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私が「ほくろ治療でくりぬき法(パンチ除去法)」をすすめない理由
ほくろ治療について調べると、「くりぬき法(パンチ除去法)」という治療方法を目にすることがあります。
円形の器具を使って、ほくろをくり抜くように切除する方法です。比較的短時間で処置できることから、ほくろ治療の選択肢の一つとして行われています。
くりぬき法そのものが間違った治療というわけではありません。ほくろの大きさや部位などによっては、選択されることのある方法です。
しかし、私はほくろ治療にくりぬき法を行っていません。
ほくろ治療で重視しているのは、「取れるかどうか」だけではありません。治療後にどのような傷跡が残るのかまで含めて、治療方法を選ぶことです。
その視点から、主に炭酸ガスレーザーまたは切除縫合を選択しています。
くりぬいた後の傷跡をどう考えるか
くりぬき法では、円形にほくろを切除したあと、傷を縫合せずに開放したまま治癒を待つ方法があります。
この場合、傷がふさがるまで軟膏やガーゼなどによる処置が必要になります。また、部位や傷の大きさによっては、術後に出血することもあります。
ただ、より重視したいのは、治療後の傷跡です。
円形にできた傷を縫合せず、自然にふさがるのを待つため、傷跡の形を縫合によって調整することができません。
治癒の過程で赤みや色素沈着がみられたり、円形の傷跡や凹みが残ったりすることがあります。
もちろん、傷跡の目立ち方は、ほくろの大きさや深さ、部位、体質などによって異なります。
一方、切除して縫合する場合には、皮膚の緊張やしわの方向などを考慮して切除線をデザインし、丁寧に縫合することで、傷跡をできるだけ目立ちにくくすることができます。
切除手術でも傷跡は残ります。しかし、傷跡がどのような形で残るのかまで考えて治療方法を選ぶことは、形成外科では大切な考え方の一つです。
再発は、くりぬき法だけの問題ではありません
ほくろの元になる母斑細胞は、皮膚の深い部分まで存在していることがあります。
そのため、治療方法にかかわらず、深い部分に母斑細胞が残れば、時間がたってから再び色や盛り上がりが出てくることがあります。
これは、くりぬき法だけに起こる問題ではありません。炭酸ガスレーザーでも、母斑細胞が残れば再発する可能性があります。
大切なのは、「どの方法なら絶対に再発しないか」ではなく、ほくろの大きさ、深さ、部位などを診察し、そのほくろに適した治療方法を選ぶことです。
では、私はどのように治療しているのか
当院では、ほくろの状態に応じて、炭酸ガスレーザーと切除縫合を使い分けています。
炭酸ガスレーザー
診察やダーモスコピーなどで良性と考えられ、レーザー治療が適していると判断した場合には、炭酸ガスレーザーによる治療を行います。
局所麻酔を行ったうえで、レーザーでほくろの組織を蒸散させて除去します。
小さなほくろでは、切除手術より傷跡を小さくでき、目立ちにくいことがあります。また、レーザー治療が適している場合には、診察当日に治療することも可能です。
ただし、炭酸ガスレーザーなら傷跡が残らないわけではありません。
治療後には赤みや色素沈着がみられることがあり、ほくろの大きさや深さ、部位などによっては、凹みや色の違いが残ることもあります。
また、深い部分に母斑細胞が残れば再発する可能性もあります。
切除縫合
大きなほくろや、レーザーより切除した方が適している場合には、局所麻酔を行い、ほくろを切除して縫合します。
切除する際には、皮膚の緊張やしわの方向、ほくろの位置などを考えて切除線をデザインします。
切除した組織を病理組織検査に提出できることも、レーザー治療との大きな違いです。
レーザーと切除のどちらが優れているということではなく、ほくろの状態に応じて使い分けることが大切だと考えています。
悪性が疑われる場合は、レーザー治療を優先しません
ほくろのように見える皮膚病変の中には、まれに皮膚がんなどが含まれることがあります。
以前より大きくなった、形や色が変わった、出血するなどの変化がある場合には、まず病変がどのようなものなのかを診断することが重要です。
悪性が疑われる場合には、炭酸ガスレーザーによる治療を優先せず、診断のために必要な検査や治療を行います。
「ほくろを取ること」よりも、「何の病変なのかを確認すること」が先になります。
ほくろ治療は「取った後」まで考える
くりぬき法にも適応があり、治療法そのものを否定するものではありません。
ただ、私は形成外科医として、ほくろが取れたかどうかだけでなく、治療後にどのような傷跡が残るのかを重視しています。
そのため当院では、ほくろの状態を診察したうえで、炭酸ガスレーザーまたは切除縫合を選択しています。
ほくろ治療では、「取るかどうか」だけでなく、「どう取るか」まで考えて治療方法を選ぶことが大切だと考えています。
ご相談はお気軽にどうぞ
当院では形成外科専門医がほくろの性質を正しく診断し、保険・自費を問わず最適な治療法をご提案します。傷跡をできるだけ目立ちにくくするため、丁寧な処置を徹底しています。
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完全版】新潟市でほくろ除去なら当院へ|形成外科専門医が教えるレーザーと手術の選び方
クリニックからのお知らせ
当院で行っているほくろ除去の具体的な術式や費用、リスクについては、ホームページの「ほくろ除去(炭酸ガスレーザー・切除手術)」にて詳しくご確認いただけます。形成外科専門医が、傷跡が目立ちにくい最適な治療をご提案します。





