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逆さまつげの日帰り手術|手術の流れ・術後経過を形成外科専門医が解説
「逆さまつげの手術は痛いのでしょうか」「入院は必要ですか」「仕事や学校は何日休めばよいですか」など、手術前には痛みや術後の生活について、さまざまなご質問をいただきます。
当院の逆さまつげ手術は、局所麻酔による日帰り手術で、入院は必要ありません。 麻酔の注射時には痛みがありますが、麻酔が十分に効いた状態で手術を進めます。術後の腫れや内出血、仕事・学校への復帰についても、手術前にご説明します。
逆さまつげは、まつげが角膜に当たり、涙や目やに、異物感、充血などを繰り返す原因になります。ただし、すべての方に手術が必要なわけではありません。当院では、眼科で確認した角膜の状態と、まぶた・まつげの状態を踏まえて手術の必要性を判断し、保険適用となる場合には健康保険で治療しています。
この記事では、逆さまつげ手術の痛み、当日の流れ、術後の腫れや抜糸、仕事・学校へ戻る際の注意点について解説します。
目次
Toggle手術が必要になるのはどのような場合ですか
逆さまつげがあっても、すべての方に手術が必要なわけではありません。まつげの当たり方や症状、眼科で確認した角膜の状態を踏まえて判断します。
手術を検討するのは、まつげが当たって角膜に傷がついている場合や、涙・異物感・充血などが続き、日常生活に支障がある場合です。まつげを抜くと一時的に楽になっても、生え直すたびに症状を繰り返す場合も、手術を検討する理由になります。
一方、症状が軽く、角膜への影響も少ない場合には、眼科で状態を確認しながら経過をみることもあります。
手術前には眼科で角膜を確認します
当院では、逆さまつげの手術を検討する患者さんに、眼科受診をお願いしています。まつげによる角膜の傷や、眼表面にほかの異常がないかを確認するためです。
眼科の診察結果と、まぶた・まつげの状態をあわせて確認し、手術の必要性や適した手術方法を判断します。
手術はどのように行いますか
手術は局所麻酔で行います。麻酔の注射時には痛みがありますが、麻酔が効いたあとは、手術中に強い痛みを感じることは多くありません。ただし、引っ張られるような感覚を覚えることがあります。手術時間は、両側で約1時間です。
逆さまつげの原因はさまざまで、下まぶたの皮膚や眼輪筋、まぶたを支える組織の状態が関係していることがあります。
当院では、皮膚を切開し、まつげの下にある組織とまぶたを支える組織を固定することで、まつげが角膜に当たりにくい状態に整えます。
単に皮膚を切除するだけでなく、原因やまぶたの状態に合わせて矯正することが、十分な効果を得て再発のリスクを抑えるために大切です。
手術で最も大切にしていること
逆さまつげの手術では、皮膚をどれだけ切除するかだけでなく、まぶたの状態に合わせた調整が大切です。
皮膚を切除し過ぎると、下まぶたが外側へ引かれ、不自然な形になることがあります。一方、切除量が少な過ぎると、十分な矯正が得られず、再発の原因になることがあります。
そのため、手術では次の点を確認します。
・逆さまつげの範囲
・皮膚の厚さや余り
・左右差
・まぶた全体の形
同じ逆さまつげでも、まぶたの状態は一人ひとり異なります。これらを踏まえ、切開する位置や皮膚の切除量、組織を固定する位置を調整しています。
手術後の流れ
手術後は、30分ほどまぶたを冷却し、出血や体調に問題がないことを確認してから帰宅していただきます。
日帰り手術のため、入院は必要ありません。
術後の経過
術後は、まぶたに腫れや内出血がみられることがあります。程度や落ち着くまでの期間には個人差がありますが、時間の経過とともに改善していきます。
仕事は翌日から可能ですが、手術部位にはテープを貼った状態になります。 抜糸は通常、手術の5~7日後に行います。
手術当日は、激しい運動や飲酒を控えてください。洗顔やシャワーを再開する時期については、手術後にご説明します。
術後も眼科を受診していただき、まつげによる角膜への影響が改善しているかを確認してもらいます。
合併症について
逆さまつげの手術では、次のような合併症が起こる可能性があります。
・腫れ、内出血
・出血
・感染
・傷あと
・左右差
・矯正不足や過矯正
・下まぶたの外反
・再発
当院では、手術前にこれらの合併症についてご説明し、ご理解いただいたうえで手術を行っています。
形成外科専門医としてお伝えしたいこと
逆さまつげで、まつげが角膜に当たる状態が続くと、目への刺激が繰り返されます。ただし、すべての方に手術が必要なわけではありません。
当院では、まぶたやまつげの状態と、眼科で確認した角膜への影響を踏まえ、経過をみてよいのか、手術を検討した方がよいのかをご説明しています。
「手術が必要か知りたい」という段階でも構いません。逆さまつげでお困りの方は、ご相談ください。
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