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ピアストラブル保険適用
ピアストラブル
最近は、多くの方がピアスをされ、それに伴って ピアストラブル も増えてきています。
わずかな炎症症状だったものが、徐々悪化してできものにまでなることもあります。
症状はピアスホールの穴開けをしてから2~3週間程で起きるものから、2~3年たって初めて起きるものまでさまざまです。
- ピアスホール炎症
- ピアスの埋没
- ピアスホールの裂傷(耳垂裂)
- ピアスホールに出来るシコリピアスホールを開けてお困りの事があればご相談ください。
ピアスホールの損傷による炎症
分泌物
ピアスホール穴開け直後より出てくることがあります。これは穴を開けたために、皮膚の組織から一時的に出る分泌物で、1週間程で出なくなります。
化膿による分泌物ではありませんので、心配はありません。
アレルギー性接触性皮膚炎
ピアスホールの穴を開けて3週間程しても分泌物が治まらず、赤みや痒みなどが起きてきたら、使用しているピアスによるアレルギー性接触性皮膚炎が起きたことになります。
これは使用しているピアスの金属が長期間皮膚の内部と直接接触したために生じます。
特にニッケル、コバルト、クロムなどを使用しているピアスに多く見られます。
ピアスの再挿入によるピアスホールの損傷による炎症
穴開けで出来上がったピアスホールに、新しいピアスを挿入する時、新しいピアスの尖端でホールの壁を傷つけて炎症が起こります。
しかし、無理して装着を続けると症状が悪化してしまいます。
対策としては、十分なピアスホールは出来る3ヶ月間、「最初のピアス」を装着し続けることです。
また、ピアスを取り替える時に、家族の方やお友達に新しいピアスを挿入してもらうと損傷を避けることができます。
挿入する時のコツは、耳たぶを少し外側に引っ張ると穴が広がって挿入しやすくなります。
ピアスが寝具にかかり起こる炎症
横向きに寝ていて寝具にピアスが引っかかると、ピアスがホールの中で強く移動してホールが傷ついてしまうことがあります。
朝起きたときに、枕などに血液がついていたり、ピアスホールがひりひりしていたら、まずこのことを考えてください。
寝る前にピアスをテープやカットバンなどで覆ってしまうと予防出来ます。
消毒薬による炎症
市販されているピアスホールキットには必ず、ピアス挿入後に使用する消毒液が入っていますが、これを頻回に使用すると炎症が起こります。
消毒液は細菌に対しての働きがありますが、正常な皮膚にも損傷を与え、またホールから皮膚の中に浸透してしまうと炎症が強くなります。
綿棒に水道水を浸して、それでホールの前後を綺麗に拭くか、入浴の時にシャワーのお湯で軽く洗い流すことが効果的です。
炎症が強い場合は一旦ピアスを取りはずしてください。
ピアスの埋没
ピアスヘッドや留め金が皮膚の中へ埋もれてしまうことがあります。
ご自分で引っ張り出す事は出来ませんので、医療機関で取り除いてもらってください。
原因
横向きに寝てピアスが圧迫されたため寝具に尖端が引っかかり、
寝返りをしたときに片方が引っ張られ反対側が皮膚の中に入ってしまうために起こります。
就寝時にピアスをテープで覆うことで防ぐ事が出来ます。
短いシリコンピアスでキャチャーが小さい場合にキャチャー側も小さく それが埋もれてしまいます(短いシリコンピアスはオススメしません)
厚い耳たぶに対して短いピンのピアスを使用したため
ショップで購入したピアスのピンの長さが耳たぶの厚さより短いか同じかの場合に起こります。
耳たぶが厚い場合は、ロングタイプのピアスを購入されてください。
医療機関では耳たぶの厚さを測定してから、穴開けを行いますので心配ありません。
長期に皮膚炎が続いた場合
炎症が長期に続くと、ピアスホールの皮膚が柔らかくなり、少しの力でもピアスが皮膚の中に入ってしまいます。
長期の皮膚炎も最初は軽度の皮膚炎から始まりますので、その時点でピアスを一旦取り外す事が予防となります。
ピアスホールの裂傷(耳垂裂)
ピアスによりホールが外側に裂けてしまう事を言います。
急性のピアスホールの裂傷
ピアスホールの場所が耳たぶの縁に近すぎ、ピアスが何かに引っかかりその勢いで穴が裂けることで起きます。
セーターを脱ぐ時によく起こります。
陳急性のピアスホールの裂傷
長期に重みのあるリング状のピアスや、装飾の多いぶら下げタイプのピアスを使い続けたために、ホールが少しずつ縁の方に広がり、裂けていきます。
ピアスホールをたくさん開けている方でそれが全て裂けています。
裂けている穴の両サイドの皮膚を切り取り縫い合わせて治療をしていきます。
予防としては
飾りの多いピアスの使用を避けること。
重いピアスの使用を避けること。
ピアスホールを耳垂縁近くに空けないこと。
などです。
ピアスホールに出来るシコリ
リンパ球様腫瘤
アレルギー性接触性皮膚炎が長期間続くと、しこりができてくることがあります。リンパ球様腫瘤と言われています。
このしこりは、最初は皮膚の中だけに存在するのですが、次第に表面にも現れてきます。
放置していると少しずつ大きくなってきます。
自然になくなることもありますが、長期間ある場合は摘出術の適応となります。手術は局所麻酔下で行われます。
表皮嚢腫
開けたばかりのピアスホールの中側には、皮膚の表面にある表皮はまだなく、真皮あるいは皮下組織のみがあります。
しかし、時間とともにピアスホールの両外側から表皮が作られて、ホール壁を表皮が覆うことでホールが完成されます。
その期間は約1か月ですので、その間はピアスは装着し続けなければなりません。
ところが、1か月以内に炎症などが生じっためピアスを取り外すと、ピアスホールの両側が閉じてしまい、ホールの中には表皮が残ったままとなります。
取り残された表皮から出る垢は外に出る事が出来ずその中に貯まったままとなり、表皮嚢腫が発生します。
小さいうちは放置しても構いませんが、大きくなったり、感染を起こしたものは治療しなければなりません。
治療は摘出術です。
ケロイド
耳たぶの前後にできたしこりがさらに大きく盛り上がってくるとケロイドになります。
ケロイドとは赤く盛り上がった硬いできもので、自然になくなる事はなく、徐々に大きくなります。
発生の原因としては
・ピアス刺入時に生じる感染
・ピアスの着脱に伴う繰り返される外傷と感染
ピアスは装着の際に前面から挿入するため、ピアスホール内部、後面皮膚を損傷する
ことが多い。
・就寝時に枕で生じる摩擦やピアス自体の重みによる物理的刺激
耳垂ケロイドの患者さんは、仰臥位で就寝することが多く、就寝中に耳垂が寝具により引っ張られるために刺激となります。また、ケロイドがある程度成長したら「ケロイド自体の重さで」引っ張られることで大きくなります。
などが考えられます。これに体質や遺伝因子が加わり生じると言われています。
治療は、単純にケロイドを摘出すると耳たぶに変形が起きることがあり、また安易な外科的切除は90%以上の再発を起こします。それを予防するためには、手術部に圧迫固定器を装着して耳垂の不安定さ・可動性を抑えて、耳垂に張力がかからないようにする特殊は工夫が必要です。
治療はケロイド治療を専門としている形成外科を受診されてください。
費用一覧
費用一覧
治療費 | |
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ピアストラブル | 保険適応となることもあります。 |
ピアス埋没除去 | 保険外診療となります。 簡単な場合:2,200円 (税込) (片方) 複雑な場合:5,500円(税込) (片方) 初診料 :2750円(税込) |