
診療案内Menu
いつまでも若くて綺麗でありたい女性を全力でサポートいたします。
レーザーによる ほくろ除去

ほくろ とは
ほくろ(黒子)とは、メラニン色素を作る「メラノサイト」という細胞が集まってできた良性の腫瘍のことです。
医学的には「色素性母斑」や「母斑細胞性母斑」とも呼ばれています。
ほくろは、生まれつきあるものと、成長や年齢とともに新たにできるものがあります。多くの場合、思春期から成人にかけて増える傾向があります。色は茶色から黒色が一般的ですが、中には青みがかったものや肌色に近いものもあります。また、形状も様々で、平らなものや盛り上がったものなどがあります。ほくろができる原因には、遺伝的な要因や紫外線の影響があるとされています。
紫外線を浴びることでメラノサイトが活性化し、色素細胞が増えることによって新しいほくろができることがあります。
ほくろはほとんどが良性ですが、急激に大きくなったり、色が変化したり、形がいびつになってきた場合は、皮膚がん(悪性黒色腫)の可能性もあるため、皮膚科の診察を受けることが大切です。
ほくろ除去 を考えている方は このようなことで悩んでいませんか?
- 傷あとは残るの?
- 手術って時間がかかるの?
- レーザー治療は怖いけど大丈夫?
- 診察してすぐに取ってもらえるの?
- 治療費は高額になったりしないの?
ほくろ除去 は形成外科が専門的に行っています。
ほくろ除去 には手術とレーザー治療とがあり、ほくろの大きさや部位などをもとに治療方法を考えます。しかし、どちらの場合でも医師のほくろ対する知識、手術の場合には経験と手技、レーザー治療の場合にはレーザー機器に対する知識・技術などが結果を大きく左右します。
そして、ほくろ除去 で一番重要なのは治療後の傷あとに対す知識と経験です。
時に、形成外科以外で ほくろ除去 を受けられ、その傷跡の相談で受診される患者さんもおられます。治療前から傷あとについて知ってもらえれば、早めの対応できることもあります。
形成外科は ほくろを除去 するだけでなく、それにより生じる傷あとについても考えながら治療を行っています。
ほくろ除去 の痛み・傷あとを最小限に抑える炭酸ガスレーザー治療
ほくろ除去 のためのレーザーには何種類かありますが、当院では、傷あとを最小限に抑えるためにハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザーを使用しています。
ハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザーとは、1台で「スキャナー機能」と「 ラクショナル機能」の2つの機能を併せ持つ炭酸ガスレーザーです。
スキャナー機能
ほくろの範囲・形状や深さを細かく設定できるため、ほくろ組織のみを正確かつ繊細に除去することができます。
フラクショナル機能
炭酸ガスレーザー光(波長10,600nm)を様々な形状と深度で細かく点状照射する事ができ、ダウンタイムを抑え、効果的な治療を安全に行うことができます。
従来の炭酸ガスレーザーの照射径は0.5mmの点での照射で、照射後の傷あとに凹凸が残るとことが有りました。本炭酸ガスレーザー機器では1-4mmの面での照射が可能となり、従来の機器より平坦となりより目立ちにくい傷あとになります。
炭酸ガスレーザーとは
炭酸ガスレーザーは水分に吸収されると一瞬にして熱エネルギーに転換されるという性質があります。
このレーザーをほくろに照射すると、細胞に含まれる水分がレーザーのエネルギーを吸収し、蒸散(蒸発)作用を起こして一瞬でほくろ組織を除去します。また、周辺の血管も同時に焼かれるため、出血がほとんどみられません。
炭酸ガスレーザーは小さく浅いほくろ、隆起したほくろ、縫合が困難な部位(頭部・鼻部・眉毛部・瞼の縁など)にあるほくろに適している治療法です。
ハイブリット式フラクショナル炭酸ガスレーザー
治療時に拡大鏡を使用
治療の時には、拡大鏡を使用することによりほくろと正常皮膚との境界を明確にして、必要以上に正常皮膚を傷つけないようにしてレーザー照射を行います。
また、深部を確認して色素細胞が残らないように照射を行うことができます。
手術による ほくろ除去 治療
切除縫合とくりぬき法があります。
くりぬく法
ほくろに沿って楔型にメスと加えてほくろを除去しますが、縫合はしません。
縫合をしないため治療時間は短いのですが、出血あるために止血操作が必要です。また、傷が治癒するまで時間がかかり通院の期間も長くなります。この方法で生じる傷跡は陥凹性強い傷跡になりやすいです。
切除縫合法
具体的方法
・ほくろ のある部位の皺の状態を観察します。
・ほくろ除去 後にできる直線の傷あとが皺に平行になる様にデザインします。
・局所麻酔をしたのちに、メスで皮膚を切開し脂肪の深さでほくろを切除します。
・欠損部は細い糸で皮膚の中を寄せ(真皮縫合)、その後皮膚をシワのラインに沿って縫い合わせます(皮膚縫合)。これにより1本の線の傷になります。
適応
・悪性が疑われ、病理検査(顕微鏡で細胞をみる検査)で良性か悪性かの判断を調べたい場合
・再発の心配をなくしたい場合
・ほくろ が大きく、炭酸ガスレーザーでは傷あとがかなり目立つ場合(肥厚性瘢痕)
利点
・健康保険で治療が受けれれる
・病理検査ができる(レーザー治療でも可能です)
・再発が少ない
欠点
・術前の感染症検査(B型・C型肝炎)が必要です。
・縫合するため、抜糸が必要です。
・状の傷にはしばらく赤みが残ります。(半年経てばほぼ消失します。)
・ガスレーザーと比較すれば、感染症、出血などの術後のトラブルが多いです。
・化粧等の日常生活に多少の制約あります。
・ほくろをその形通りに切除し、そのまま縫合すると、切除した中心部が凹み両端がもりあがるdog earといわれる変形(縫合部の両サイドが盛り上がる)が起こることがあります。
当院では除去を希望されるほくろの状態をダーモスコープで詳しく調べながら、炭酸ガスレーザー治療か手術方法かを決めいます。
ほくろ のレーザー治療は形成外科専門医にお任せください。
レーザー治療の結果は、医師のレーザーに対する知識・技術、レーザー機器の機能、そしてほくろ対する知識よって大きく左右されるのです。
30年以上の治療実績のある皮膚腫瘍・傷あと治療の専門の形成外科医が丁寧に治療いたします。
ほくろ の種類
同じように見えるほくろですが、4種類のタイプがあり治療結果に影響するため、拡大鏡を用いながら炭酸ガスレーザーを細かく調整しながら、傷あとが目立ちにくい工夫をおこないます。
1)ミーシャー型
顔のホクロはほとんどがこのタイプで、色調は若年層では青黒色ですが、年齢とともに色が薄くなり肌色に近いものもあります。表面はドーム状に膨らんでいますが、根元は三角形状に深くなっているため、完全に除去するためには深く削らなければならないため、深い傷あととなることがあります。それを避けるために浅く削って経過を見て、もしも再発もしたら再照射を行います。
2)クラーク型
四肢や体幹部に好発するほくろです。
扁平で楕円形が多く、中央の色がやや濃く外側に向かって徐々に薄くなることが多いです。
根元は比較的浅い所にあるので完全に除去することができますが、体幹は顔に比べて傷の治りが悪いため傷あとが目立ちやすいので、積極的な傷あとケアが必要です。
3)ウンナ型
頚部や体幹などにできる桑実状の褐色~肌色のほくろです。
皮膚表面に大きくて盛り上がるが、根元は真皮の浅いところにあるので、炭酸ガスレーザーで比較的簡単に除去できます。ただ、時にほくろの中央が一部深かいところまである場合は、点状に再発することがあります。
4)スピッツ型
小児の顔や下肢に好発するドーム型のほくろで、紅色から黒色まで様々な色があります。
まれに急に大きくなることがあり、皮膚がん(悪性黒色腫)と鑑別しなければなりません。手術の適応となります。
5)点状集簇性母斑
狭い範囲に多数のほくろが集まった場合を言います。まとめて切除縫縮してしますと長い傷あとになりますので、炭酸ガスレーザーを用いて一つ一つのほくろを除去したほうが傷あとが目立ちにくいです。
「顔の ほくろ が大きくなってきた」と言われる ほくろ の成長
顔のほくろのほとんどがミーシャ―型です。
このほくろは、表面は平坦のままで徐々に皮膚の深かい方にむかって成長していきます(垂直方向の成長)。
この時期は、若い人がほくろを気にする頃で、その為にレーザー治療後に一番再発が起きやすくなります。
その後、時間とともに皮膚の中への垂直方向の成長のスピードが遅くなり、今度は水平方向に広がりながら、中年以降になると表面がドーム状に盛り上がって目立っていきます。また、色も黒色の色素が少なくなり、肌色に近い色にかわっていきます。
部位別の ほくろ除去 治療の特徴
ほくろはその部位ごとに特徴があるため、切除術とレーザー照射では異なります。
1)顔
メイクで隠せなかったり、小さなほくろがたくさんあって目立ってしまうなど、顔のホクロは印象をかえてしまうため治療は整容的な配慮が最も必要な部位です。
顔のほくろに対する切除では、皺の方向を考慮して行いますが、傷あとはかなり長くなります目立つこともあります。
炭酸ガスレーザーではほくろより多少の大きく照射しますが、傷あとは長くてなることはありません。
ただ、顔のほくろは中心部が皮膚の深くまであり、完全に取り除くには、レーザーで深く削らなければならず、それによりかなり凹んだ傷あととなります。それを避けるために やや浅く削り経過を観察し、もし再発した場合は再度その部分だけを深く照射することで傷あとが大きくなることはありません。
注:顔と体にたくさんほくろがある場合は試しに一つ取ってみてどんなふうに治るか確認したいと思われる患者さんが多いです。そのため、また、顔は目立つので、衣服で隠れる体で試してみたいと思われるのももっともなことです。
しかし、傷跡は体より顔が目立ちにくいです。
顔と体にほくろがある場合は、まず顔から治療を受けられてください。
2)鼻の周囲
手術で取り除くと鼻が変形してしますことがありますが、レーザー治療ではその心配はありません。また、この部分のほくろはポリープ状が多く、大きさのわりには根元部分が小さいため、レーザー照射後の傷あとはほくろ程大きくならないこともあります。
照射後の傷は脂腺が発達していうるので顔の他の部位よりジュクジュクしたベタベタしたりしますが、洗顔で汚れを落としてもらいます。
ただ、ほくろの根が深い場合、全て取り除くために深く広く削ると、傷あとの凹みが光の関係で特に目立つ事があります。この場合は再発が起こる可能性はありますが、凹みがあまり残らない深さで削ります。再発した場合は6か月後に再照射します。
3)頭髪内
頭皮のほくろは、通常、クシを入れたらときには引っかかって傷付けることが多いため除去を希望される方が多いです。この部分のほくろを手術で取り除く場合は、手術中の出血が多く、また傷あとには毛は生えませんのである程度のハゲ(瘢痕性禿頭)になります。
炭酸ガスレーザーを用いた治療では、ほくろの下にある毛根を残すことができるので、毛が生えてきてハゲにならない可能性が高いです。そのため、比較的大きめのほくろでも炭酸ガスレーザーで取り除くことができます。
また、頭髪で隠れるためレーザー治療後の赤みや色素沈着も気になり難いです。
実際の治療では、手術と異なり剃毛の必要はなく、出血もほとんどなく、術後の疼痛もほとんどありません。また、翌日より洗髪が可能です。
頭部のほくろはレーザー照射後の再発が少ないです。
レーザー照射前 照射直後 毛根が残っています
4)眉毛部
この部分のほくろを手術で取り除くと、傷あとに眉毛がはえなくなります。
炭酸ガスレーザーを用いた治療では、照射時には眉毛は焼けて脱落しますが、ほくろの下にある毛根を残すことができるので眉毛が再生し、脱毛部分ができにくくなります。また、眉毛の剃毛が必要ないのも特徴です。
5)眼瞼部分
眼瞼のほくろは視野に入るため治療をして希望される患者さんは多いのですが、眼球が近くにあるために医療側としてはほくろ除去をためらう場合もあります。手術では縫合により二重の線が変形したい、瞼の縁に段差が出来ることが有ります。
炭酸ガスレーザー治療では、この様な変形が殆ど無くまた、瞼部分は傷あとが目立ちにくい部分でのため、眼瞼の解剖を理解し的確な炭酸ガスレーザー治療を行えば傷あとを最小限にしてほくろを取り除くことができます。
実際の治療では 麻酔薬を点眼し眼球を守るプロテクター装着して、局所麻酔を行って照射します。出血も殆ど無く短時間で治療できます。
眼瞼部には基底細胞癌・脂腺癌・悪性黒色腫などがみられるため、少しでも疑われる場合は検査をして治療方針を決めます。
6)唇(赤唇部)
唇のほくろを切除すると唇が変形してしまうことがあります。
しかし、炭酸ガスレーザー治療では、ほくろの根っ子が浅いため、深く削る必要もなく、また、唇は非常に傷の治りが良い部分ですので、傷あとも目立ちにくいです。
ただ、唇は唾液や食べ物で汚れやすので、傷が治る期間が他の部位よりも長くなることがあります。
照射当日より飲食は・洗顔は可能ですが、口紅は2週間程お控えください。
7)体のほくろ
手術ではほくろより長い傷あとになり、また切除した中心部が凹み両端がもりあがるdog earといわれる変形(縫合部の両サイドが盛り上がる)が起こることが有ります。
炭酸ガスレーザー治療では、体にできるほくろは比較的根っ子が深いことが多いため、照射後の窪みは深くなりにくいです。
しかも、体は顔に比べて傷が治る力が悪いため、傷あとが目立ちやすくなることもあります。
そのため、ほくろ状態を観察してから、炭酸ガスレーザの照射出力を考慮しながら丁寧な照射を行います。
8)足底や手掌のほくろ
ほくろは通常は癌化することはありませんが、皮膚ガンの初期の状態がほくろとよく似ているために、ほくろが癌化したと思われることがあります。
特に、足の裏や手のひらには実際に悪性黒色腫が発生することがあるので心配される方も多いのです。
診察では、ダーモスコープというライトがついた拡大鏡でほくろの色、形、大きさなどを観察し、悪性かどうかの判断します。
悪性が疑われる場合は、手術により切除して病理組織診断を行います。
ただ、切除した場合は、傷あとが硬くなり(胼胝化)、痛みのがしばらく続きます。
治療の流れ
診察
診察時に、治療方法、治療後のケアおよび治療費についてご説明をいたします。不安なことはご遠慮なくお聞きください。
未成年の方は、保護者の方同伴か、同意書をご持参ください。
ダーモスコープによるほくろの状態を確認
ダーモスコープとはライトがついた拡大鏡で、ほくろの状態を詳しく診察する痛みを伴わない簡単な検査方法です。
ほくろと言っても部位や発生時期によりさまざまな種類や状態があり、また、悪性腫瘍との区別が難しいものもあります。
ダーモスコープで観察することで、肉眼よりも悪性の有無やレーザー治療の適応かどうかがより正確に確認できます。
費用の確認
正確な治療費をお伝えします。
このあとに追加で料金が発生することはありませんのでご安心ください
レーザー治療の流れ
- 局所麻酔
炭酸ガスレーザー照射部位の温度は、100度以上の高温となるため、ほくろ及びその周囲に極細の針を用いた局所麻酔をします。麻酔中の痛みは多少ありますが、レーザー照射中の痛みは全くありません。 - 炭酸ガスレーザー照射
ほくろにレーザーを照射して取り除きます。
治療時間は1個2~3分程です。 - 照射後の処置
照射後には傷を治す軟膏を塗布して、肌色のテープを貼ります。 - 痛み止めの内服
レーザー照射後の痛みを心配される方は、治療直後に痛み止めをおすすめします。ご希望の方はお気軽にスタッフにお伝エください。
炭酸ガスレーザー治療でも病理検査は可能です。
できるだけ傷跡を残さない目的で炭酸ガスレーザー治療を行いますが、時に「悪性かどうかの診断に迷う」ことがあります。
しかし、炭酸ガスレーザーではほくろを完全に焼いて除去するため、除去したものが悪性がどうかを調べることができません。そのため、当クリニックではレーザー照射前にほくろの一部をメスで剥ぎ取り(薄削生検術)、その後通常の炭酸ガスレーザー照射を行います。剥ぎ取った組織は病理標本として病理医に依頼して詳細に細胞の種類を調べてもらいます。
ご希望の方は診察時お申出下さい。10日ほどで病理結果がわかります。
アフターケア
- テープを貼ったまま当日から洗顔・化粧やシャワーが可能です。
- お渡しします塗り薬を翌日より1日1回、10日間程塗っていただきます。
- 治療のために仕事をお休みされる必要はありませんが、テープが気になる方は休日前に受けられた方が良いかと思います。
再診
2週間後に診察に来ていただき、傷の状態を確認します。照射部は赤みや陥凹が4ヶ月程続き、また一時的な色素沈着や肥厚性瘢痕(傷跡が赤く盛り上がること)を生じることがあります。予防のために傷あと専用のクリームと日焼け止めをおすすめします。
再発した場合
レーザー治療では再発しないようにほくろ除去しますが、ほくろの種類や部位により再発してしまうことがあります。
照射部位からの再発と判断されましたら、照射6か月後より再照射を行います。
照射後1年以内であれば再診料(550円(税込))で再度照射いたします。
炭酸ガスレーザー治療後の問題点
短期的問題
赤み:しばらくの間目立つことがありますが、徐々に改善していきます。
原因は傷が治る過程における炎症症状が長期間持続するためで、刺激を与えず保湿などで早めに炎症を抑えることが大切です。医療機関によっては赤みを抑えるレーザー治療を薦めるところもありますが、その治療の刺激で炎症が持続して赤みが長引くことあります。
色素沈着(PIH):傷が治る過程での炎症症状による炎症性の色素沈着です。経過観察で徐々に消退していきますが、レーザー治療やトレチノインなどの美白クリームは逆ん炎症を増強して色素沈着を長引かせてしますことがあります。
PIH:ケガや手術などの後の傷あとの赤みが落ち着くにつれて、一時的に色素沈着が起こります。これは、紫外線によるシミとは異なります。
消退するまでの期間は部位や炎症の強さで異なります。顔は数か月~半年、体幹は1年、四肢はさらに時間がかかることがあります。顔の場合は色素沈着が濃くならないように日焼け止めのおすすめします。
長期的問題
再発:顔のほくろの場合に起こることがあります。最初から深く・広く炭酸ガスレーザーを照射すれば再発は起こりにくいのですが、それでは傷あとが広くなり表面の凹凸も強くなります。
再発した場合は6か月過ぎて再照射を行います。この方法が傷あとを小さくする事ができます。
肥厚性瘢痕:口周りやフェイスラインの傷あとが赤く盛り上がることがあります。これを肥厚性瘢痕と言い、動きの強い部分と関係していると思われています。
予防のために積極的に保湿ケアを行っていただきます。
傷あとの陥凹:鼻尖部・頬骨部や顎などの尖っている部分のほくろの治療後にできたわずかに凹のある傷あとが、時に非常に目立つ事があります。
その予防のために、再発しても構わない程度にあまり深く削らないようにして炭酸ガスレーザーを照射します。
再発した場合は、再照射を行います。
ほくろの悪性化について
ほくろは通常は癌化することはありませんが、皮膚ガンの初期の状態がほくろとよく似ているために、ほくろが癌化したと思われることがあります。
そのために、診察時にダーモスコープというライトがついた拡大鏡でほくろの色、形、大きさなどを観察し、悪性かどうかの判断します。
特に、大きさが7mm以上のもの、左右対称でないもの、境界部分が不明瞭なもの、色が極端に濃いものや濃淡の強いものなどは注意が必要です。 また、5mm以下でも、急に大きくなってきたものも注意が必要です。
悪性が疑われる場合は、手術により切除して病理組織診断を行います。「
ほくろによく似た腫瘍
皮膚線維種
ほくろと似ていることがあり、四肢にできやすいです。
黒〜肌色の硬い円形の皮膚腫瘍です。
軟性線維腫
首やワキ、鼠径部などの摩擦部にみられる肌色でイボのような膨らんだ腫瘍です。
年齢とともに徐々に増えます。
特に首周りにできる小さいものはアクロコルドンと呼ばれ、衣服に巻き付いてしまうことあります。
脂漏性角化症(老人性イボ)
中年以降の顔・頭・体幹に出来る淡褐色〜黒色のもので、表面がいぼ状に隆起して見えます。
一見悪性に見えますが、良性腫瘍です。
基底細胞がん
顔面にできるほくろと似いる黒い腫瘍で、顔面によくできる頻度の高い皮膚がんです。
診察時に詳しく調べ、必要な場合は切除術を行います。
費用一覧
費用一覧
治療医 | |
---|---|
3mmまで | 5,500円(税込) |
5mmまで | 11,000円(税込) |
7mmまで | 16,500円(税込) |
10mmまで | 22,000円(税込) |
10mm以上 | 診察時にお知らせします。 |
初診料 | 2,750円(税込) |
初診日に治療を受けられた場合は 初診料+軟膏+テープ |
3,300円(税込) |
病理検査料 | 8,800円(税込) |
再診料 | 550円(税込) |
傷あと専用クリーム | 小:3,850円(税込) 大:4,950円(税込) |
上記治療費は、ホクロが平坦な場合の1個の金額です。隆起の強い場合や、瞼など特殊部位では高くなることがあります。詳細な治療費は診察後にお知らせします。
1年以内の再発の場合は、再診料550円(税込)にて再レーザーします。
再レーザーを受けられない場合でも再診料は必要です。
□手術の場合は、健康保険適応となります。詳細はお尋ねください。
よくある質問
-
- 年々ほくろが大きくなっているので不安なのですが、取るべきでしょうか?
- ほくろが年々大きくなる場合、基本的には良性腫瘍ですが、部位によっては問題が生じることもあります。たとえば、まぶた近くで視界を妨げたり、ひげ剃りや日常の摩擦で出血する場合は除去をおすすめします。また、悪性のリスクが気になる際は病理検査を同時に実施できるため、安心して治療が受けられます。
-
- 診察当日に治療が受けられますか?
- 診察の結果、レーザー治療が適応と判断された場合は、当日中に治療を受けていただくことが可能です。
ただし、手術が必要とされた場合は、後日あらためて治療日を設定させていただきます。
-
- 相談だけでも可能ですか?
- はい、ご相談だけでも可能です。
まずは当日、医師の診察を受けていただき、症状に応じた具体的な治療法や治療費をお知らせします。治療を受けるかどうかは、診察後にご自宅でゆっくりご検討いただけますのでご安心ください。
なお、初診料は2,750円(税込み)となっております。
-
- 友達と一緒にカウンセリングを受けることはできますか?
- はい、ご友人と一緒にカウンセリングを受けていただくことも可能です。
お二人同時に診察を行いますが、それぞれの症状やご希望に合わせて、最適な治療法をご説明いたします。
初めての方でも安心してご来院いただけるよう、丁寧にご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。
-
- 治療費がいくらかかるのか不安です。見積もりを出してもらえますか?
- はい、ご安心ください。
初診時の診察後に、具体的な治療内容と治療費のお見積もりをご案内いたします。
費用をご確認いただいた上で、ご納得いただいてから治療を進めるかどうかをご検討いただけます。無理な勧誘は一切ありませんので、安心してご相談ください。
-
- 目の近くにあるほくろも除去できますか?
- はい、目の周りにあるほくろも除去可能です。
当院では、特殊な保護器具を使用して目をしっかり守りながら、炭酸ガスレーザーで安全にほくろを除去します。
手術による切除ではまぶたの変形などが起こる可能性がありますが、炭酸ガスレーザー治療ではそうしたリスクが非常に少ないのが特徴です。デリケートな目元の治療も安心してお任せください。
-
- 妊娠中でもレーザー治療は受けられますか?
- 申し訳ありませんが、妊娠中の方へのレーザー治療は基本的に行っておりません。
安全性を最優先に考えており、出産後の体調が安定してからの治療をおすすめしております。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。ご不明な点があればお気軽にご相談ください。
-
- 授乳中ですが、レーザー治療は可能でしょうか?
- 治療には通常、局所麻酔を使用しますが、ご心配な方には無麻酔での対応や、痛み止めの使用を控えるなどの配慮も可能です。
できる限り、授乳中の方の不安やご希望に寄り添った治療をご提供しておりますので、安心してご相談ください。
-
- レーザー治療が受けられないこともありますか
- 基本的には多くの方がレーザー治療を受けていただけますが、現在服用中のお薬によっては注意が必要な場合があります。
ご来院の際は、お薬手帳や現在服用しているお薬がわかるものをご持参ください。
特に、抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、レーザー治療後に出血しやすくなるため、止血処置を追加で行う場合があります。
安全に治療を受けていただくためにも、事前に必ずお知らせください。
-
- 健康保険は適用されますか?
- レーザー治療は健康保険適用外となります。治療費は、診察時にほくろの大きさを測定した後に詳細なお見積もりをお伝えします。
ただし、ほくろの部位や悪性が疑われる場合は、手術が必要となり、その場合は健康保険が適用されます。
治療に関する詳細やご不明点があれば、お気軽にご相談ください。
-
- 診察から治療までにどれくらいの時間がかかりますか?
- 診察は約15分程度、治療は1個あたり約2〜3分で完了します。
治療後は特別な休養は必要なく、普段通りの生活を送ることができます。
そのため、会社や学校を何日も休む必要はありませんので、忙しい方でも安心して治療を受けていただけます。
-
- 治療は痛いですか?
- レーザー治療では皮膚を削るため、麻酔なしでは痛みを感じることがあります。
しかし、麻酔はほくろ部分のみに施し、顔全体が動かなくなることはありませんのでご安心ください。
局所麻酔は、痛みを最小限に抑えるために、極細針を使用し、冷却しながら行います。
痛みが心配な方も、リラックスして治療を受けていただけます。
-
- 麻酔はしますか?
- はい、レーザー治療では麻酔を使用します。
皮膚を削るため、麻酔なしでは痛みを感じることがありますので、ほくろ部分に局所麻酔を施します。顔全体が動かなくなることはなく、リラックスして治療を受けていただけます。
麻酔は極細針を使用し、冷却しながら痛みを最小限に抑えるため、痛みが心配な方でも安心です。
-
- ほくろのレーザー治療後の赤みはいつまで続きますか?
- ほくろをレーザーで除去した後の赤みの引き具合には個人差があり、特に肌の色が白い人ほど赤みが長引く傾向があります。
一般的には、レーザー治療後の赤みは数週間程度で徐々に薄くなりますが、肌の状態や体質によっては1〜3ヶ月程度残ることもあります。
また、紫外線対策や保湿ケアをしっかり行うことで、赤みが引くまでの期間を短縮できる場合もあります。
治療後の肌はデリケートなため、アフターケアを怠らないことが重要です
-
- ほくろのレーザー治療で出血することはあるりますか?
- 通常、ほくろのレーザー治療では出血はほとんど起こりません。しかし、大きめのほくろを除去する場合や、高血圧の方などは、まれに出血が見られることがあります。
その場合でも、医療現場では適切に対処できるよう、専用の止血機器を使って処置を行いますので、基本的に心配はいりません。
出血のリスクが気になる方は、事前に医師に相談することで、より安心して治療を受けられます。
-
- 炭酸ガスレーザー治療でホクロは1回で取れますか?
- 通常の大きさのホクロであれば、1回のレーザー治療で除去可能なことがほとんどです。
しかし、大きいホクロや根が深いタイプのホクロの場合、無理に1回で取りきろうとすると、傷跡が深く残るリスクがあります。そのため、2回に分けて段階的に除去することもあります。
治療回数はホクロの種類や位置、肌質によっても異なりますので、医師の診察を受けて適切な治療計画を立てることが大切です。
-
- 炭酸ガスレーザ―治療部位に色素沈着が起きることはありますか?
- 炭酸ガスレーザーによるホクロ除去は、短時間で行える負担の少ない治療ですが、肌にダメージを与える処置であることに変わりはありません。
特に私たち日本人の肌は、ダメージを受けた部分が一時的に色素沈着(炎症性色素沈着)を起こしやすい傾向があります。レーザー照射部位がシミのように見えることもありますが、多くの場合は時間の経過とともに自然に薄くなっていきます。
ただし、紫外線を浴びると色素沈着が濃くなるリスクがあるため、治療後は日焼け対策(UVケア)を行うことも大切です。
-
- 治療の傷あとは消えますか?
- ほくろのレーザー治療後、まったく傷跡が残らないということは基本的にありません。ただし、適切な治療法の選択やアフターケアによって、傷跡を目立ちにくくすることは可能です。
当院では、ほくろの大きさ・深さ・部位などに応じて最適な治療法をご提案し、さらに傷跡ケアのアドバイスも丁寧に行っています。
なお、一般的に顔に比べて腕や脚、体幹などの部位は傷跡が目立ちやすい傾向があります。
-
- 治療後に入浴・お化粧はできますか?
- 洗顔やシャワーは、治療当日から可能です。清潔を保つことは大切ですが、こすらずやさしく洗うようにしましょう。
体(腕や脚など)の場合は、入浴は1週間程度控えるのが望ましいとされています。シャワーは当日からOKですが、強い水流や擦れには注意しましょう。
お化粧は、レーザー照射部位以外であれば当日から可能です。
照射部位へのメイクは、2週間後の経過診察で問題がなければ可能となります。
肌を守るためにも、治療後は保湿ケアをしっかり行うことが重要です。
-
- 炭酸ガスレーザー治療の翌日から仕事はできますか?
- 炭酸ガスレーザーによるほくろ除去後は、腫れや出血がほとんどないため、基本的に翌日からの仕事復帰は可能です。痛みや違和感も少なく、日常生活への影響は最小限に抑えられます。
ただし、お顔の治療の場合は、レーザー照射部位に3日〜7日間ほど保護テープを貼っていただく必要があります。このため、人前に出るお仕事や接客業の方は、気になる場合は数日間の休みを検討する方もいます。
一方で、体の部位に治療を受けた場合は、衣服で隠れるため、外見上ほとんど支障はありません。
-
- ほくろは何個までとれますか?
- 炭酸ガスレーザーによるほくろ除去は、ご希望の個数に応じて複数同時に治療することが可能です。ただし、傷跡が気になる方や初めて治療を受ける方には、まず1~2個だけ除去し、その経過を確認してから残りの治療を進める方法をおすすめしています。
多くの方はまず体のほくろから始められますが、実は顔の皮膚の方が回復が早く、傷跡も目立ちにくい傾向があります。そのため、迷っている方には、最初に顔のほくろを治療し、その治り具合を見てから他の部位を検討するのが安心です。
-
- ほくろ治療はどれくらい通院したらいいですか?
- 炭酸ガスレーザーによるほくろ除去では、通院回数は比較的少なく、治療の負担も軽めです。
初回の診察時に状態を確認し、そのまま当日にレーザー治療を受けていただくことも可能です。その後は、治療から約2週間後に再診していただき、経過や傷跡の状態をチェックします。
さらに、傷跡が気になる場合や色素沈着のケアが必要な場合は、治療から4〜6か月後を目安に再度ご来院いただくことをおすすめしています。
このように、通常は1〜2回の通院で済むケースが多く、経過に応じて柔軟に対応可能です。
-
- 通院が恥ずかしいのですが、男性でもほくろ治療は受けられますか?
- 「美容クリニックは女性ばかりで通いづらい…」と感じている男性も多いかもしれません。しかし、当クリニックでは男性の方のほくろ除去治療も多数行っており、毎月多くの男性患者様がご来院されています。
また、予約制のため、他の患者様と顔を合わせる機会が少ない環境を整えております。プライバシーにも配慮していますので、まわりを気にせず安心してご来院いただけます。
男性の美意識が高まっている今、ほくろ除去は男女問わず自然な選択になってきています。気になる方は、お気軽にご相談ください。
-
- 未成年でも治療は受けれれますか?
- 未成年の方でも、保護者の同意があれば炭酸ガスレーザーによるほくろ除去治療を受けることが可能です。
ご来院の際は、可能であれば保護者の方とご一緒にご来院ください。
やむを得ず保護者の同伴が難しい場合は、保護者の方が記入した「同意書」をご持参いただければ治療が可能です。
▼同意書のダウンロードはこちら
同意書をダウンロードする
※クリニック公式サイトの「よくある質問」ページ、9番目にもリンクがございます。
https://yamamoto-clinic.jp/information/written-consent/
同意書は印刷のうえ、保護者の方に必要事項をご記入いただき、当日忘れずにご持参ください。
-
- 保険治療と自由診療の違いはどこにありますか?
- 保険診療の場合
以下のようなケースでは、健康保険が適用される治療になります。
ほくろが悪性腫瘍の疑いがある場合
医師が医学的な必要性があると判断した場合
切除手術が必要と判断された場合
この場合、保険証をご提示いただき、ご加入の保険の負担割合(例:3割)での治療が可能です。
自由診療(自費診療)の場合
美容目的でのほくろ除去(見た目を整える目的)は、保険適用外となり、自由診療となります。
この際に行われるのが、炭酸ガスレーザーによる治療です。
治療時間が短く、通院回数も少ない
メスを使わないため、傷跡が目立ちにくい
顔など目立つ部位にも適した方法
自由診療のため、費用は全額自己負担となりますが、仕上がりの美しさを重視される方に選ばれるケースが多くなっています。
-
- 他院でほくろ治療を受けたのですが取り残しがあり、そちらでレーザー治療が受けられますか。
- 他院でほくろ除去を受けたものの、「まだ残っているように見える」「完全に取れていない気がする」といったご相談をいただくことがあります。
当院でも、他院での治療後にレーザーによる再治療を受けていただくことは可能です。ただし、以下の点にご注意ください。
再治療の前に知っておきたいポイント
まずは前回治療を受けた医療機関に相談されるのが基本です。
取り残しと思われる場合でも、担当医が経過を把握しているため、適切な対処をしてくれることが多くあります。
治療直後は赤みや炎症後の色素沈着が「取り残し」と見えることもあります。
特にレーザー治療後の肌は、赤みや色の変化が起こりやすく、完全に治るまでには時間がかかることがあります。治療後間もない場合は、数週間〜数か月様子を見てから判断するのが望ましいです。
赤みなのか色素沈着なのか、あるいはほくろの再発なのかを、丁寧に診察させていただき、必要であれば再度レーザー治療をご提案いたします。
-
- ほくろは癌化することはありますか?
- 一般的に、ほくろ(色素性母斑)は良性の皮膚腫瘍であり、がん化することはまれです。
しかしながら、皮膚がんの一種である「悪性黒色腫(メラノーマ)」は、ほくろと非常によく似た見た目をしているため、注意が必要です。
診察時のチェックポイント
当院では、ダーモスコープ(拡大鏡付きの特殊なライト)を使用して、色・形・大きさ・境界の明瞭さなどを細かく観察し、悪性かどうかの判断を行っています。
以下のような特徴のあるほくろは、早めの診察をおすすめします:
大きさが 7mm以上
左右非対称で形がいびつ
境界が不明瞭でぼやけている
色が極端に濃い、または濃淡にムラがある
急に大きくなった、色が変わってきた
出血やかゆみ、ただれなどの症状がある
たとえ5mm以下のほくろであっても、急激な変化がある場合は注意が必要です。
悪性が疑われる場合の対応
悪性の可能性がある場合は、手術で切除を行い、病理組織検査(顕微鏡での精密検査)によって確定診断を行います。
早期発見・早期治療が何よりも大切です。気になるほくろがある場合は、まずはお気軽にご相談ください。
-
- 炭酸ガスレーザーでも病理検査が受けられますか?
- 一般的に、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去は、患部を焼き切るため、組織が残らず病理検査ができないと言われています。
しかし、当クリニックでは、万が一の悪性の可能性にも備え、事前に組織を採取する対応を行っています。
当院の対応方法
当院では、炭酸ガスレーザー治療前に、メスでほくろの一部を切除し、病理検査用の組織を確保します。その後、残りの部分を炭酸ガスレーザーで安全かつ丁寧に除去します。
病理組織検査に対応可能
→ 切除した組織は、専門の検査機関へ提出し、約10日ほどで検査結果がわかります。
美容性と安全性を両立
→ 炭酸ガスレーザーによる傷跡の目立ちにくさを保ちつつ、万一の悪性リスクにも対応できる治療法です。
安心して受けられるレーザー治療を
「レーザー治療を受けたいけど、悪性だったら心配...」
そんな不安をお持ちの方でも、当院ではしっかりと診察・判断を行い、必要に応じて病理検査も実施可能な治療体制を整えています。
ご不安な方は、診察時にお気軽にご相談ください。
-
- 目の近くのほくろにレーザー治療はできますか?
- 目元のほくろに対しても炭酸ガスレーザー治療は可能です。
実際に当院では、目の周囲にできたほくろの治療も多く行っており、傷跡が目立ちにくいことから非常に適した部位とされています。
目の周囲でも安全に治療できる理由
炭酸ガスレーザーは、出血が少なく精密な治療が可能なため、皮膚が薄くデリケートな目元でも適しています。
治療時には、専用の保護器具(眼球用のシールド)を装着し、安全を確保したうえでレーザーを照射します。
治療後の赤みや傷跡が比較的早く引く部位のため、見た目が気になる方にもおすすめです。
不安がある方もご安心ください
「目に近くて怖い」「傷が残らないか心配」という方でも、専門医が状態を丁寧に確認し、安全な方法をご提案いたします。
カウンセリングで不安な点をしっかり解消してから治療に進むことができますので、まずはお気軽にご相談ください。
-
- ほくろのレーザー治療後に飲酒しても大丈夫ですか?
- 炭酸ガスレーザーによるほくろ治療後は、基本的に飲酒しても問題ありません。
この治療は出血のない低侵襲な方法で行われるため、アルコールによって傷口が悪化することは通常ありません。
ただし、以下の点にご注意ください
治療当日は軽めの飲酒にとどめることをおすすめします。
飲酒によって血流が促進され、まれに赤みやヒリつきが強く出ることがあるため、様子を見ながら少量にとどめると安心です。
体調が優れない場合や炎症がある場合は、飲酒を控えた方が無難です。
治癒を妨げるリスクを最小限にするためにも、まずは体調を最優先に考えましょう。
心配な場合はご相談ください
「どうしても不安」「赤みが残っているけど飲酒していいのか迷っている」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。安心して治療を進めていただけるよう、丁寧にアドバイスさせていただきます。
-
- ほくろのレーザー治療後に運動しても大丈夫ですか?
- 炭酸ガスレーザーによるほくろ治療後は、基本的に運動をしていただいても問題ありません。
レーザー治療は出血がほとんどなく、皮膚へのダメージも最小限に抑えられるため、日常生活への大きな制限はありません。
運動をする際の注意点
激しい運動は、当日または治療直後は控えるのが無難です。
激しい運動によって血流が一気に増すと、一時的に赤みや腫れが出やすくなることがあります。
汗をかく運動は、患部を清潔に保つことが大切です。
汗が傷口に入ると、まれに炎症の原因になることもあるため、運動後は優しく洗い流し、しっかりケアしてください。
無理のない範囲で体を動かすのはOK
ウォーキングや軽いストレッチなど、体に負担の少ない運動であれば、当日からでも無理なく再開できます。
ご自身の体調と肌の状態を見ながら、少しずつ普段のペースに戻していきましょう。
-
- ほくろのレーザー治療後に注意すべきことはありますか?
- 治療後の適切なケアが、目立ちにくい傷跡とすることが大切なポイントです。
治療後に気をつけるべきポイント
1. 10日間は軟膏をしっかり塗布
レーザー治療後の患部には、抗生剤入りの軟膏を毎日塗布してください。これにより、感染予防と皮膚の再生促進が期待できます。
2. その後は「乾かさないケア」が重要
かさぶたが取れた後は、患部を乾燥させず、保湿を継続することが大切です。
乾燥によって色素沈着や赤みが長引くことがありますので、ワセリンや保湿クリームでしっかり保湿しましょう。
3. 紫外線対策も
治療部位が紫外線にさらされると、色素沈着(シミのような跡)になることがあります。
その他のポイント
患部はこすらない・触らない
かさぶたを無理に剥がさない
入浴・運動・飲酒は医師の指示に従って無理のない範囲
-
- 治療後再発することはありますか?
- レーザー治療後にほくろが再発することも稀にあります。
これは、ほくろの根が深かったり、治療時に完全に除去しきれなかった場合に起こることがあります。特に、根っこが深いほくろの場合、治療時に加減をして少し残してしまうことがあるため、再発する可能性もあります。
再発してしまった場合は、施術から1年以内は無料(再診料・お薬処方及びテープは患者様ご負担となります。)で再照射を行います。
-
- 他院で行った治療でのほくろの取り残しもレーザー治療できますか?
- 他院でのほくろ治療後に取り残しがあった場合でも、レーザー治療は可能です。
当院では、再治療としてレーザーを使用し、残っているほくろを効果的に除去することができます。
取り残しの原因と再治療について
ほくろの根が深かったり、治療時に完全に取り除けなかった場合、取り残しが起こることがあります。
そのため、治療を行ったクリニックに再度相談すると、再治療を行ってくれることも多いです。
場合によっては、治療時にほくろの根を無理なく加減して取った結果、完全に除去できなかったことが原因で再発することもあります。
取り残しを放置するリスク
取り残しが気になる場合は、早めに再治療を受けることをおすすめします。
-
- 再発しないのはどの方法ですか?
- メスによる治療です。悪性の疑いがある場合にはレーザーは禁忌です。傷跡を優先するならレーザー、取り切ることを優先するならメスによる治療となります。
悪性の有無はダーマスコープを用いて確認します。
-
- 悪性の場合はどうなるのでしょうか?
- 悪性が疑われる場合は、ほくろの一部を切除して病理検査を行います。
悪性が確定した場合は 悪性度が低い場合は切除術を行いますが、高い場合は総合病院へ紹介します。
-
- 顔や体にたくさんのほくろがあり、すべて取りたいが傷あとが心配です。先に腕のほくろを取りたいと考えていますが、どうでしょうか?
- まず、顔と体の傷あとについて比較すると、顔のほくろは治療後の傷あとが目立ちにくい傾向があります。そのため、最初に顔のほくろを治療し、その傷あとがどのように回復するかを確認されることをお勧めします。
顔のほくろ治療
顔は皮膚が薄いため、傷あとの治りが早く、目立ちにくいことが多いです。
顔のほくろの治療後に傷あとの状態を確認した後、体のほくろの治療を行うと、安心して進めやすいでしょう。
腕や体のほくろ治療
体や腕のほくろも治療は可能ですが、顔に比べて傷あとが目立つことがあります。特に、皮膚が厚い部位では傷あとの回復に時間がかかることがあります。
-
- 子供でもほくろ治療はできますか?
- 子供さん自身が治療を希望される場合、ほくろ治療は可能です。
ただし、子供さんが治療を希望していない場合、特に保護者の方が強く希望される場合は、治療をお断りすることがあります。
その理由は、子供さんが治療を受ける意思がない場合、痛みを我慢するのが難しいことや、傷あとに対する不安や恐怖があるためです。このような場合、治療がストレスやトラウマになってしまう可能性があるため、慎重に判断させていただいております。
子供の治療についてのポイント
子供さんが自発的に治療を希望される場合は、治療を進めることができます。
治療前に痛みや治療後のケアについてしっかり説明し、子供さんが納得した上で治療を行います。
-
- ほくろの盛り上がっている部分だけ削って小さくすることは可能ですか?
- 盛り上がっている部分だけを削ることは可能ですが、この方法では再発のリスクが高くなります。
ほくろの根本的な部分(深部)まで完全に取り除かない限り、再度盛り上がってくる可能性が高いです。
完全に取り除く方法
再発を防ぐためには、ほくろを根まで完全に除去することが重要です。根本的に取り除くことで、再発を防ぎ、治療効果を最大限に引き出すことができます。これには、メスによる治療やレーザー治療(ただし、根まで完全に取れない場合もあります)があります。
-
- 支払いは、クレジットカードが使えますか?
- 自由診療は現金・クレジットカード(2,000円以上)が可能です。
JCB, VISA, Master Card, American expressが使用できます。
保険診療は現金のみのお取り扱いとなっております。
関連するページ
-
- 皮膚腫瘍
- 皮膚腫瘍(できもの)でお悩みの方は、診察・治療・ケアまで一貫して行う日本形成外科学会皮膚腫瘍外科指導医にお任せください。
-
- 粉瘤腫
- 粉瘤は垢や皮脂の老廃物が皮膚の下に溜まることによりできる良性腫瘍です。放置しても良くなりませんので手術で取り除きます。
-
- 老人性イボ・脂漏性角化症
- 中年以降の顔・頭・体幹に出来る淡褐色〜黒色のもので、しみが徐々に隆起してイボ状になっている症状です。
-
- 軟性線維腫・スキンタッグ
- 軟性線維腫は、首と頚部や脇の下などに柔らかくポリープのようにできる小さな皮膚腫瘍で、炭酸ガスレーザーで除去します。
-
- 汗管腫
- 汗管腫とは、汗を発生させるエクリン汗腺が、真皮内で増加する事で下まぶたなどにブツブツができる良性の皮膚腫瘍です。
-
- 脂肪腫
- 脂肪腫は、皮下に発生する良性腫瘍(できもの)で、痛みなどの自覚症状がないため大きくなって受診される患者さんが多いです。