ブログBlog
気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
ほくろの炭酸ガスレーザー治療後にテープはいつまで貼るの?
ほくろをレーザーで取ったあと、患者さんがいちばん迷うのが「テープをいつまで貼ればいいのか」です。
洗顔はいつから?入浴は?薬はいつまで?
ここが曖昧だと、こすって赤みが長引いたり、色素沈着が濃くなったりして、「跡が残った気がする」という不満につながりやすくなります。
この記事では、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去後のテープの期間、洗顔・入浴の目安、薬の使い方、そしてきれいに治すコツを形成外科の視点で整理します。
テープと薬は「傷を守って、炎症を長引かせない」ために使います
テープの目的は見た目のためだけではありません。
-
こすれ・刺激から傷を守る
-
乾燥を防いで治りを安定させる
-
炎症を抑えて、赤みや色素沈着を長引かせない
大事なのは「いつまで貼るか」だけでなく、「傷を刺激しない使い方」をすることです。
当院の目安:顔は1日、体は4〜5日テープで保護します
当院では、レーザー治療後のテープ保護は部位で目安を分けています。
顔の場合:当日〜翌日(約1日)
顔は皮膚の治りが比較的よく、テープを長く貼り続けるよりも、清潔と保湿を優先した方が経過が安定することが多いです。そのため、まずは治療当日から翌日までを目安にテープで保護します。
体の場合:4〜5日
体幹や四肢は顔よりも治りがゆっくりで、衣服の摩擦も入りやすい部位です。そのため当院では、体の場合は4〜5日程度テープを貼って保護していただきます。
洗顔・入浴はいつから?当院の目安
洗顔は翌日から可能
当院では、洗顔は翌日から可能です。
ただし、ゴシゴシこするのが一番よくありません。
-
泡で押し洗い
-
こすらない
-
タオルは押さえるだけ
-
強い水圧を当てない
洗えるようになっても、刺激は最小限にするほど経過が整いやすくなります。
入浴も翌日から可能
入浴も翌日から可能です。
ただし、長湯やサウナ、熱い湯で温めすぎると赤みが強く出やすいことがあります。数日は「短め・ぬるめ」を意識すると安心です。
治療後の薬はどう使う?当院の目安
傷の薬(軟膏)は2週間
レーザー後は、傷を乾燥させないことが大切です。当院では、治療後の傷の薬は2週間使用していただきます。
目的は、傷の保護と炎症を早めに落ち着かせることです。
2週間後からは「傷跡クリーム」へ
2週間経過したら、傷の状態を見ながら、傷跡用クリームを使っていただきます。
少しでも傷跡が目立ちにくくなるように、保湿とケアを継続するためです。
きれいに治すコツ:結局ここで差がつきます
1) こすらない(最重要)
赤みや色素沈着が長引く最大の原因は摩擦です。
無意識に触る、こする、テープを乱暴にはがす、洗顔でこする。こうした刺激があると経過が乱れやすくなります。
2) 乾燥させない(積極的に保湿する)
乾燥すると、かさぶたが硬くなり、割れて刺激になりやすいです。
軟膏やテープで保護し、「しっとり治す」方が経過が安定します。
3) 日焼け対策を徹底する
赤みが落ち着く過程で、一時的な色素沈着(炎症後色素沈着)が出ることがあります。
この時期に紫外線を浴びると濃くなりやすいので、日焼け対策はとても重要です。
よくある質問
Q. テープは長く貼った方がきれいに治りますか?
部位によります。顔は短期間(当日〜翌日)で十分なことが多く、体は摩擦が入りやすいので4〜5日保護した方が経過が安定しやすいです。かぶれやすい方は無理に続けず、指示に沿って調整します。
Q. かさぶたは取った方がいいですか?
取らないでください。無理にはがすと炎症が強くなり、赤みや色素沈着が長引く原因になります。
Q. 赤みや色素沈着はどれくらい続きますか?
部位や深さで違います。刺激(摩擦)と紫外線が強いほど長引きやすいので、「こすらない」「日焼けを避ける」が一番の近道です。
まとめ:テープと薬は「正しく使う」と結果が安定します
当院では、レーザー治療後のテープ保護は、顔は当日〜翌日(約1日)、体は4〜5日を目安にしています。洗顔と入浴は翌日から可能です。傷の薬は2週間使い、その後は傷跡クリームでケアを続け、少しでも傷跡が目立ちにくいように指導します。
治りを左右するのは、結局のところ
-
こすらない
-
保湿する
-
日焼けを避ける
この3つです。




