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ワキガ(腋臭症)は自然に治る?年齢との関係を医師が解説
ワキガについて相談を受けていると、意外と多いのが「年齢とともに自然に治りますか?」という質問です。
年齢を重ねるとにおいが軽くなる方もいますが、必ずしも自然に治るわけではありません。
また、ワキガがあるからといって、すぐに治療や手術が必要になるわけでもありません。
ここでは、ワキガと年齢の関係、自然に治ることがあるのか、どのような場合に治療を考えるのかについて解説します。
ワキガは自然に治るのか
ワキガが年齢とともに自然に治るとは限りません。
ワキガのにおいには、アポクリン汗腺から分泌される汗が関係しています。
アポクリン汗腺の働きには体質的な要素も関係するため、年齢を重ねただけでワキガが完全になくなるとは限りません。
一方で、加齢による発汗量の変化や体調、生活習慣などによって、以前よりにおいが気になりにくくなることはあります。
そのため、「年齢とともに必ず治る」「一生同じ程度のにおいが続く」と一律に考えることはできません。
ワキガが思春期から目立ちやすい理由
ワキガのにおいは、思春期以降に目立ちやすくなります。
これは、第2次性徴に伴ってアポクリン汗腺の働きが活発になりやすいためです。
そのため、小さい頃は気にならなかったものの、中学生や高校生になってから、本人や家族がにおいに気づくことがあります。
思春期は周囲の目を意識しやすい時期でもあり、においの悩みが学校生活や人間関係のストレスにつながることもあります。
手術を考える年齢について
ワキガ手術を何歳から受けるかは、年齢だけで一律に決めるものではありません。
特に思春期では、においの程度だけでなく、日常生活への影響やご本人がどの程度悩んでいるか、本人が治療を希望しているかなどを確認します。
家族がにおいを気にして受診されることもありますが、ご本人がそれほど困っていない場合には、すぐに手術を勧めることはありません。
一方、ご本人がにおいに強く悩み、学校生活などにも影響している場合には、治療の選択肢について検討します。
大切なのは、年齢だけで手術の時期を決めないことです。
年齢とともににおいは弱くなるのか
年齢を重ねることで、以前よりにおいが気になりにくくなる方もいます。
しかし、すべての方でワキガのにおいが自然になくなるわけではありません。実際には、大人になってからもにおいに悩んで受診される方がいます。
学生時代にはそれほど意識していなかったものの、社会人になって人と接する機会が増え、においを気にするようになる方もいます。
「年齢とともに自然に治るだろう」と考えて、長く我慢する必要はありません。
自然に治るのを待つべき?
においが軽く、日常生活で困っていなければ、すぐに治療をする必要はありません。
一方、学校や仕事、人との関わりでにおいを気にするようになっているのであれば、「年齢とともに自然に治るかもしれない」と我慢し続ける必要もありません。
診察を受けたからといって、すぐに手術をするわけではありません。
症状やご本人の希望によっては、日常生活での対策や制汗剤、ボトックス注射などを検討することもあります。また、ワキを清潔に保ちやすくする目的で、医療脱毛を選択する方もいます。
それでもにおいの悩みが続き、手術の適応があってご本人も希望される場合には、手術を検討します。
まずは現在の状態を確認してから、治療が必要かどうかを考えることが大切です。
治療を考えるタイミング
ワキガの治療は、年齢だけで一律に決めるものではありません。
大切なのは、においの程度だけでなく、どの程度困っているのか、日常生活にどの程度影響しているのか、ご本人が治療を希望しているのかという点です。
においの程度と悩みの大きさは必ずしも一致しません。
軽度でも強く悩む方もいれば、ある程度においがあっても気にならない方もいます。
そのため、治療が必要かどうか迷う場合には、診察で現在の状態を確認することができます。
そのうえで、治療が必要かどうか、どのような方法が適しているのかを考えることが大切です。
まとめ
ワキガは、年齢とともに自然に治るとは限りません。
年齢を重ねてにおいが軽くなる方もいますが、大人になってからも悩みが続く方もいます。
また、治療を考える際には年齢だけでなく、においの程度や日常生活への影響、ご本人の意思を確認することが大切です。
ワキガが気になっていても、受診したからといってすぐに手術をするわけではありません。
「自然に治るまで待った方がよいのか」「治療を考えた方がよいのか」と迷っている場合には、まずは診察で現在の状態を確認し、そのうえで治療が必要かどうかを考えることが大切です。
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