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いつまでも若くて綺麗でありたい女性を全力でサポートいたします。
リストカット(自傷瘢痕)・根性焼き

リストカットや根性焼きの傷跡を目立たなくしたい方へ
リストカットや根性焼きの傷跡で悩んでいませんか?
過去のつらい出来事から立ち直れたのに、リストカットの傷跡や根性焼きの跡が残っていることで、ふとした瞬間にその記憶がよみがえってしまう——。
そんなお悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
たとえば、こんなお悩みはありませんか?
・傷跡を隠すために、いつも長袖シャツやテープが手放せない
・半袖を着るのが怖い
・傷跡が目に入るたびに気持ちが沈んでしまう
・自分に自信が持てない
・過去の記憶が蘇り、前向きになれない
・就職活動や結婚など、将来への不安につながっている
・子どもが大きくなる前に、傷跡を何とかしたい
・傷跡治療を受けたいけど、どこで受ければ良いのかわからない
・レーザー治療を受けたけれど、効果が実感できなかった
こうしたリストカット跡や根性焼き跡の治療法を探して、ネットで「傷跡 消したい」「傷跡 治療」などと検索した経験がある方も多いでしょう。
傷跡を完全に消すことは難しいけれど、目立たなくすることは可能です
「レーザー治療で傷跡が消せる」という情報を目にすることもありますが、実際には思ったような効果が得られず、悩み続けている方もいらっしゃいます。
現在の医療技術では、リストカット跡や根性焼きの跡を完全に消すことは難しいとされています。
しかし、切除縫縮術や削皮(さくひ)レーザー治療などの方法によって、傷跡をできるだけ目立たなくし、「事故や手術による傷跡」に見えるような形に変えることは可能です。
周囲の目を気にせず、半袖を着て出かけられるようになりたい。
ふと鏡に映った自分の腕に、もう悲しい気持ちになりたくない。
そんな願いを持っている方に、適切な傷跡治療の選択肢を知っていただけたらと思います。
「心の傷跡」は、きっと癒すことができます
物理的に傷跡を完全に消すことはできなくても、心に刻まれた傷跡は、時間とともに癒やすことができます。
そして、自分らしく生きるための一歩を踏み出すきっかけにもなります。
リストカットや根性焼きの傷跡でお悩みの方は、一人で抱え込まずに、相談ください。
当院の リストカット ・根性焼きの傷跡治療の特徴
当院では、リストカット跡や根性焼きの傷跡治療を専門とする日本形成外科学会認定専門医が、すべての患者様に対して診察から治療、アフターケアまで一貫して対応しております。
リストカットや根性焼きによる傷跡は一人ひとり異なります。当院では、患者様の傷跡の状態やご希望に合わせて、最適な治療法を個別にご提案いたします。
また、治療後の経過やメンタル面も重視し、長期的なフォロー体制を整えています。
現在の医療技術では、リストカット跡や根性焼きの傷跡を完全に消すことは難しいですが、切除縫縮術やレーザーによる削皮治療などを組み合わせることで、傷跡を目立たなくし、「事故や手術による傷」と見えるように工夫することが可能です。
私たちは、ただ傷跡を治すのではなく、「リストカット跡とは見えないように変える」ことで患者様のQuality of Life(生活の質)を高めることを大切にしています。
「もう隠さなくていい」と思える日がくるように。
半袖で外出できる自信を取り戻していただけるように。
リストカットや根性焼きの傷跡に悩む方に寄り添い、見た目だけでなく心の回復もサポートしてまいります。
当院の リストカット ・根性焼き傷跡の治療方法
治療方法
1)フラクショナルレーザー治療
フラクショナルレーザーは、肌に極めて小さな穴を無数に開けることで、皮膚の自然治癒力を高め、コラーゲンの生成を促進する治療法です。
この作用により、傷跡の凹凸や赤みが徐々に目立たなくなっていきます。
以下のような傷跡に適応します。
・浅くて細かい傷が多数ある場合
・新しい傷を作らずに治したい方
・凹凸が少ない傷跡
・少しでも目立たなくしたい方
治療の流れ
・照射部位に局所麻酔を行います
・フラクショナルレーザーを照射
・照射後は炎症や痛みを抑えるクリームを塗布
・最後にガーゼで保護します
施術後の注意点
・処方されたクリームを1日1回、約1週間塗布してください
・内出血が起きる場合がありますが、通常1~2週間ほどで回復します
・照射後にかさぶた(痂疲)ができることがありますが、無理に剥がさず自然に取れるのを待ちましょう
・乾燥やかゆみが続く場合は、保湿力の高い傷用クリームを1~2ヶ月使用することをおすすめします
治療間隔と回数の目安
基本的には、3ヶ月に1回のペースで、5~6回の施術を1クールと考えてください。
個人差はありますが、継続することでより高い効果が期待できます。
2)切除形成術
メスで傷跡を切り取り、形成外科手技により「線状の傷跡」や「横向きを縦向きの傷跡」「Z形やW形の傷跡」に変えて、リストカット や根性焼きの傷跡を手術後の傷跡のように変えてわからないようにします。
適応する傷跡
凹凸はあるが数が少ない傷跡
根性焼きの傷跡のように小さい傷跡(目立たない線状の傷にできる)
たくさんの傷跡があるが比較的幅の狭い傷跡
治療手順
・局所麻酔をします。
・メスで傷跡を切除します。
・形成外科手技で傷跡の方向を変えて縫合します。
・ガーゼで覆います。
・瘢痕の幅が大きい場合は数回に分けて分けて行うことがあります(分割切除)
施術後の注意点
・翌日に受診していただき傷の状態を観察します。
・抜糸までの間はガーゼで傷を保護してもらいます。
・一週間後に抜糸を行います。
・傷跡が少しでも目立ちにくくなるために傷跡専用クリームを3か月間ほど塗布してもらいます。
・傷跡は通常は3~6ヶ月ほどで薄くなります。
・傷痕が盛り上がってくること(肥厚性瘢痕)があり、注射など治療が必要な場合もあります
3)削皮術
炭酸ガスレーザーを用いた皮膚削皮術
炭酸ガスレーザーで傷跡を削り新しい傷跡にすることにすることで帰ることで、リストカットの傷跡をやけど跡に変える方法です。
皮膚組織の大部分は水分でできています。炭酸ガスレーザーの光はこの水分に吸収される事で強力な熱効果を起こします。
その熱効果でリストカットの傷跡にやけどをおこさせることでその傷跡の組織を除去し、新しやけど跡に変える方法です。
出血はほとんどなく、最小限のダメージで傷跡を除去します。
メリット
・やけど跡にすることでリストカットの傷跡をわからなくします。
・手術では取り除けない広い傷跡も治療できます。
・急いで治療を希望される方
デメリット
・やけどの傷となるため、1か月以上ガーゼ交換が必要です。
・傷跡は時に赤くて盛り上がった傷跡である肥厚性瘢痕になることがあり、その治療が必要となることがあります。
治療:ステロイド局所注射・トラニラスト内服・圧迫療法など
・長期的な傷あとのケアが必要です。
治療手順
・局所麻酔をします。
・炭酸ガスレーザーで傷跡を削り(焼灼)します。
・照射後は痛みや炎症を抑えるクリームを塗ります。
・ガーゼで覆います。
施術後の注意点
・翌日に受診していただき傷の状態を観察します。
・傷が落ち着くまで自宅でガーゼ交換を行っていただきます。
・傷が落ち着いたら、傷跡が少しでも目立ちにくくなるために傷跡専用クリームを3か月間ほど塗布してもらいます。
・傷跡は通常は6ヶ月ほどで薄くなります。
・傷痕が盛り上がってくること(肥厚性瘢痕)があり、注射など治療が必要な場合もあります。
皮膚移植術
傷跡をメスで取り除き、そこに太ももやお尻の皮膚を採ってきて移植する方法です。
適応
広範囲で手術では取り除けない場合
メリット
広範囲の傷跡を1回の治療で除去できます。
削皮術に比べて皮膚を移植するために傷の治る期間が短くなります。
デメリット
・皮膚を取る部分(ドナー)に新し傷跡ができ、時に赤く盛り上がった肥厚性瘢痕になることもあります。
・移植した皮膚は移植部分の皮膚と性質が異なるため、色素沈着や瘢痕となります(全くわからなくなることはありません)
・皮膚移植後は長めの安静が必要です。
・ご自身の健康な皮膚を移植するため普通に考えれば生着するのですが、必ずしも生着しないこともあります。
戻し植皮:前腕の瘢痕の皮膚を薄く剥離して、90度回転させて戻す方法です。
他の部位より採取した皮膚より色調が良いのですが、リストカットの瘢痕の凹凸の状態によっては採取が難し場合や、植皮した後に辺縁に盛り上がった瘢痕となることがあります。
上記のデメリットを考慮して、現在は皮膚移植術は行わず、炭酸ガスレーザーを用いた皮膚削皮術を行っています。
リストカット の手術方法を決めるための考え方
傷跡の太さで考える
・細い傷跡:フラクショナルレーザー照射
・太い傷跡:フラクショナルレーザー照射または切除形成術
傷跡の数
・少ない:切除形成術
・多い :切除形成術または削皮術
傷跡の範囲
・狭い範囲: 切除形成術
・広い範囲: フラクショナルレーザー照射または削皮術
例えば
・浅く細かい傷跡の場合:フラクショナルレーザー治療
・太い傷跡が少しの場合:切除形成術
・太い傷跡がたくさんある場合:炭酸ガスレーザーによる削皮術
診療の流れ
予約
予約制ですので、お電話またはメールでご予約ください。
外来診察
待合室で問診表をお渡ししますのでお書きください。
診察で医師が傷跡の状態を診断し、治療方法を提案します。
治療を受けられるかどうかは、診察後にお考えください。
無理に治療を薦めることは決してありません。
また、ご不明なことがございましたら、医師や看護師に遠慮なくお尋ねください。
診察後、治療をご希望の場合は、血液検査を行い、治療日を決めます。
治療
手術当日は30分前に受診されてください。
手術着に着替えて頂いた後に 血圧測定と検温を行います。
不安な方は担当の看護婦と会話をされてください。不安が少しい解消されると思います。
治療中の痛みはほとんどありません。
治療後の痛みをご心配の方には、治療直後に痛み止めをお飲みください。
リストカット 治療後の傷跡との付き合い方
現在の治療では、リストカット や根性焼きの傷跡を完全に消してしますことはできません。
しかし、治療後には別の形の傷跡として残りますが、「あざを切除した傷跡」「けがをして大きな傷跡になった」「やけどした傷跡」などと考えられてください。
また、周囲の人達から聞かれた場合も同じように説明することで、社会的に受け入れられる状態になり、患者さん本人も満足が得られます。
そして、なりよりも大切なことは、過去の出来事を治療を受けた直後から忘れることで、新しい傷跡と上手に付き合ってください。
リストカットの手術前・手術後の写真掲載について
リストカット治療の前後の写真を掲載されている医療機関もありますが、当クリニックは「医療広告ガイドライン」に従い、患者さんの写真や感想等は掲載しておりません。
ご了承ください。
費用一覧
リストカット 跡・根性焼きの傷跡治療は、整容目的となるため、保険適応が認められておりません。
そのため、治療はすべて自由診療(自費)となります。
お知らせ
ホームページの内容は随時更新されることがあります。
修正作業を行っていますが、古い情報や誤った記載が残っている場合もありますので、ご了承ください。
また、治療費については、健康保険の場合は診療報酬の変更により変動することがあります。
費用一覧
診療名 | 料金 |
---|---|
フラクショナルレーザー治療 2cmx2cm まで |
約11,000円〜(税込) |
切除術 (大きさで変わります) |
約55,000円〜(税込) |
炭酸ガスレーザーによる削皮術 (大きさで変わります) |
約165,000円〜(税込) |
血液検査費 | 16,500円(税込) |
初診料 | 2,750円(税込) |
消毒費 1回 | 1,320円〜2,750円(税込) (治療法により異なります) |
再診料(診察のみ) | 550円(税込) |
よくある質問
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- 治療を受けたら綺麗な傷跡になりますか?
- 傷跡が綺麗になくなる事はありません。
治療はリストカットという目立つ傷を、目立たない程度の傷跡にすることです。
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- リストカットによる傷跡は どれぐらい経過したら治療は受けられますか?
- 通常、傷跡の治療は半年ほど経過して行うことが必要と言われています。
しかし、その傷跡が精神的ストレスになっている場合は、傷跡の状態にもよりますが、それ程期間が経っていなくても手術をする事はあります。
-
- リストカットの細い白っぽい傷跡がたくさんありますが、切除縫縮は出来ますか?
- 切除縫縮の適応は傷跡の長さと幅で決まります。幅が狭く長さも短い場合は1回の切除縫縮術が可能です。しかし、巾が広い場合は2~3回の分割切除術になることもあり治療期間が長くなります。
しかし、急いで治療を希望される場合や切除縫縮術ではできないほど傷跡の幅が広い場合は炭酸ガスレーザーを用いた皮膚削皮術(アブレーション)をオススメしています。
診察した後に詳しく説明いたします
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- リストカットに対する皮膚削皮術(アブレーション)について、詳しく教えてください。
- 皮膚削皮術(アブレーション)とは特殊なカミソリのような機器や炭酸ガスレーザーなどでリストカットを削り取る方法です。
摩擦傷や火傷の傷を人工的につくることで、元の傷跡ををわからなくすることです。
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- 炭酸ガスレーザー治療の場合、傷はどのくらいの期間で落ち着きますか?
- 患者さんの傷跡の状態により異なりますが、レーザー治療後の傷は1か月ほどで落ち着きます。その後の傷跡は赤みが生じ一部盛り上がて来ますが、それが落ち着くまでには3ヵ月は要します。傷跡が落ち着くのは1年くらい要す場合が多いです。
-
- 治療当日にシャワーは浴びて良いですか?
- 当日の入浴やシャワーは控えていただきます。
翌日より患部を濡らさないようにされればシャワーは問題ありません。
-
- 治療中に痛みがありすか?
- 麻酔の注射には痛みがありますが、治療中はありません。
治療中に痛みがある場合はご遠慮なくお伝えください。
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- レーザーや手術後の安静期間ありますが?
- レーザー治療の場合は安静は必要はありませんが、手術の場合はしばらく安静をお願いしています。
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- 妊娠中でも受けられますか?
- 妊娠中はお断りしています。
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- 治療後の傷跡がまだ気になりますが、もっと目立たなくなる方法がありますか?
- 傷跡を消すことはできませんが、治療によってリストカットや根性焼きの傷跡をやけどや手術の傷跡に変えることで、他の方が見られても気にならないようになります。
人によっては「肥厚性瘢痕」という傷跡が赤く盛り上がってくる場合もありますが、その場合はその治療も行います。
-
- ケロイド体質と言われたことがありますが、リストカット跡・根性焼き跡の傷跡の治療は受けれますか?
- 治療はできます。
ただ、ケロイド体質の方は、切除縫縮・削皮術や皮膚移植でもケロイド状になりやすいです。しかし、リストカットや根性焼きの跡とはわからない傷跡になりますので、ケガや手術の跡や火傷跡と説明されと良いかと思います。
また、赤く盛りあがった傷跡が気になる場合は、必要な治療も行います。
ご心配なくご相談ください。
-
- 未成年でも治療は受けられますか?
- 来院時に保護者の方にご同伴いただくか、同意書をお持ちください。