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気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
糸リフトが向く人・向かない人|フェイスラインや口元のたるみに効果が出やすい人とは
「切る手術までは考えていないけれど、口元のもたつきやフェイスラインは何とかしたい」
こうした悩みで選択肢の一つになるのが、糸リフト(スレッドリフト)です。
私は長年、糸リフトを行ってきました。その経験から感じるのは、糸リフトで大切なのは「何本入れるか」だけではなく、「そのたるみが、そもそも糸で改善しやすいタイプなのか」を見極めることです。
同じようにフェイスラインが気になっていても、頬などの組織が下がっている方もいれば、頬がこけている方、皮膚の余りが多い方もいます。当然、適した治療は同じではありません。
また、最近は糸や挿入器具(針・カニューレ)も改良され、以前に比べて腫れや内出血を抑えるための工夫もしやすくなっています。ただし、ダウンタイムがなくなったわけではありません。
この記事では、どのような方が糸リフトに向いているのか、反対に糸だけでは十分な変化が得にくいのはどのような場合なのかを、できるだけ分かりやすく説明します。
糸リフトが向くかどうかは年齢だけでは決まりません
「40代なら糸リフト」「60代になったら切開リフト」と、年齢だけで治療を決めることはできません。
同じ50歳でも、顔の状態は人によってかなり違います。
糸リフトは、下がってきた頬などの組織を持ち上げ、口元やフェイスラインを整える治療です。
そのため、頬の組織が下がったことでフェイスラインがぼやけている場合には、糸リフトによる変化が期待できます。
一方、頬のこけやくぼみが目立つ場合や、皮膚そのものの余りが多い場合には、糸で引き上げるだけでは希望する変化が得られないことがあります。
重要なのは年齢よりも、「なぜ、たるんで見えるのか」です。
顔がたるんで見える原因は一つではありません
顔の老化には、皮膚、脂肪、支持組織、骨格など、さまざまな変化が関係しています。
患者さんに分かりやすく考えるなら、大きく3つに分けることができます。
1.頬などの組織が下がっている
加齢に伴って頬などの組織の位置が下がると、フェイスラインがぼやけたり、口横にもたつきが出たりします。
また、頬の位置が変わることで影ができ、ほうれい線やマリオネットラインが以前より目立って見えることもあります。
このような「下がり」が中心の場合は、糸リフトが比較的得意とするタイプです。
2.頬がこけたり、くぼんだりしている
頬やこめかみなどのボリュームが減ると、実際には大きく下がっていなくても、影や溝によって老けて見えることがあります。
このタイプでは、単純に糸で引き上げると、かえってこけた印象が強くなる場合があります。
必要に応じてヒアルロン酸注入など、失われたボリュームを補う治療を検討したほうがよいこともあります。
3.皮膚そのものの余りが多い
皮膚の余りが多くなると、糸で持ち上げても余った皮膚そのものがなくなるわけではありません。
軽度であれば糸リフトで整えられることもありますが、皮膚の余りが強い場合には、糸だけで大きな変化を求めるのは難しくなります。
糸リフトは「たるみなら何でも治せる治療」ではありません。
糸リフトが比較的得意なのは、下がってきた組織の位置を整えることです。
糸リフトが向いているのはこんな方です
次のような悩みが中心であれば、糸リフトを相談する価値があります。
・以前よりフェイスラインがぼやけてきた
・口横のもたつきが気になる
・マリオネットライン周辺の影が目立ってきた
・頬を少し持ち上げると輪郭がすっきりする
・切開手術までは考えていない
・大きく顔を変えるより、自然に整えたい
特に、口元のもたつきやフェイスラインのゆるみが、頬などの組織が下がったことによって生じている場合には、糸リフトによる変化が期待できます。
ただし、同じ「フェイスラインが気になる」という悩みでも原因は一人ひとり違います。
ここを診察せず、本数だけで治療を決めるのはおすすめできません。
20代・30代でも糸リフトは必要?
20〜30代の方からも、糸リフトについて相談を受けることがあります。
この年代では、強いたるみを改善するというより、「フェイスラインをもう少しすっきりさせたい」「口横のわずかなもたつきが気になる」といった相談が中心です。
若い方は一般に皮膚の余りが少ないため、適応が合えば輪郭を自然に整えられる場合があります。
ただし、もともと大きなたるみがない方に糸を入れても、劇的な変化が出るわけではありません。
また、「若いうちから糸を入れておけば、将来たるまない」という治療でもありません。
必要性が乏しければ、無理に糸リフトを行う必要はありません。
40代・50代|口元やフェイスラインの変化が気になってきたら
40代以降になると、頬などの組織の位置が変化し、口元のもたつきやフェイスラインのゆるみを自覚する方が増えてきます。
例えば、
・以前より口横がもたついて見える
・フェイスラインがぼやけてきた
・マリオネットライン周辺に影ができてきた
・頬を少し上げると顔がすっきり見える
といった変化です。
このような場合でも、「何歳だから糸リフト」という判断はしません。
実際に頬の位置が下がっているのか、こけやくぼみが影響しているのか、皮膚の余りがどの程度あるのかを確認することが大切です。
また、糸は強く引けばよいわけでもありません。
必要以上に引き上げると、不自然な輪郭や引きつれにつながることがあります。
大きく変えることよりも、その方の顔に合った範囲で自然に整えることが大切です。
糸リフトが向かないことがあるのはこんな方です
糸リフトを希望されていても、診察すると別の治療のほうが適していることがあります。
例えば、
・頬のこけが強い
・こめかみや頬にくぼみが目立つ
・ほうれい線が深い溝として残っている
・皮膚の余りが多い
・糸だけで大幅な若返りを希望している
といった場合です。
頬のこけが強い方をさらに引き上げると、かえって痩せた印象が強くなる可能性があります。
また、皮膚の余りが多い場合には、糸を入れても余った皮膚そのものを取り除くことはできません。
このような場合には、ヒアルロン酸などでボリュームを補う治療や、皮膚の余りを改善する切開リフトなど、別の方法を検討したほうがよい場合があります。
大切なのは、「糸リフトをするか、しないか」ではありません。
「その悩みは、本当に糸で改善しやすいのか」を最初に判断することです。
60代・70代でも糸リフトはできる?
年齢だけで「糸リフトはできない」と決める必要はありません。
ただし、年齢とともに頬などの組織の下がりだけでなく、ボリュームの減少や皮膚の余りも目立ちやすくなります。
そのため、糸だけで大きく引き上げようとすると、期待したほど変化が出なかったり、引きつれや凹凸が目立ったりすることがあります。
一方で、
・切開手術は希望しない
・口元やフェイスラインを少し整えたい
・大きな若返りではなく自然な変化を希望している
・糸リフトでできる範囲を理解している
という方であれば、60代・70代でも糸リフトが選択肢になることはあります。
年齢そのものより、「どこまで変えたいのか」と「糸でどこまで改善できる状態なのか」のバランスが大切です。
自分が糸リフト向きか、鏡で簡単に確認する方法
自宅でできる簡単な確認方法があります。
鏡の前で、頬の外側から耳の前あたりに指を当て、軽く斜め上方向へ持ち上げてみてください。
そのとき、
「口横のもたつきが軽くなる」
「フェイスラインがすっきりする」
のであれば、頬などの組織の下がりが見た目に影響している可能性があります。
反対に、持ち上げても深い溝やくぼみがあまり変わらない場合には、ボリューム不足など別の要素が関係していることがあります。
ただし、この方法だけで糸リフトの適応を判断することはできません。
あくまで、自分のたるみの原因を考えるための目安です。
最近の糸リフトは腫れや内出血が少ない?
以前と比べると、糸そのものだけでなく、挿入に使用する針やカニューレも改良されてきました。
現在は先端が鋭い針だけでなく、組織への負担を抑えるために先端が丸いタイプの挿入器具も使われています。
こうした器具の改良や手技の工夫によって、腫れや内出血をできるだけ抑えるための工夫がしやすくなっています。
ただし、「最近の糸リフトはほとんど腫れない」というわけではありません。
施術後には、腫れ、内出血、痛み、つっぱり感、むくみ、凹凸などが生じることがあります。程度や続く期間には、使用する糸、本数、挿入部位、体質などによって個人差があります。
大切な予定がある場合には、直前ではなく、ダウンタイムも考えて余裕を持って施術時期を相談することをおすすめします。
まとめ|糸リフトで大切なのは「本数」より「向いているか」
糸リフトについて調べていると、「何本入れれば上がるのか」「本数が多いほうが効果が高いのか」が気になる方も多いと思います。
しかし、本数以上に大切なのは、その悩みが糸リフトで改善しやすいものなのかを見極めることです。
頬などの組織が下がっているのであれば、糸リフトが合う可能性があります。
一方、頬のこけやくぼみ、皮膚の余りが中心であれば、糸だけでは十分な変化が得られないことがあります。
糸リフトは、切開を伴うフェイスリフトとは異なり、皮膚を切除せずに行う治療です。しかし、「切らないから簡単」「誰にでも向いている」という治療ではありません。
糸を何本入れるかを決める前に、まず口元やフェイスラインがなぜたるんで見えるのかを確認する。
そこから治療を選ぶことが、自然な結果につながります。
糸リフトの施術方法や術後の注意点については、当院のホームページでも詳しくご案内しています。
自分が糸リフトに向いているか分からない方へ
糸を何本入れるかを決める前に、まず口元やフェイスラインがなぜたるんで見えるのかを確認する。
そこから治療を選ぶことが、自然な結果につながります。
「自分のたるみは糸リフトに向いているのか分からない」という方は、診察で頬の下がりだけでなく、こけやくぼみ、皮膚の余りなどを確認したうえで、糸リフトが適しているかを判断します。
糸リフトで改善が期待できる場合もあれば、別の治療のほうが適している場合もあります。まずは診察で、ご自身のたるみが糸リフトに向いているかを確認してみてください。
糸リフトの施術方法、費用、ダウンタイムなどについては、当院の糸リフトのページで詳しくご案内しています。





