です。手術の際に使われる技術や縫合方法も、できるだけ傷跡が残りにくいように工夫されています。
・傷跡についての注意点
傷が完全に治るまでには数週間かかることがありますが、通常、傷跡は時間の経過とともに目立たなくなります。
傷跡をケアする方法(保湿)については、術後の経過に合わせて医師が指導いたします。
乳頭部は傷あとがわかりにくい部分ですので、傷あとで悩まれた方はおられません。
-
- 陥没乳頭の手術を受けても、授乳はできるようになりますか?
- 手術後の形状が改善されても、授乳のしやすさが完全に保証されるわけではありませんが、授乳の可能性は確実に高まります。
・手術後の授乳への影響
陥没乳頭は、乳頭の形成不全が原因で起こることが多いため、手術後に乳頭の形状は改善されても、授乳がしにくい場合があります。
ただし、手術によって授乳が可能になるケースも増えますが、全ての患者さんに対して授乳が確実にできるようになるわけではありません。
・放置するリスク
陥没乳頭のまま放置しておくと、乳頭内部が不衛生になりやすく、清潔を保つのが難しくなります。これが原因で、炎症を引き起こす可能性もあるため、早期に手術を検討することが勧められます。
-
- 陥没乳頭の手術後、どれくらいで普通の生活に戻れますか?
- 陥没乳頭の手術後、どれくらいで普通の生活に戻れるかは多くの方が気になるポイントです。
手術自体は日帰りで行えるため、術後の回復も比較的早いといえます。
翌日からは患部を濡らさなければシャワーを浴びることができます。
激しい運動や重いものを持つことはしばらく控える必要がありますが、日常生活には支障はほとんどありません。
注意点
術後は数日間、無理をせず安静に過ごし、傷の回復を促すことが大切です。痛みや腫れがある場合は、適切なケアを行いながら、徐々に普段の生活に戻していくことが勧められます。
-
- 陥没乳頭の手術後、再発防止する方法がありますか?
- 陥没乳頭の手術を受けた後、多くの方が気にするポイントは「再発防止」や「授乳への影響」です。手術によって乳頭の形状は改善されますが、再発を防ぐためには適切なケアが重要です。
陥没乳頭手術後の再発防止法
手術後、再発を防ぐためには定期的なチェックと適切なアフターケアが必要です。医師の指示に従い、術後のケアをしっかり行うことで、再発のリスクを最小限に抑えることができます。
-
- 陥没乳頭手術後、再発することはありませんか?
- 陥没乳頭の手術後に「再発することはないのか?」と不安に感じている方も多いでしょう。手術後の再発については、軽度の陥没乳頭の場合、再発することはほとんどありませんが、重度の場合は元に戻ることがあります。
・軽度の陥没乳頭の再発について
軽度の陥没乳頭では、手術後に元の状態に戻ることはほとんどありません。手術で形状が改善されるため、再発のリスクは非常に低いとされています。
・重度の陥没乳頭の再発について
重度の陥没乳頭の場合、手術後に乳頭が元の状態に戻ることがあるため、術後に再発予防が重要です。
・再発防止のためのアフターケア
当クリニックでは、術後の再発を防ぐために再発予防のプロテクターの装着をお願いしています。これにより、再発リスクを減らし、手術の効果を持続させることができます。
-
- 陥没乳頭の手術後、ブラジャーはいつから着用できますか?
- 陥没乳頭の手術後、ブラジャーを着用しても良いかどうかは、術後の回復具合に応じて異なります。
手術直後は、患部の回復を最優先に考えることが大切です。
・手術後のブラジャー着用について
術後すぐにブラジャーを着用することは避けるべきです。手術後、乳頭部は敏感で腫れや痛みがあることがあるため、過度な圧迫を避けるためにブラジャーの着用を控えることが推奨されます。
一般的には、術後1週間から10日程度は、傷の回復を考慮し、優しく支えるようなブラジャーを着用することが望ましいです。
術後の回復状況に応じて、医師の指示を受けてブラジャーを着用するタイミングを決めることが重要です。
・服装に関する注意点
術後は、できるだけ締め付けの少ない衣服を選び、患部に負担をかけないように注意しましょう。特にブラジャーは、柔らかく伸縮性のあるものを選ぶことが大切です。
-
- 陥没乳頭手術、何歳から受けられますが?
- 陥没乳頭の手術は何歳から受けられる?適応年齢と注意点
陥没乳頭の手術は、18歳以上で成長期が終了してから受けることをお勧めしています。成長期中は、胸の発達に伴って自然に乳頭が出てくることがあるため、早い段階での手術は必要ない場合があります。
18歳以上になって、成長が完了した段階で乳頭が自然に出てこない場合、手術を検討することが適応となります。
成長期が終わる前に手術を行うと、再発や形状の変化が起こる可能性があるため、成長後に手術を行う方がより安定した結果が得られやすいです。
18歳未満の方が手術を受ける場合は、保護者の承諾書が必要です。親の同意を得ることが重要な要件となります。
-
- 陥没乳頭の治療は何科で受けるのがいいですか?
- 陥没乳頭の治療を受ける際、どの科を受診するべきかは多くの方が迷う点です。陥没乳頭の患者さんは、婦人科や乳腺外科を受診されることが多いですが、実際の治療は形成外科で行われることが一般的です。
・形成外科での陥没乳頭治療
形成外科では、乳頭の形状を改善するための手術や、再発予防のためのケアが行われます。手術を含む治療法に関して、形成外科の専門的な知識と技術が求められます。
婦人科や乳腺外科との違い
婦人科や乳腺外科では、主に女性特有の疾患や乳腺に関連する問題を扱っていますが、陥没乳頭の治療は形成外科で受けるのが最適です。
-
- 陥没乳頭の治療後、乳頭の感覚が鈍くなることはありますか?
- 陥没乳頭の手術後、乳頭の感覚が鈍くなることがあるのは、手術に伴う一般的な反応です。最初のうちは、感覚が鈍くなる場合がありますが、感覚が戻るまでの期間は個人差がありますが、数ヶ月以内に改善することがほとんどです。
-
- 陥没乳頭の「真性」と「仮性」の違いを見分ける方法はありますか?
- 陥没乳頭には「真性」と「仮性」の2種類があり、それぞれ治療法や手術の必要性が異なります。自分で見分ける方法があります。
・仮性陥没乳頭の特徴
指で軽く刺激を与えたときに、すぐに乳頭が外に出てくるものは「仮性」の陥没乳頭です。出てきた乳頭がしばらくくぼまない状態を保てる場合、比較的軽度と判断され、手術の必要がないこともあります。
・真性陥没乳頭の特徴
一方、指で刺激しても乳頭が出てこない、あるいは出てもすぐに引っ込んでしまう、くびれがなく平坦な形状の場合は「真性」の可能性が高くなります。真性の場合は自然な改善が難しいため、手術が適応されることが多いです。
-
- 陥没乳頭は片側だけでも治療できますか?
- 陥没乳頭の治療は、片側のみでも治療ができます。
陥没乳頭は左右非対称に起こることも多く、片側だけが陥没しているケースも少なくありません。その場合でも、片方のみの手術や治療が可能です。見た目や機能のバランスを考慮しながら、医師が適切な方法を提案してくれます。
可能です。
-
- 乳首が大きくて、しかも変形しています。小さくすることができ、形を整えることもできますか?
- 妊娠や授乳を経験すると、乳首(乳頭)が大きくなったり、変形して垂れ下がってしまうことがあります。そうしたお悩みに対しては、乳頭縮小術を行うことで、乳首を小さくし、形を整えることが可能です。
乳頭縮小術は、乳首の高さや直径をバランスよく整えることができ、授乳後に目立ちやすいたるみや変形にも対応できます。自然な見た目に仕上げることができるため、見た目に自信を持ちたい方にもおすすめの治療法です。
-
- 陥没乳頭の手術に民間の生命保険は使えますか?
- 陥没乳頭の手術は、医師の判断により保険適用となるケースがありますが、民間の生命保険が使えるかどうかについては注意が必要です。
一般的に、陥没乳頭の手術は健康保険が適用される医療行為です。ただし、ここでいう「生命保険」とは、ご自身が加入している民間の保険会社の医療特約などを指す場合が多く、実際に給付金の対象になるかはご契約の内容によって異なります。
確認ポイント
・陥没乳頭の手術が保険適用であるかどうか
・給付対象となる手術に該当するか
・診断書や手術証明書の提出が必要か
など、詳細は契約中の保険会社へ直接お問い合わせいただくのが確実です。