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女性のワキガ(腋臭症)|においの悩みや特徴、受診の目安を医師が解説
ワキガは、男性だけにみられるものではありません。女性にもワキガ体質の方がおり、当院でも「自分がワキガなのか確認したい」という女性からの相談があります。
「自分のワキのにおいが気になる」
「周囲ににおっていないか心配」
「服のワキが黄ばむのでワキガではないか」
こうした悩みがあっても、本当にワキガなのかを自分で判断するのは簡単ではありません。
また、「この程度で受診していいのだろうか」「ワキガではなかったら恥ずかしい」と考えて、相談をためらう方もいます。
最初から治療や手術を受けると決める必要はなく、ワキガかどうかを確認するための診察だけでも構いません。
この記事では、女性のワキガについて、においが生じる原因やよくある悩み、遺伝との関係、受診の目安について解説します。
女性にもワキガはあります
ワキガは、医学的には腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれます。
ワキガのにおいに主に関係するのは、ワキにあるアポクリン汗腺です。
アポクリン汗腺から分泌された汗そのものに強いにおいがあるわけではありません。分泌物に含まれる成分が皮膚表面の細菌によって分解されることで、特徴的なにおいが生じます。
アポクリン汗腺は女性にもあるため、ワキガは男性特有のものではありません。
女性のワキガでは、におい以外の悩みもあります
女性の患者さんからは、においそのものだけでなく、次のような悩みを聞くことがあります。
・服ににおいが残るのが気になる
・白い服のワキが黄ばむ
・人と近くで話すのが不安
・職場や電車で周囲ににおっていないか気になる
・パートナーに気づかれないか心配
こうした悩みは、実際のにおいの程度とは別に、日常生活の負担になることがあります。
ただし、においが気になる、服が黄ばむというだけで、必ずワキガというわけではありません。
汗や皮脂によるにおいをワキガだと思っている場合もあります。また、衣類の黄ばみも、汗や皮脂、制汗剤などで起こることがあります。
「自分はワキガかも」と思っても、違うことがあります
ワキのにおいは、自分では判断しにくいものです。
自分ではワキのにおいを強く気にしていても、診察では腋臭症とは判断されないことがあります。
反対に、自分ではあまり気づいておらず、家族などから指摘されて受診する方もいます。
また、周囲の人のしぐしだけで「自分はワキガだ」と決めつける必要はありません。
ワキガかどうかを考えるときには、においだけでなく、耳あかの状態や家族歴、衣類の黄ばみなども参考にします。
それでも自分だけで正確に判断するのは難しいため、気になる場合は一度医療機関で確認してもよいでしょう。
生理や妊娠、更年期でワキガになる?
生理や妊娠、更年期など、体の変化に伴って汗の量や体臭の感じ方が変わることがあります。
ただし、こうした変化だけで新たにワキガになるわけではありません。
ワキガはもともとの体質が関係しており、汗の量や皮膚の状態などによって、においが気になりやすくなることがあります。
「最近ワキのにおいが気になるようになった」というだけで、ワキガになったと決めつける必要はありません。
ワキガは遺伝と関係があります
ワキガには遺伝的な要素があります。
そのため、「自分がワキガなので、子どもにも遺伝するのではないか」
と心配して相談される方もいます。
両親のどちらか、あるいは両方がワキガ体質の場合、子どもにもその体質が受け継がれる可能性があります。
ただし、体質を受け継いだからといって、必ず同じ程度の症状が出るわけではありません。
同じ家族でも、ほとんど気にならない方もいれば、治療を考えるほど症状が強い方もいます。
「この程度で受診していいの?」と思わなくて大丈夫です
「においがそれほど強くなかったら、病院へ行くほどではないのでは」
「ワキガではなかったら恥ずかしい」
「診察を受けたら手術を勧められるのでは」
こうした心配から、受診をためらう方もいます。
しかし、自分がワキガなのか確認したいという理由で受診して構いません。
実際には、患者さん本人がワキガだと思って受診しても、診察の結果、腋臭症ではないと判断することがあります。
また、腋臭症であっても、症状が軽ければ手術を勧めないことがあります。
まずは本当に腋臭症なのか、どの程度なのかを確認し、そのうえで治療が必要かどうかを判断します。
診察を受けたからといって、必ず治療や手術を受ける必要はありません。
ワキガの手術は誰でも保険で受けられるわけではありません
腋臭症と診断され、保険診療の対象となる手術を行う場合には、健康保険が適用されることがあります。
ただし、「ワキガが気になる」「保険で手術を受けたい」という希望だけで、誰でも保険で手術を受けられるわけではありません。
診察では、においの程度や日常生活への影響などを確認し、手術の適応があるかどうかを判断します。
また、手術には血腫、皮膚のトラブル、傷あと、ひきつれなどの合併症が起こる可能性があります。
当院では、手術の効果だけでなく、術後の経過や合併症についても説明したうえで、手術を受けるかどうかを検討していただいています。
説明を聞いた結果、手術を受けないという選択をされる方もいます。
まとめ
ワキガは男性だけのものではなく、女性にもみられます。
女性の場合、ワキのにおいだけでなく、衣類の黄ばみや人との距離、周囲ににおっていないかという不安が悩みにつながることもあります。
ただし、自分でにおいが気になるからといって、必ずワキガとは限りません。
「自分はワキガなのだろうか」
「この程度で相談していいのだろうか」
と悩んでいる場合でも、最初から治療や手術を受けると決めて受診する必要はありません。診察だけでも構いません。
まずは本当に腋臭症なのかを確認し、そのうえで治療を受けるかどうかを考えていけばよいでしょう。
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腋臭症(ワキガ)の治療について
当院では、診察で腋臭症の程度を確認したうえで、治療が必要かどうかを判断しています。
保険診療による手術をご希望の場合でも、すべての方に手術をおすすめするわけではありません。
ご相談・ご予約
「自分がワキガなのか確認したい」という段階でもご相談いただけます。





