ブログBlog
気になるお悩みや最新治療について、ぜひ参考になさってください。
糸リフトでどこまで変わる?できること・できないことを医師が解説
「糸リフトをすれば、たるみは全部なくなりますか?」よく聞かれる質問です。
糸リフトは、入れれば誰でも若返る治療ではありません。 何本も入れれば、その分だけ若返るわけでもありません。
糸リフトは、下がった頬や口元の組織の位置を整える治療です。
頬が下がると、口の横にたるみが出たり、あごのラインがすっきり見えにくくなったりします。糸リフトは、こうした変化を整える治療です。
一方で、余っている皮膚そのものをなくすことはできません。
糸リフトで改善しにくいたるみを無理に引き上げても、思ったような変化が出ないことがあります。
大切なのは、何本入れるかではなく、糸リフトでよくなるたるみかどうかです。
糸リフトで改善しやすいたるみとは?
年齢とともに顔が変わって見える原因の一つが、頬などの組織の下がりです。
以前はもう少し上にあった頬の組織が下がることで、口元に重さが出てきます。
顔の輪郭がすっきり見えにくくなりますマリオネットラインが目立つようになります。
頬が下がってできた口元や輪郭のたるみを、糸で持ち上げて整える治療です。
たとえば、
- フェイスラインがぼやけてきた
- 口元にもたつきが出てきた
- 頬が少し下がってきた
- マリオネットライン周辺が重たく見える
- 大きく顔を変えず、自然にすっきりさせたい
こうした悩みであれば、糸リフトを検討する価値があります。
ほうれい線は糸リフトだけで改善できるとは限りません
ほうれい線が気になって、糸リフトを希望される方もいます。ただ、ほうれい線は原因によって治療法が変わるため、糸リフトだけで十分に改善できるとは限りません。
頬が下がったことでほうれい線が目立っている場合には、頬を持ち上げることで目立ちにくくなることがあります。一方で、深く刻まれたほうれい線は、糸リフトだけでは十分に改善しないこともあります。
そのような場合に、糸を強く引っ張ったり、本数を増やしたりしても、希望する結果になるとは限りません。大切なのは、ほうれい線の状態を見極めて、糸リフトでどこまで改善できるかを判断することです。
余った皮膚は糸リフトでは改善できません
糸リフトには、もう一つ大きな限界があります。
それは、余った皮膚そのものをなくすことはできないということです。
糸で組織の位置を動かすことはできますが、余っている皮膚が消えるわけではありません。
たるみが強く、皮膚の余りが多い場合は、糸リフトだけでは十分な改善が得られないことがあります。糸リフトとフェイスリフトは、目的やできることが異なる治療です。」。
フェイスリフトは、切開して余った皮膚や深い部分の組織を整える手術です。たるみが強い場合や皮膚の余りが多い場合には、糸リフトよりフェイスリフトの方が適していることがあります
一方で、「大きな手術はしたくない」「大きく若返らなくてもいい」「少しすっきりすれば十分」という方であれば、糸リフトを選ぶ意味があります。
どちらが優れているかではなく、どこまでの変化を希望するかで治療は変わります。
糸リフトは「自然な変化」を目指す治療
糸リフトに、フェイスリフトと同じ大きな変化を求める必要はありません。むしろ、
「手術をするほどではない」
「顔を大きく変えたくない」
「口元の重さを少し軽くしたい」
「フェイスラインをもう少しすっきりさせたい」
という希望に合う治療です。
糸リフトは、顔の印象を大きく変えるのではなく、口元やフェイスラインを自然に整えたい方に向いている治療です。
糸は何本入れればいい?
糸リフトでは、何本入れるかを気にされる方が多くいます。
ただし、本数だけで効果が決まるわけではありません。大切なのは、どの部分を、どの方向に、どの程度引き上げるかです。
顔の形や皮膚の厚さ、脂肪の量、たるみ方は一人ひとり異なります。そのため、状態に合わせて必要な位置に必要な本数を使用します。
60代・70代でも糸リフトはできる?
糸リフトは、年齢だけで適応が決まる治療ではありません。60代、70代でも、たるみの程度や希望する変化によっては選択肢になります。
ただし、皮膚の余りやたるみが強い場合には、糸リフトだけでは十分な改善が難しいこともあります。大切なのは年齢ではなく、現在のたるみの状態と、どこまでの変化を希望するかです。
「切らない=簡単」ではありません
糸リフトは大きな皮膚切開を伴わない治療ですが、リスクがないわけではありません。治療後には、腫れ、内出血、痛み、つっぱり感、凹凸、左右差などが生じることがあり、感染や糸の露出などの合併症が起こる可能性もあります。治療を受ける前に、効果だけでなく、ダウンタイムやリスクについても理解しておくことが大切です。
年齢を重ねても、少しきれいでいたい
年齢とともに顔のたるみが気になる方は少なくありません。大きな手術までは希望しないけれど、口元やフェイスラインを少し整えたいという方もいます。
糸リフトは、顔の印象を大きく変えず、自然にすっきり見せたい方にとって選択肢の一つです。
まとめ|大切なのは「糸で改善できるたるみか」
糸リフトは、余った皮膚を切り取る治療ではなく、フェイスリフトと同じ変化を目指す治療でもありません。
下がった組織を持ち上げ、口元やフェイスラインを自然に整えるための治療です。
大切なのは、何本入れるかではなく、そのたるみが糸リフトで改善できるかどうかを見極めることです。
適応をきちんと判断できれば、糸リフトは自然な変化を目指せる良い治療です。
糸リフト(スレッドリフト)の詳しい治療内容はこちら
糸リフトについて、施術の流れや使用する糸、ダウンタイム、リスク、費用などを詳しく知りたい方は、当院の糸リフト治療ページをご覧ください。





