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ワキガ手術の傷跡はどのくらい残る?
ワキガ手術を検討している方からよく受ける質問の一つが、ワキガのにおいは改善したいけれど、傷跡は残りませんか? です。
特に若い方や女性の患者さんでは、においの悩みと同じくらい傷跡を気にされる方が少なくありません。
実際のところ、ワキガ手術では皮膚を切開するため、傷跡がまったく残らないわけではありません。
しかし、傷跡の大きさや目立ち方には個人差があり、手術方法や術後の経過によっても変わります。
今回は、形成外科で行うワキガ手術の傷跡について詳しく解説します。
ワキガ手術ではなぜ傷跡ができるのか
ワキガの原因はアポクリン汗腺です。
保険診療で行われるワキガ手術では、このアポクリン汗腺を直接取り除く必要があります。
そのため、ワキの皮膚を切開し、皮膚の裏側にある汗腺を除去します。
汗腺を取り除く以上、どうしても切開が必要になるため、傷跡を完全にゼロにすることはできません。
しかし形成外科では、
- においの改善
- 傷跡の目立ちにくさ
- 皮膚への負担の少なさこれらのバランスを考えながら治療を行います。
ワキの傷跡はどこにできるのか
傷跡はワキのしわに沿って作られる
一般的なワキガ手術では、ワキの中央部分に数センチ程度の切開を行います。
傷跡はワキのしわの中に位置するため、腕を下ろした状態ではほとんど見えません。
日常生活の中で他人から見られることは少なく、多くの患者さんは時間の経過とともに気にならなくなります。
腕を上げると見えることはある
ノースリーブや水着などで腕を大きく上げた場合は、傷跡が見えることがあります。
ただし、傷跡の色や幅は時間とともに落ち着いていくことが多く、半年から1年程度かけて徐々に目立ちにくくなります。
傷跡はどのように変化するのか
手術直後
手術直後は赤みがあります。
縫合した部分は線状の傷として見えますが、これは正常な経過です。
数か月後
赤みが徐々に薄くなり、硬さも改善していきます。
この時期はまだ傷跡が気になることがありますが、多くの場合は経過観察で問題ありません。
半年から1年後
傷跡は白っぽい線となり、かなり目立ちにくくなります。
形成外科の手術では傷跡をできるだけ目立たなくする重要な目的の一つです。
そのため、においだけでなく傷跡にも配慮して治療を行います。
しかし 目立ちやすい傷跡(肥厚性瘢痕)になることもあります。
傷跡が目立ちやすい人の特徴
体質による違い
傷の治り方には個人差があります。
- 傷が赤くなりやすい
- ケロイド体質
- 肥厚性瘢痕になりやすい
といった体質の方では、傷跡が目立つ可能性があります。
過去に手術やけがの傷が盛り上がった経験がある場合は、診察時に医師へ伝えておくことが大切です。
術後の安静が守れない場合
ワキは日常的によく動く部位です。
術後早期に無理な運動や重い荷物を持つ動作を繰り返すと、傷に負担がかかることがあります。
適切な術後管理は傷跡を目立ちにくくするためにも重要です。
傷跡よりも注意したい皮膚トラブル
ワキガ手術では傷跡だけでなく、皮膚の血流にも注意が必要です。
アポクリン汗腺は皮膚の裏側に広がっているため、汗腺を取り除く際には皮膚への負担がかかります。
においをなくしたいからといって過剰に組織を除去すると、
- 傷が治りにくい
- 皮膚が薄くなる
- 色素沈着が残る
- 皮膚が壊死する
などの問題が起こる可能性があります。
形成外科では、においを減らすことだけでなく、皮膚に無理な負担をかけないことや、傷跡ができるだけ目立ちにくく治ることも考えながら手術を行います。
傷跡が心配な方は診察で相談を
ワキガ手術を希望される方の中には、傷跡が怖いから手術を受けるべきか迷っている という方も少なくありません。
そのため、
- ワキガの程度
- 年齢
- 生活への影響
- 傷跡への考え方
によって適した治療は変わります。
軽症の場合は、
- 制汗剤
- ボトックス治療(腋汗を抑える)
- 医療脱毛
などが選択肢になることもあります。
一方で、においによる悩みが強い場合には、手術によって大きな改善が期待できることもあります。
まとめ
ワキガ手術では皮膚を切開するため、傷跡は残ります。
しかし傷跡はワキのしわの中に位置することが多く、時間の経過とともに目立ちにくくはなります。
形成外科でのワキガ手術では、においを減らすことだけを目的にするのではありません。
においの改善
傷跡の目立ちにくさ
皮膚への負担
傷の治り方
術後の日常生活への影響
これらのバランスを考えながら治療を行います。
傷跡が心配な方は、まずは診察で相談し、自分にとってどのような治療が適しているのかを確認することをおすすめします。
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