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頭皮の老人性イボ・脂漏性角化症|くしに引っかかるイボの治療と髪への影響
「頭にできたイボが、くしに引っかかる」
「美容室で髪をとかすときに傷つけられないか心配」
「取りたいけれど、治療したところがはげないか気になる」
頭皮に老人性イボ・脂漏性角化症ができると、髪に隠れて自分では見えにくい一方で、洗髪や整髪の際に繰り返し引っかかることがあります。
治療を考えるときには、イボを取ることだけでなく、治療後の傷あとがどの程度目立つか、髪が生えてくるかも気になるところです。
やまもと形成外科クリニックでは、病変の状態を確認したうえで、炭酸ガスレーザーによる治療を行っています。頭皮の老人性イボでも、病変が浅い場合は、毛根への影響を抑えながら炭酸ガスレーザーで除去できることがあります。
この記事では、頭皮の老人性イボの特徴、切除手術と炭酸ガスレーザーの違い、治療後の髪や洗髪について説明します。
目次
Toggle頭皮の老人性イボ・脂漏性角化症とは
一般に老人性イボと呼ばれるものの多くは、脂漏性角化症という良性の皮膚腫瘍です。顔やこめかみだけでなく、髪の生えている頭皮にもできます。
色は肌色から茶色、黒色までさまざまで、表面がざらついたものや、厚く盛り上がったものがあります。初めは小さくても、徐々に大きくなり、くしや爪に引っかかるようになることもあります。
髪に隠れて気づかなかったものを、美容室や理容室で指摘されて初めて知る方もいます。また、髪が薄くなってくると、それまで隠れていたイボが目立つようになる場合もあります。
くしや洗髪で引っかかる場合は治療できます
良性の老人性イボであれば、必ずしも取る必要はありません。しかし、次のようなことで困っている場合は、ご相談ください。
・くしやブラシに引っかかる洗髪のときに爪で傷つけてしまう
・出血を繰り返すため、病変の状態を確認したい
・美容室や理容室で傷つけられないか心配
・髪が薄くなり、イボが目立ってきた
・大きくなってきたので、良性かどうか確認したい
「髪の中だから我慢するしかない」と思わず、一つからご相談ください。
頭皮のできものは、すべて老人性イボですか?
頭皮のできものがすべて老人性イボとは限りません。ほくろや粉瘤など、ほかの皮膚腫瘍の場合もあります。見た目が似ていても、診断や適した治療方法は異なります。
また、まれに皮膚がんが似た見た目を示すこともあります。特に、急に大きくなった、出血を繰り返す、ただれが治らない、色や形が変わってきたという場合は、自己判断せず診察を受けてください。
当院では、必要に応じてダーモスコープという拡大観察用の器具を使用し、病変の色や表面の状態を確認します。診断が難しい場合や悪性が疑われる場合は、病変の一部または全体を採取し、病理検査による診断を検討します。
切除手術では、傷あとの部分に毛が生えなくなることがあります
頭皮のできものを切除・縫合する場合は、病変を含む皮膚を切り取り、周囲の皮膚を寄せて縫い合わせます。
切除した組織は病理検査に提出できるため、診断を確認する必要がある場合には有用な方法です。悪性が疑われる場合は、病変の状態に応じて組織の一部を採取する検査や切除を検討します。
一方、切除・縫合では、頭皮に線状の傷あとが残ります。傷あとの部分には毛が生えなくなることがあり、部分的な脱毛として見える場合があります。
傷あとが周囲の髪で隠れることもありますが、髪の量や傷の位置によっては目立つことがあります。大きなできものの場合は、切除範囲も含めて治療前に説明を受けることが大切です。
炭酸ガスレーザーでは、毛根への影響を抑えて治療できる場合があります
老人性イボは、皮膚の表面を覆う表皮の細胞が増殖した病変です。炭酸ガスレーザーでは、その厚みを確認しながら、病変を少しずつ削って除去します。
浅い部分にある病変では、深部にある毛根への影響を抑えながら取り除ける場合があることが、頭皮で治療する際の利点です。通常は縫合や抜糸を必要とせず、出血も抑えながら治療できます。
当院では、拡大鏡を用いて病変と周囲の皮膚を確認し、必要以上に深く削らないよう配慮します。
レーザーで毛が焼けても、また生えてきますか?
炭酸ガスレーザーを照射すると、治療する部分の髪が一時的に焼けることがあります。
表面の髪が焼けても、皮膚の中の毛根が保たれていれば、再び髪が伸びてきます。
ただし、毛の生え方には個人差があります。病変が厚い場合や、治療が深い部分に及んだ場合には、毛根に影響し、治療部位の毛が生えにくくなる可能性もあります。
レーザー治療で脱毛が絶対に起こらないわけではありません。病変の位置や厚みを診察し、治療前に髪への影響をご説明します。
治療のために髪を剃る必要はありますか?
通常、炭酸ガスレーザー治療のために、頭皮の広い範囲を剃毛する必要はありません。病変の位置や髪の状態を確認し、レーザーを照射する部分が見えるようにします。
できものが大きい場合や、髪が多くて病変の確認が難しい場合などは、治療のために周囲の髪を調整する必要があるかを含めてご説明します。
頭皮の老人性イボは、当日治療できますか?
診察で老人性イボと確認し、炭酸ガスレーザー治療が適していると判断した場合は、当日の治療が可能です。
ただし、病変の状態や数、予約状況によっては別日に治療する場合があります。また、診断が難しい場合や悪性が疑われる場合は、レーザー治療に先立ち、必要に応じて組織を採取して病理検査を行うことを検討します。
「まず良性かどうか確認したい」「髪への影響や費用を聞いてから決めたい」という方もご相談ください。
治療中の痛みはありますか?
病変の大きさや部位に応じて、局所麻酔を行う場合があります。局所麻酔が十分に効いていれば、レーザー照射中の痛みはほとんどありません。
当院では極細の針を使用し、冷やしながら注射することで、麻酔時の痛みをできるだけ軽くするよう配慮しています。小さく浅い病変では、冷却で対応する場合もあります。
治療中に痛みを感じた場合は、遠慮なくお知らせください。
治療後はいつから洗髪できますか?
頭皮を治療した場合、洗髪は原則として翌日から可能です。治療した部分を爪やくしで強くこすらないようにしてください。
治療後は軟膏を塗り、傷の状態に合わせて保護します。治療部位の大きさや数によって手当ての方法が異なるため、ご自宅での洗髪や軟膏の使用方法を治療後にご説明します。
照射後は赤みや色素沈着が生じることがあります。頭皮では周囲の髪で隠れる場合もありますが、髪の量や治療部位によって目立ち方は異なります。
炭酸ガスレーザーでも病理検査はできますか?
炭酸ガスレーザーで蒸散した組織そのものは、病理検査に提出できません。
診断が難しい場合や悪性が疑われる場合は、レーザーを照射する前に病変の一部または全体を採取し、病理検査を行うことがあります。検査結果を踏まえて治療方法を決め、病変の状態によっては切除や専門医療機関への紹介を検討します。
治療費に健康保険は使えますか?
当院の炭酸ガスレーザー治療は、健康保険の適用外となる自由診療です。費用は病変の大きさや数によって異なります。
診察時に病変を確認し、具体的な費用をご説明します。金額を確認したうえで、治療を受けるかどうかご検討いただけます。
病理検査や切除などを行う場合の保険適用については、診断と治療内容に応じてご説明します。
頭皮のイボでお困りの方へ
頭皮の老人性イボは髪に隠れて見えにくくても、くしや洗髪のたびに引っかかると気になるものです。また、治療後に髪がどうなるのか心配で、受診を迷う方もいると思います。
炭酸ガスレーザーでは、病変が浅い場合、毛根への影響を抑えながら除去できることがあります。切除・縫合が必要な場合には、傷あとや髪への影響も含めてご説明します。
やまもと形成外科クリニックでは、形成外科専門医が病変を確認し、治療方法や費用をご案内します。「くしに引っかかる」「髪をできるだけ残して治療したい」という方は、一度ご相談ください。
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